ミミズの法則とも言う。
英雄VS紳士 因縁の対決が今始まるッ!
オリ設定!
オリ展開!
嫌いな人は読み飛ばしッ!
ーーディオドラ視点ーー
おいおいおいおいおいおいおい。
なーんでアイツ等がココにいるんだ?
アジュカ様からの連絡は来てないぞ?
・・・向こうで何か異常でもあったか?
しかもなんか赤龍帝がコッチを睨んでるし。
まさかとは思うが、僕がアジュカ様の命令を
受けて動いてるってことを知らないとか無いよな?
と言うかゼファードルッ!君は僕の護衛だろ?!なんでさっさと消えてるんだよ!
鎧武者さんも顔は見えないけど面倒だと
思ってるだろ?!
「・・・ディオドラ、貴方はここで何をしていたのかしら?」
僕が脳内で色々考えていたら『英雄様』が僕に
そんな質問をしてきた。
しかし「ココで何をしていた?」と来たか。
一体奴等の目にはどう映ってるのやら。
しかし何でそんなに偉そうなんだ?そもそも
コイツは避難するように命令が出てたよな?
撤回する理由は無いから、明確な命令違反。
独房や営倉が有れば叩き込むレベルだよな。
となれば、現場指揮官である僕が取るべき行動は・・・
「何をしていたか?当然仕事だよ。アジュカ様からの勅命を果たしていただけさ。君こそココで何をしているんだ?君には避難命令が出ていたはずだぞ?」
僕がアジュカ様の部下で、禍の団のスパイを
してたことを匂わせると同時に、避難命令が
出たお飾りのお前とは違って魔王様から仕事を
任せられていると言うことをアピールしとかないとな。
この場の指揮権は僕にあるんだ。
それに何より「テロリストだと思ってました」
なんて勘違いをされて、コイツらから攻撃を
受けるなんて間抜け過ぎる。
コイツらは気分で敵を認定してくるからな。
その後で適当な言い訳を使って逃げるような奴等だ。
その為、まずは言い訳が出来ないような状況を作る必要が有る。
「やっぱりアジュカ様のスパイだったのね・・・それじゃあ貴方が連れ去ったアーシアは無事と言うことで良いかしら?」
おいおいおい。
質問に質問で返すなよ。せめて僕の質問に答えてからだろ?
つーかアーシアさん?奥で普通に寝てるぞ。
とは言え「泣き疲れて寝てる」とか言えば
間違いなく勘違いしてくるよなぁ。
いや、むしろベッドで寝てるってだけで勘違いしてきそうな予感がする。
連中はとにかく自分が気に入らないのを殴る理由が欲しそうだしね。とりあえずは答えてやろう。
・・・むしろこうして失点を重ねれば、今後コイツらがグレモリー領の外に出て来ることが無くなるかも知れないな。
流石に勘違いで戦闘なんて無様を晒す気はないけどさ、命令違反やら何やらをきっちり映像と音声に残そう。
「無論、彼女は僕の仕事の邪魔にならないようにキチンと保護してるさ」
軽く質問には答えてやるよ。ついでに軽く煽るくらいはしても良いよな?
いくらなんでも、この程度で味方と戦闘をしようとは思わないだろう。
「仕事の邪魔?そもそも貴方の仕事とは何?」
不機嫌そうに尋ねてくる『英雄様』。いや、少しは自分で考えろよ。つーかなんでお前に教える必要が有るんだ?
あぁ、駄目だ、コイツらが自分で考えた結果が現状の命令違反なんだもんな。
「知る権利がー」とか騒がれても面倒だし、しっかりと誤解の余地が無いように教えてやらねばならん。
こう言う猪の手綱を握るのも文官の仕事だ。
「見ての通り、テロリストの殲滅だよ。具体的には、そこに倒れてる旧魔王派の幹部であるシャルバ・ベルゼブブや、先日君たちが回復させて逃がしたテロリスト共の処理だね」
僕が指差した先にある、首がない二つの死体を見る『英雄様』御一行。間違っても治療だの悪魔の駒での復活だのをさせないようにしないと。
「ちなみにコイツもそうだ。一度逃げておきながら、再度我々に挑みかかって来たからね。捕虜にするために生かしてるが、ソレ以上の扱いをする気はない。しっかりと両腕を落として傷口を焼いて止血してるのさ」
馬鹿が可愛そうだとか騒ぐ前に釘を刺す。
「そしてアーシア・アルジェント。彼女は自衛手段が無く、更に目の前に居る敵も癒やそうとするからね。ハッキリ言えば戦闘の邪魔だ。だから別室にて待機して貰ってるよ」
今のお前らも相当邪魔だけどな。
「なんだと?!アーシアの優しさを何だと思っていやがるッ!」
僕の言葉に答えたのは『英雄様』ではなく、その下僕。
邪魔だって言ったばかりなのに「何だと思ってる?」と聞かれてもねぇ。
自衛が出来ないのと敵を癒やすのが邪魔以外の何だと言うのやら。しかも論点をずらしてるし。
その上、主と現場指揮官の僕との会話に割り込み、口の聞き方も全然改善されてない。
コレはアレだ。もう脊髄反射の領域だ。つまり赤龍帝は爬虫類じゃなく昆虫だったと言うことだろうか?
うーん。大発見かも知れないけど、
今は放置だ。コイツと会話してると
頭がおかしくなるからね。
・・・そもそも会話にならないんだけどさ。
とりあえず今後の為に『英雄様』から失言を頂くとしよう。
「さて僕は質問に答えたよ?次は君が答える番だ、リアス・グレモリー。君は命令違反を犯してまで、ココに何をしに来たんだい?」
「なっ?!シカトかよッ!」
シカトも何も、そもそも発言権なんか無いだろ。
もう少し自分の立場ってヤツを自覚しろよ。
そしてお気に入りがシカトされて不機嫌になった
『英雄様』。お前も心して答えろよ?返答に
よっては家を継ぐ前にグレモリー家が滅ぶぞ?
「・・・合流しに来たのよ」
「は?」
合流?何と?
『英雄様』が悔しげに呟いたその言葉の意味を考えるが、済まない・・・素直じゃない僕の思考回路はショート寸前だ。今すぐアジュカ様に会ってコイツを押し付けたい。
「お話中失礼致します。私はリアス・グレモリーに仕える戦車の人狼、ルー・ガルーと申します。ディオドラ・アスタロト様と直接お話が出来る身分ではございませんが、今は緊急時として、私に状況説明の為の発言をお許し願えませんでしょうか?」
動きを止めた僕を見かねてか、向こうの眷属が説明を買って出てくれた。
「あ、あぁ、是非頼む。それと緊急時だからね。口調についてもそれなりに礼儀を払ってるとわかれば、特に咎めないと約束しよう」
『英雄様』や女王の頭の中に虫が湧いてるのは有名な話だし、その原因とも言える赤龍帝とは関わるなと言うのはもはや常識。
『英雄』一味の良心と呼ばれる彼が間に入ってくれるなら正直助かる。
「御厚情ありがとうございます。それでは説明をさせて頂きます。元々私たちが避難していた場所は設備は整っておりましたが、外壁が厚く、外の状況がわかりづらい場所でした」
ふむ。まぁそうだろうね。
何時でも何処でも発情&暴走するコイツらを隔離するなら、余程しっかりとした設備が必要だ。
狭いだの汚いだの空腹だのと言われないように、最低でも風呂・トイレ・ダイニングにキッチンは必要だよね。
あぁついでに寝室もか?
もはや避難場所と言うよりは簡単な別荘だけど、高位貴族のシェルターなんてそんなもんだしね。
「それならば下手に外に出ずに、室内で黙って寝てれば良いじゃないか?何故態々設備が整ったシェルターから出てくるんだ?」
いやマジで。
「なっ?!すぐ側で戦争をしていると言うのに、私たちは黙って寝ていろと言うの?!」
『英雄様』が喚き出すけど、その通りだよ。邪魔だから引っ込んでろって言うのが関係者各位の総意だ。
人狼も迷惑そうな顔をしているが、角度的に見えないみたいだね。
とは言え、彼の立場を考えたら、主君が喋り出したら無視は出来ないよなぁ。
「上層部が君に求めたのは参戦ではなく避難だ。ならば君はソレに従う義務があるだろう?」
参戦されたらコイツに護衛をつけなきゃいけないし、自爆覚悟で狙われて負傷されても面倒だ。
『英雄様』の仕事は、連中を釣った時点で終わりなんだよ。
「くっ!」
惜しい。その後に「殺せ!」とか言ったら、容赦なく眷属を殺してやるのに。
「しかし我々にも何か出来ることが有るのでは・・・」
女王が喋り出すが、フォローのつもりか?
「黙れよ。僕がいつ君に発言の許可を出した?」
コイツはダメだ。前回のソーナとのゲーム前に何をしていたか、リアルタイムで見てた僕たちは知ってるからね。
完全な色情狂。コイツとは話す価値が無い。
「・・・っ!」
「朱乃さんになんてことをっ?!」
悔しそうに歯噛みする女王と、ソレを見て僕に噛みつく赤龍帝・・・もしかしてその女王が僕と同格と思ってるんじゃないだろうな?
内輪で『英雄様』が同格扱いしてるのかも知れないけど、世間一般ではただの眷属悪魔だからな?
バラキエルの娘だからって、悪魔社会には関係無いし。
とりあえず説明が途中で、どうしたら
良いかわかってない彼に助け船を出そうか。
「話の途中ですまないね戦車君。話を続けて貰えるかい?」
悪いのは君の主であって、僕や君じゃないけどね。
「はっ!我々はアザゼル総督から通信機を預かり、総督の指示で避難をしておりました」
度重なる無視を受けて表情がアレになってる赤龍帝を無視して、戦車君が報告を続ける。
そこまでは当然知ってる。問題はそこから何で態々出てきたか、そして合流とは何を意味しているのかって話だよ。
頷く僕を見て、言葉を続ける戦車君。
苦労してるよなぁ。彼も頭痛薬か胃薬を常備してるんだろうか?
「そこで待機している中で、赤龍帝の籠手を持つ当方の兵士が白龍皇がこの場に現れたことを感知しました」
白龍皇?あぁ、そう言えば二天龍とか呼ばれてて、お互いが引き合うんだっけ?
頭が無い死体をチラ見するが、今のところはしっかり死んでるみたいだ。
悪魔の駒が復活させることが出来る猶予時間とかが良くわからないけど、とりあえず頭が無ければ大丈夫だろう。
アーシア・アルジェントの治療で回復されたり、フェニックスの涙を使われたりしなければ、このまま放置でもよさそうだけど・・・
しかし白龍皇が来たからと言って、何故コイツらが出てくることになるんだ?
「それで、堕天使陣営の本拠地で訓練を
受けていた赤龍帝から、白龍皇がアザゼル
総督の命令で特殊任務に当たっていると言う
情報を得ておりまして・・・」
おいおいおいおーーーーーい!
「・・・つまり、白龍皇を味方の救助か何かと思ったと言うわけかい?」
恐る恐る聞けば黙って頷く戦車君。
合流って白龍皇とかよ!
たしかに僕も白龍皇が二重スパイだって
言う情報は貰ってたけど、あの様子じゃ
普通にテロリストだよな?
スパイが一心不乱にゼファードルに殴りかかる意味がないし。
連れてた2人は間違いなくテロリストだから、
ソレこそ「スパイとは知りませんでした」って
言って殺されても文句は言えないぞ!
まぁゼファードルはなんか確信が
有ったみたいだけど、おそらくオセ様
経由で情報が来てたんだろうな。
現場指揮官の僕に教えなかったのは、事前に
白龍皇が来るなんて知らなかったからか。
それならシカタナイネ。
つまりゼファードルは良い。命令違反でも何でもない。問題はこの馬鹿共だ。
「では今回勝手な思い込みで行動したのは、
アザゼル総督と連絡が取れなかったからかな?」
僕がアジュカ様と連絡が取れないように、
向こうも連絡が着かないのかもしれない。
そうじゃなかったら、アザゼルの立場なら
白龍皇との合流は絶対に妨害しようと
するだろうからね。
仲間面して近づいた『英雄様』に対して、
白龍皇が「自分はスパイじゃない!」
なんて言ったらソレだけで大問題だし。
「はっ!その通りです」
ふむ、さすが『英雄』だ。兵士としてはクズだな。
現状維持で命の危険が無いなら、上司と
連絡が取れない場合は黙って待つべきだろう。
ソレをしないで、勝手に避難場所から
出てきて、僕を敵認定してるわけだ。
溜息が出る。さっさと引っ込ませよう。
「はぁ・・・話にならないね。あぁ、説明
ご苦労様。助かったよ。
では今回アジュカ様から現場指揮官として
任命された僕が、アザゼル総督に変わって
君たちに指示をだそう。
さっさと避難場所に戻れ。向こうから連絡
が来るまで待機だ」
さっさと帰れ。目の前から消えてくれ。
「なんだと?!またあそこに戻れって言うのかよ!」
そーだよ。そう言ってるんだ。
「・・・貴方がアジュカ様から現場指揮官と
任じられたと言う証拠は有るのかしら?」
喚く赤龍皇を無視してたら、『英雄様』が
そんな事を言ってきやがった。
「証拠?そんなの後から本人に聞けば
良いだろ?僕が嘘を吐いてたとして、
君らを安全な避難場所に移動させることで
僕にどんな得が有るっていうのさ?」
頭痛と胃痛の元が無くなるってのは有るけどね。
「確かにそれはそうだけど・・・」
不服そうだなぁ。だけどそんなの関係ないんだよ。
「リアス・グレモリー。すでに指示は出した。
いや、指示と言う言い方が悪かったかな?
コレは命令だ。君の納得なんか必要ないんだよ」
戦場で、納得できないから動きません!
なんて抜かす兵士なんか要らないんだ。
少し痛い目に遭わないとわからないのかな?
この場で本人か眷属を痛めつければ良いかも
しれないけど、コイツの後ろにいる妹魂がなぁ。
「ふざけるな!俺たちだって戦える!
それに、さっさとアーシアを返せよ!」
返せって・・・僕がスパイだと知ったなら
保護したことくらいわからないのかねぇ?
感謝の気持ちも無くコレって、ホントやる気失せるわー。
「私の眷属をゴミを見るかのような目で
見るのは止めて欲しいわね。
それにイッセーが言うように、アーシアを
引き取らせてもらうわ。
まずは彼女の無事を確認させて頂戴」
眷属も眷属なら主も主だ。
どんだけ無礼なんだよ。
まぁいいや()。僕だってコイツの眷属の
面倒なんか見たいわけじゃないしな。
なんなら熨斗つけて返してやるよ。
「ゼファードル!彼女を連れてきてくれ!」
どーせ寝てるか、エスプレッソでも飲んでるんだろ?
ゼファードルも奥で休んでるだろうし。
連れてきてもらおう。
「ゼファードルですって?!」
ん?『英雄様』はアイツを見てなかったか?
フフフ、ならば一石二鳥だ。アイツも巻き込んでやる!自分だけ逃げようなんて許さないからな!
対決はしてるよね。
紳士、ことごとくフラグを回避するの巻。
馬鹿な!見えていないはずだッ?!
コレを避けるだと?!
えぇい!ヤツは化物かっ!!ってお話。
YOSHITUGUすら操る、悪魔の如き智謀の持ち主。
今は悪魔が微笑む時代だ!
巨悪に挑む英雄の運命や如何に!?
Q・何故英雄は成長しないのか?
A・成長する機会を与えてないから。
危機感も無ければ成長に必要な経験も
足りてないので、成長してません。
周囲もレベルアップより隔離を選んでます。