とある師弟のD×D   作:カツヲ武士

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何と言うか・・・スランプ?

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第93話

ーーソーナ視点ーー

 

オーディンが駒王町に来るから、その案内役と

言われても・・・

 

「そもそもオーディン様は何をしに駒王町に来るんですか?」

 

観光なら別にココである必要は無いですよね?

 

『んーとねぇ。まぁソーナちゃんなら大丈夫かな?・・・日本神話の人に言っちゃダメだよ?』

 

その危険すぎる前置き止めてくれませんかね?!

 

「あ、私は仕事がありますのでコレで失礼します」

 

「あぁ、そうだな私も巡回だった。では魔王様、シツレイシマス」

 

椿姫!ヨシコ=サンまで?!

 

『あ、はーい。頑張ってね~☆』

 

お姉様はその2人が退出するのを止める

どころか、むしろ好都合とでも言うように

彼女たちを送り出す。

 

ひ、秘密を守ると考えれば良い事なんで

しょうけど、何か納得がいかないわ!

 

2人が居なくなったことで私一人になった

ことを理解したお姉様は、キョロキョロと

自分の周囲を見て聞き耳を立ててる者が

いないかどうかを確認しているようだ。

 

いや、そんなにヤバイ情報なら知りたくないんですけど・・・

 

任務の内容に突っ込んだ私が馬鹿だったの?

 

『えっとね?オーディン様とアザゼルは、

以前駒王学園でコカビエルが使った

魔法陣の再現をする気なんだ』

 

もう話し始めたし!

 

後悔は後!聞いた以上はきちんと理解しないと!

 

だけど内容がおかしくないですかね?

 

「魔法陣の再現・・・ですか?」

 

確かコカビエルって、リアスには街の破壊が

どうこう言ってたけど、実際はあの事件

そのものが禍の団の連中を誘き寄せる為の

狂言で、ココでの戦闘の衝撃やら何やらを

外に出さない為のモノだったのよね?

 

その痕跡はリアスが跡形もなく消し去ったけど・・・再現?

 

あぁ、もしかして映像でも撮ってたのかしら?

もしくはオセ様とかが記録を撮ってた可能性が

高いわよね?ソレを貰ったとか?

 

『そう、その魔法陣には色んな秘密が有って、

アジュカちゃんもファルビーも近い内に

調査に行くことになるんだって』

 

魔王が何してんの?!

 

「魔王様のフットワークが軽すぎませんかねぇ?!」

 

いや、オーディン様の格を考えれば、魔王様が

動くのも当たり前かもしれませんけど!

 

先日サーゼクス様がオーフィスと戦って

致命的な致命傷を負ったばかりですよね?!

 

『私もそう思わないでもないけど、コレは

最優先でやらないとダメなんだよ。

だからオーディン様が学園で何をするか、

しっかり見定めてね?』

 

真顔で告げられる任務を聞き、リアルに

肩にナニカが乗ったような錯覚を覚える。

 

・・・責任が重すぎませんか?

 

「いや、私は学生でしがない管理者ですよ?

言ってしまえば町長です。町長に一国の王様を

出迎えさせるっておかしくないですか?」

 

悪魔の中で北欧神話群の扱いがどうなってるのかわかりませんけど、少なくとも格が違いますよね?

 

だから外交官出してください。ディオドラとか。

 

『そう言われちゃうとそうなんだけど~

でもでも案内役としては現地の町長さんが

居ても問題ないと思わない?』

 

私の言外のメッセージは軽く受け流され、

ある意味正論のようなものを笑顔で叩き込んできたお姉様。

 

ま、まぁ、所詮は案内役ですもんね。

 

「では、それ以外はどうなるんです?

護衛とか饗応役が必要だと思いますけど?」

 

いや、私たち悪魔勢力でオーディンを護衛

出来るのなんかオセ様たちしか居ないで

しょうけど、まさかあのヒト達を護衛に

なんか出しませんよね?

 

『護衛はゼファーちゃんで、饗応役は

コッチでは出さなくて良いみたい。まぁ

向こうも遊びに来るわけじゃないからね』

 

ゼファードルか・・・彼はファルビウム様の

血族で白龍皇を討ち取った武功もある。

 

オーディン様も気に入ってたみたいだし、

彼は特に問題ない、か。

 

「そう言えばアザゼル総督も来るんですよね?そちらはどうなるんです?」

 

基本的にアザゼル総督も聖書の陣営では

あるけど、堕天使陣営のトップでしょ?

 

魔王様と同格と考えれば護衛が必要よね?

 

『アザゼルに関しては自分で用意するみたい。

一応信頼の証としてゼファーちゃんやソーナ

ちゃんが付くのは認めるけど、やっぱり

ついこの前まで戦争状態だったし、さらに

負傷から回復したばっかりだからね。

何か有ってソーナちゃんのせいにされても

困るし。私もそれでいいかなぁって☆』

 

あぁ、サーゼクス様と共にオーフィスと戦った

んですよね?そして一定時間戦った後でやはり

自分たちではオーフィスには勝てないと判断した

サーゼクス様が、来賓であるアザゼル総督を

巻き込めないと言うことで彼を脱出させたらしいけど・・・

 

これに関しては何と言うか、どこまでが本当なんだかわからないわ。

 

あの場にオーフィスが居たのは事実らしいし、

サーゼクス様がクルゼレイ・アスモデウスを

討ち取ったのも事実。

 

だけどその後が微妙なのよ。

 

オーフィスでしょ?それぞれの神話が恐れる

無限の龍神でしょ?ソレと戦って何故

サーゼクス様はまだ生きてるの?

 

嬲る趣味とかはないだろうし、そもそも

オーフィスと戦って逃げれるの?

 

私なんかシロネ様から逃げれる気がしないんだけど?

 

『とりあえずそんなわけだから、よろしくね!

コレもソーナちゃんの評価になるんだから☆』

 

私が考え込んでるうちにそう言って話を終わらせに来たお姉様。

 

いつもならもっと下らない話をしたりして

長引かせようとするのに、そんな余裕は

無いのだろう。

 

お忙しいのはわかる。それに私の評価も、ね。

そんなのはどうでもいい!なんて言えない。

今まで散々迷惑かけてきたし。

そもそも貴族は評判や名声を求めるモノ。

今までは相当風当たりがキツかったのよね。

 

実家やお姉様にしてみれば、引きこもりが

社会復帰したような感じかしら?

 

それなら今まで迷惑をかけた分、任された仕事はきちんとしないと!

 

「わかりました。万全の状態でオーディン様をお迎えさせて頂きます」

 

私がそう言えば、心底安心したような顔で

『ヨロシク☆』と言って通信を切るお姉様。

 

私が「仕事を押し付けられた!」と言って

不満を言うのを恐れていたのだろうか?

 

まったく、私はそこまで子供じゃないですよ。

 

お姉様の気遣いが嬉しいやら気恥ずかしいやらでどんな表情をして良いのか分からなくなる。

 

だけど今の私たちにそんな余韻に浸っている時間は無い。

 

『会長、連中が来ました。数は4。全員神器使いです』

 

通信機から流れる匙からの報告でスイッチを切り替える。

 

夏休みが終わり、駒王町に戻った今の私は

領主であり指揮官。

 

こうやって小刻みに人員を派遣してくる禍の団の英雄派の狙いが、実験であり禁手化であるというのはわかってる。

 

だからこそ一人も逃がさない。生け捕り?捕まえても記憶を失う連中を?無意味でしょ?

 

そんなことをしてるから、連中は失敗しても

殺されないと勘違いして何度も襲ってくるのよ。

 

故に殺す。彼らが悪魔陣営の被害者だろうが何だろうが関係ないわ。

 

彼らを生かした結果、私の眷属の家族や友が

殺されるというのなら、私は彼らを殺すことに

躊躇なんかしない。

 

「了解。これから向かいます。戦闘は

私が行くまで控えるように。それと、

そいつらが囮の可能性も有るから椿姫は

別働隊を率いて巡回を行って頂戴。

実家からの応援に対する指揮権も預けます。

必ず4人一組で動いて、単独行動は禁止よ」

 

囮に全力を注いで街が破壊されましたなんて

ことになったらシロネ様に殺されるわ。

 

いや、あの方々もそうならないように

フォローはしてくれるけど、その分

失点に対する指摘が入るから、こちらにも

余裕なんかないのよ。

 

油断も慢心もしない。わかるわね?

 

そう言う意味を込めて指示を出せば『『『『サー・イエッサー』』』』と即座に響く眷属全員からの了承の返事。

 

そうよ、それで良いの。

返事を聞いた私は一度頷き、部屋を出る。

 

さぁ、戦争を始めましょう。神器頼りのテロリストどもに、訓練された兵士の怖さを教えてあげるわよ!

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

 

「シトリー家の眷属かッ!この外道共がっ!」

 

連中が何故か町外れの廃工場の中に集まって

待機してたので、ヨシコ=サンの結界で廃工場

を覆い、私の魔力で水蒸気爆発を発生させた

ところ、生き残った黒ずくめの男に外道扱い

された件について。

 

いや、テロリストが悪魔に何を求めてるの?

 

呆れながらもハンドサインで援軍への

警戒と、転移で逃がさないようにする為に

この場の霊的な流れを乱すように指示を出す。

 

皆が頷いたのを確認して、私が一歩前に出る。

 

人間の身でアレに耐えると言うことは防御系

かカウンター系でしょ?

 

それなら簡単。人間の身は脆弱だからね。

 

「何か言いやがれ!この悪マ”?!・・・?!」

 

全身に火傷を負い叫び声を上げていた男が

水を吐いて死んだ。

 

はいオシマイ。

 

話す?何を?どこで聞き耳を立ててるか

わからないのに、態々解説なんかするとでも?

 

と言うか言われなくても察しなさいよ。

水蒸気爆発で生じた衝撃や熱で忘れて

るんでしょうけど、その水蒸気には

私の魔力が宿ってるでしょうに。

 

空気中に漂う細かい霧にも。

 

ソレを吸うと言うことは体内に私の魔力が

宿った水が出来ると言うこと。

 

あとは内臓を破壊してもいいし、溺死させても良い。

 

悪魔なら己の魔力で中和出来るかもしれない

けど、それだって認識しなきゃ死ぬもの。

 

人間が耐えれるモノじゃないわ。

その程度もわからないで、更に対策も

取らずにココに来たって、経験どころか

無駄死にするだけなのにねぇ。

 

でもって観測員かしら?離れたところにいた

スナイパーみたいなのは、匙の伸縮自在の愛

で捕縛済み、こちらに引き寄せるだけで発生

する急激なGによるレッドアウトは凶悪よねぇ。

 

しかも予期せぬところから来るから、普通に

ムチウチになるのよ。

 

腕が折れても戦える、足が折れても戦える。

だけど首を痛めた人間は戦えないわ。

 

記憶は必要ない。狙いはもう知ってるから。

ただ神器の情報が欲しいのよね。

 

「『緑光矢』ですね」

 

首の骨が折れて気を失ってる男の神器の確認をしていた留流子がそう告げる。

 

えっと、シロネ様からのリストには・・・無いわね。

 

「なら処分ね。匙」

 

「はい!」

 

私の言葉に従い頭を潰す。うん。ここで

テロリストに情けをかけるようじゃ悪魔社会

でどんな扱いを受けるかわからないからね。

 

リアスあたりなら殺す必要は無い!とか

騒ぐかもしれないけど、記憶を失った

テロリストなんか生かしてどうするのよ?

 

自分は手を汚さないで偽善の自己満足に

浸れるほど余裕が有る訳じゃないのよ。

 

まぁ『英雄』の場合は別かもしれないけどね。

 

だけど私たちは違う。問答無用で殺害せよと

言う指示が出てるんだから殺さなきゃ駄目。

 

舐めプして経験を積ませた挙句に逃げられるなんて論外よ。それこそ利敵行為じゃない。

 

英雄派の討伐という仕事をきっちり

こなした私たちは、椿姫と合流して

巡回の続きを行う。

 

戦闘が終わったからといって気を抜いて

奇襲を受けるわけには行かないし、何より

今の駒王町の管理者は私だけ。

 

リアスは事実上の更迭処分を受け、グレモリー家での再教育を受けているわ。

 

どうも英雄派の連中もソコまでは理解

していないようで、私じゃなくリアス

との戦闘を望んでいるようなのよね。

 

まぁ同じ『英雄』だし?一般の悪魔の中では

リアスは未だに英雄で悲劇のヒロインだけど、

上層部は絶対に彼女を動かす気は無いから。

 

サーゼクス様が負傷したとき、アジュカ様は

「コレでリアスを隔離できる!」って泣いて

たらしいし。

 

親友のサーゼクス様に関しては、戦場の

ことってきっぱり割り切ってるのよね。

 

ソレはともかく、私たちが誰一人英雄派を

逃がさないから、情報が行き渡ってないのよね。

 

だから連中は未だに、ココに来れば

『英雄』のリアス・グレモリーやそれに

従う雷光の巫女と最強の赤龍帝たちと

戦えるって思ってるのよね。

 

戦闘経験としては十分だし、万が一

討ち取ったら大手柄!って感じらしいわね。

 

まぁせいぜい頑張って下さいな。

あんなのでも一応討伐実績にはなるし。

 

廃工場を修繕したりする手間がアレだけどね。

と言うか連中はアソコで何をしたかったのかしら?

 

待ち伏せにしては隙だらけだったわよね?

 

それとも、まさか自分たちが罠を張った廃工場に、私たちが正面から入って行くとでも思ったのかしら?

 

いや、無いわよね。大破した学園を一晩で

立て直す事が出来る私たちが、廃工場の

破壊なんかに気を使うはずがないもの。

 

うーん。わけがわからないわ。

 

それと向こうの術式。

 

禁手化したら強制転移するらしいけど、

負けたら記憶消去することといい、随分と

都合の良い術式よねぇ。

 

ま、ヨシコ=サンの結界内ではそれも不可能だし、

そもそも転移は万能じゃない。

 

しっかりと準備すれば転移の妨害くらいできるのよ。

 

英雄派がそれすら理解できていないのか、

それとも他の襲撃を受けてる拠点では

あっさり逃がしてるのかどうかは不明

だけど、この単調な攻撃もオーディンが

駒王町に来る前に止めないと不味いわよね?

 

「ソーナ。シロネ様から緊急連絡です」

 

そう考えてたら、オーディンよりも優先すべき方の連絡が入ってきた。

 

「直ぐに繋いで」

 

もはや脊髄反射でそう答え、通信機の前で膝を折る私たち。

 

一応結界を張ってるから周囲の人間には

見えないだろうけど、道路でいきなり

正座する私たちが見えてたら一体

どんなリアクションをされるやら・・・

 

でも緊急連絡とは珍しいわね。

 

私たちがテロリストを逃がした時でさえ、

普通に片手に逃げた犯人の首を持ってきて

私たちに折檻するくらいなのに。

 

『緊急事態です。オーディンが駒王町に

訪問することは知ってますね?』

 

「はい、知ってます」

 

正座してる私たちに特に違和感を持つ

こともなく話を始めるシロネ様。

 

シロネ様が機密情報を知ってることに今更疑問を抱かない。

 

質問には答える。コレが長生きの秘訣よ!

 

『案内役として貴女が任命され、一応の

護衛として自称弟子が任命されたことは?』

 

「はい、先ほどレヴィアタン様から伺いました」

 

一応の護衛って・・・まぁそうよね。

オーディンだって神クラスの護衛を

連れてくるでしょうし。

なんだかんだでゼファードルは私と

同年代の若手だもの。

 

だけどそれがどうしたのかしら?

 

私の言葉を聞き、手間が省けましたと言う

シロネ様。えっと、手間?

 

『結論から行きましょう。此度オーディンが

天照大神様に会談を申し入れるという無礼を

働いた結果、代理の方が駒王町に訪れる

こととなりました』

 

さっきも思ったけど、普通にオーディンを

呼び捨てにするのね。

 

せめて心の中だけにしておくべきじゃないかなー何て思ったり思わなかったり。

 

絶対口には出さないけどね!だけど・・・

 

「無礼ですか?むしろ日本に来て

天照大神様にご挨拶をしない方が

問題になるのでは?」

 

ソレを言えば私たちもアイサツしてないけど、

正直私たちはアイサツ出来るような身分じゃ

ないし。オセ様が代理でアイサツしてくれた

みたいなんだけど・・・

 

いや、なんか一時期リアスが「代理人に文句を言われた」って憤慨してたわね。

 

・・・・・・ま、まぁソレは良いわ!

 

問題は今!と言うか北欧神話群の主神と日本神話群の主神だと同格なんじゃないの?

 

私が疑問に思ったことを察したのだろう。

シロネ様も『その気持ちはわかります』と

言って通信機の向こうで頷いている。

 

偽物か?!反射的にそう思ってしまったが、

シロネ様のジト目から感じられる圧力は本物だ!

 

『今、貴女が何を考えたかは不問にします。

まずは指示を出すので聞きなさい』

 

「「「「「はいっ!」」」」」

 

ヤヴァイ!本気で緊急事態よ!だって私を含む

全員が声を揃えるくらいマジだもの!

 

『代理の方はとても偉い方です。万が一

にも不快な思いをさせないようにする為、

外部から駒王町に転移が不可能となる

結界を展開します。

そしてアリスさんと私で侵入者の一斉

清掃を行いますので、暫く夜の巡回は

不要です。もし知り合いなどがいた場合

避難するように伝えなさい』

 

は?

 

アリス様が出る?地上に?

 

「ソーナ!」

 

あっ!

 

「りょ、了解です!」

 

椿姫の声で我に返り、取り合えず返事を

したけど・・・どういうこと?

 

いや、オーディンが来るなら不穏分子は

残さず消すのが当たり前だろうけど、

オーディンよりも天照大神様の代理を

優先してる?

 

 

『・・・まぁいいでしょう。とにかく

日中の清掃や治安維持に手を抜くことは

許しません。明日から数日は私が直接指揮

を執ります。魔王にはまだ伝えてませんが

何か問題はありますか?』

 

「「「「「ありません!!」」」」」

 

文句なんか有るわけ無いわ!有っても言えるような空気じゃないし!

 

『よろしい。では計画書を送りますのでしっかりと読み込むように』

 

「「「「「はいっ!!」」」」」

 

眷属の皆も他人事じゃないからね。全員で返事をする。

 

だけどこれだけは聞いておきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、ココで何が始まるんです?」

 

シロネ様が魔王様方を差し置いて動くと

言うことは、オセ様の命令ですよね?

 

そしてココまで厳重なら、タダの訪問とか、魔法陣の研究で終わるようなことはないですよね?

 

ナニカあるのよね?それはお姉様にもまだ

連絡してないらしいけど、私が報告しても

大丈夫なんですか?

 

そう言う意味を込めて確認してみると、

溜息を吐きながらも教えてくれたわ。

 

『大惨事です』

 

少し疲れを感じさせる表情で、端的に述べられた言葉には遊びも何も含まれて居ない。

 

「「「「「・・・」」」」」

 

眷属含め全員が無表情になる。

 

聞かなきゃよかった!と思うけどもう遅い。

 

コレが私たち未熟者がオセ様公認の大惨事に巻き込まれる事が確定した瞬間でした・・・まる。

 

 

 

 




原作読んでると疲れるんですよねぇ。

何度かテロリストが攻めて来てるのに普通に学校生活してるし。

携帯がなる前にテロリストが暴れてたら相当死んでるよね?とかなんで廃工場に居たの?とか、誘ったにしては「対応が早い」とか言ってるし。

そもそも放課後から廃工場に行くまでに結構時間経過してるし。お前ら本気でテロリストの相手する気が有るのか?舐めプで逃がすなよ。殺せよ。なんで生け捕りにしてんだよ。パワータイプが別行動してんじゃねーよとか。

フィルターが壊れたぜ・・・ってお話

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