とある師弟のD×D   作:カツヲ武士

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作者に正気は残ってるのか?
暑さでダメになったんじゃね?

オリジナル×2そしてDDの更新。
スランプとは一体・・・

オリ設定!
オリ展開!

嫌いな人は読み飛ばし!


第95話

ーーアジュカ視点ーー

 

「マジか~」

 

ファルビウムがソーナから上げられた

報告書を読んで机に倒れこんだ。

 

うむ、気持ちはわかる。

 

「まさか向こうからオセちゃんの奥さんの

お友達が来るなんてねぇ。

シロネちゃんはかなりピリピリして掃除

してるらしいよ?」

 

セラフォルーも苦笑いだ。

 

苦笑いで済んでいるのは元々オーディンを迎えるにあたって掃除は必要だし、シロネ・オセはあくまで裏方だから、掃除はちゃんとソーナの実績になるからだな。

 

だがそれ以前の問題は日本神話群だろう。

 

英雄派によるテロを受けてる真っ最中に

何してくれてんだ?と言う意見は至極

真っ当なモノだし。こんな状況では例え

北欧神話の主神が行くとなっても天照が

会談に来ないのも当然だよな。

 

とは言え神野の事を吹聴して回れば、俺達は全ての勢力から「こっちくんな!」と排斥されることになるだろう。

 

その結果秘密にしたままの訪問となり、

相手には無礼と罵られるわけか。

 

・・・まさかコレも神野の狙いか?

 

いや、態々こんな形で離間の計を使うなど

有り得ん。ただの自爆だな。

 

その証拠にアザゼルからは向こうの人員に

無礼が無いように、悪魔陣営の指揮権を

シロネ・オセに預けるよう要請が来ている。

 

何せオセ家の武官筆頭の小龍姫が護衛に

つく相手だからな。ソーナでは釣り合いが

とれんだろうし、何か下手を打てば

そのまま堕天使陣営にオセが率いる

軍勢が殴り込みをかけるだろう。

 

ソレを考えれば同じオセ陣営である小龍姫と

シロネ・オセが連絡を取ってくれるのは実に

ありがたいことだと言える、

 

と言うかティアマットは一体何をしてるんだ・・・

 

最近見ないと思ったら、なんでクロウ・クルワッハと一緒に小龍姫の付き人をしてるんだよ。

 

そりゃゲームの運営に関わることを止めるわけだ。なにせオセはゲーム反対派だからな。

 

まぁいい。オセ陣営が動くことで戦争の

危険性が増すが、今回の任務はあくまで

天照の代理の護衛だ。

 

ロキが動いているらしいが、オーディンに

絡む分には問題ない。

 

言ってしまえば北欧神話群の問題だ。

 

オーディンを狙って不法入国したロキが

日本の領土でドンパチしようが、その

責任は我々には無い。

 

ソーナは案内に過ぎんからな。オーディン

とて20にもならん悪魔の小娘に己を護衛

させようとは思わんだろうし、一応護衛の

ゼファードルも同様だな。

 

シロネ・オセやカンザシ・オセがどう

判断するかはわからんが、さっさと

会談を終わらせてくれとしか言えんよ。

 

そうすれば後は術式の再現だけだろ?

小龍姫も関係なくなるしな。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーアザゼル視点ーー

 

オーディンの爺さんが駒王町に来る前に、俺は今回の各勢力の案内役や護衛役を集め、顔見せを行っていた。

 

「あー堕天使総督のアザゼルだ。でもってこいつが・・・」

 

そう言って俺の横に佇む大柄な男に自己紹介をさせる。

 

「堕天使幹部、バラキエル。総督殿と

オーディン様の護衛を担当することになった」

 

そう言ってソッポを向くバラキエル。

ぶすっと言う音が出そうなくらいの

不機嫌さを隠そうともしやがらねぇ。

 

まぁ事情が事情だから、分からんでもねぇけどよ

 

「悪魔陣営より、案内役を務めますソーナ・シトリーです」

 

そう言って眼鏡をかけた細身の悪魔が頭を下げる。

 

シトリー公爵家の次期当主で魔王である

セラフォルーの妹と言う立場は、悪魔の

中でも指折りの存在だ。

 

さらに駒王町の管理者である以上、これ

以上の人選は無いだろう。

 

だがバラキエルがなぁ・・・

 

「貴公がソーナ・シトリーか・・・」

 

明らかに娘の姫島朱乃を袋叩きにされた

事を根に持ってやがる。

 

更にココに来れば娘に会えると思ってたら

グレモリー眷属は冥界で謹慎中。

 

完全に肩透かしを食らったんだよな。

 

とは言え、俺としては『英雄』が今回の

件に参加しないことに対して安堵の溜息を

吐いたくらいなんだが・・・

 

「ゼファードル・グラシャラボラスです」

 

名前だけを名乗りペコリと頭を下げる大男。

 

堕天使の中ではYOSHITUGUの名で

知られるこの男に対してはバラキエルも

不満そうな顔を見せることは無い。

 

何せコイツはコカビエルと、真正面から互角以上に打ち合った男だ。

 

アイツは神野が出てくるまでは本当に

楽しそうに戦ってたんだから、その相手

であるコイツには礼を言うべきなのかも

知れねぇとすら思う。

 

だが、コカビエルは禍の団の刺客に殺された

事になっている。その刺客にコイツも負けた

って事を考えれば感謝の言葉は嫌味か何か

にしか聞こえんだろうな。

 

あとはYOSHITUGUや眷属が持つ

疑似神器や術式だな。

 

詠唱と共に斬撃が飛ぶ槍や、鎧化する刀。

さらにダンガム風の神器。

 

少なくとも三つの疑似神器に、結界使いが

使った詠唱呪文や、ソーナ・シトリーが

『英雄』相手に使った術にも興味が有る。

 

とは言え下手な行動をする気はねぇが・・・

 

「北欧神話所属戦乙女ロスヴァイセです。

オーディン様の護衛は私が行いますので

皆様には案内と周辺警護をお願いします」

 

俺達の紹介が終わった後、銀髪の戦乙女がそう宣う。

 

やや挑発的な物言いではあるが、

自分のところの神の護衛を他所の

勢力にさせようとは思わんよな。

 

「「了解しました」」

 

そして戦乙女の言葉にノータイムで返答する

ソーナ・シトリーとYOSHITUGU。

 

コレは「言質取った!」と言ったところか?

今の音声を記録してシロネ・オセにでも

転送するんだろうな。

 

「え?あ、んんッ!理解が早くて結構です

ではフォーメーションなのですが・・・」

 

「ちょっといいかい?」

 

「・・・なんでしょうか?」

 

予想以上の反応の良さに面食らった戦乙女が

気を取り直して場を仕切ろうとするが・・・

ココは邪魔させてもらうぜ。

 

「そもそも俺達は、それぞれが護衛対象

みてぇなもんだ。

下手にフォーメーションを組んでも満足な

連携ができるとは思えねぇよ」

 

俺がそう言えば戦乙女は顔をしかめる。

 

自分で「護衛はいらない」と言ったばかり

なので、オーディンを優先しろだとか、

全員の連携がどうとかは言えねぇよな。

 

「一番弱いのが案内役であるそこの

シトリー家の次期当主で。しかも

魔王の妹だ。もともと案内役に戦力は

求められてねぇから普通に護衛対象だ。

そこそこ強ぇYOSHITUGUだって

魔王の親族だし。俺はそのまま総督」

 

コレを見れば悪魔陣営はまさしく案内役でしか無い・・・表面上はな。

 

「確かにそうですね。では私がオーディン様の側にて待機、そして悪魔の皆さんは地域の掃除ですか?」

 

普通に考えればそうだろう。実力に差が

有り過ぎれば足手纏いにしかならん。

 

ならば同じ場には居ない方がマシだよな。

 

「基本的にはそうなるだろうな。ただし

ゴミがオーディンの爺さんの周辺に現れた

場合に備えて、何人かは悪魔が付くそうだ」

 

半神の戦乙女や堕天使の幹部が相手をする

までもない敵ってのはいるからな。

 

掃除要員は必要だろうし、護衛対象の

近くに転移する為には基点が必要だ。

 

その基点替わりでもあるってな。

 

「なるほど・・・アザゼル総督の意見は

もっともです。それではオーディン様の

側に仕える悪魔側の人員は既に決まってるのですか?」

 

そう言ってソーナ・シトリーを見るが

まぁソイツが案内役だもんな。

 

「まずは案内役の私、私の護衛として

眷属の兵士と戦車が付きます。

女王は私に代わって掃除を行うので

お傍には付きません。

後はゼファードルと、その眷属ですね」

 

この場にはYOSHITUGUの眷属は

居ねぇが、アノ結界使いと刀使い以外の

眷属も来るのか。

 

麻雀以外の腕を見せて貰えるかもな。

 

でもって兵士はヴリトラで戦車があの

ダンガムか。結界使いが2人いれば雑魚

からの攻撃は防げるだろうし、まぁ問題

ねぇだろうよ。

 

「わかりました。私としても数が増える事は

必ずしも良いこととは思ってませんから、

丁度良かったと思いましょう」

 

普通に考えれば若手の悪魔なんざ足手纏いだからな。邪魔するヤツが少なくなるなら護衛としては万々歳だろう。

 

自分の仕事がやりやすくなると

でも思ってるのだろう、緊張を緩めた

戦乙女に対して、ソーナ・シトリーが

攻撃を放つ。

 

「それとロスヴァイセ様に警告が有ります」

 

「警告・・・ですか?」

 

戦乙女の蟀谷がピクリと動く。

ソレはそうだろう、半神である彼女

から見たら弱者も弱者な悪魔である。

 

ソレが何を言うかと思えば意見でも忠告でもなく警告ときた。

 

自身に主神の護衛に選ばれた精鋭と言う

自負が有れば、舐めるな!と声を荒げても

おかしくは無いだろう。

 

ソレをしないだけの冷静さがあるのは

流石と言いたいが・・・そうか爺さんは

説明して無かったか。

 

「はい、警告です。アザゼル総督は御存じ

のようですが、ロスヴァイセ様はご存知

無いようでしたので・・・」

 

あぁ、護衛に対するフォーメーション

云々の話を流したことで気付いたか。

 

ゲームの時にも思ったが『英雄』とは頭の回転が違うな。

 

「総督殿?」

 

俺がソーナ・シトリーに感心していると

戦乙女がどういうことだ?と言った感じで

俺を見てくる。

 

いや、文句は俺じゃなくオーディンの爺さんに言えよ。

 

とは言えココには居ない爺さんに何を

言っても無駄だ。とりあえずは俺からも

補足してやろうじゃねぇか。

 

なんたって情報を秘匿したことで向こうに

迷惑をかけた場合、野郎に殺されるのは

爺さんだけじゃねぇからな。

 

・・・情報漏洩とか言われねぇだろうな?

 

「ソーナ・シトリーの言う通りだ。

ついでに言えばその警告の内容は俺や

オーディンの爺さんも知っている。

むしろなんでお前さんが知らなかった

のかを不思議に思うレベルだな」

 

いやマジで。死ぬのは俺だけじゃねーぞ?

確実に爺さんが最初に殺られるからな?

 

「オーディン様まで・・・わかりました。

ではシトリー殿、その警告とやらをお聞かせ

願えますか?」

 

あっさりと思考を切り替えるところを見れば

意志の疎通に不備が有るのは日常茶飯事

みてぇだな。

 

俺らが言うことでもねぇが、どこもかしこもグダグダだ。

 

「はい、まずは絶対に向こうの護衛の

方々に迷惑を掛けないことです。

向こうから指示が出たら必ず従ってください。

逆らった場合、命の保障はありません」

 

ソーナ・シトリーの言葉を聞き頷く俺と

YOSHITUGU。

 

バラキエルは良く分かってねぇな。

 

「はぁ?」

 

何言ってるんだコイツ?って顔をするが、

嬢ちゃんが言ったことは何一つ間違ってねぇ。

 

つーかコイツ護衛の名簿を見てないのか?

それともオーディンの爺さんが隠したか?

 

「・・・ロスヴァイセ様は護衛の名簿を

確認しましたか?」

 

嬢ちゃんは俺が不思議に思ったことを

しっかりと確認してくる。

 

うーむ、政治家としては優秀だよな?

魔力も高いし、コカビエルの件を考えれば

物事を正しく理解できる目も頭も有る。

 

・・・何でコレが『英雄』に並ぶ阿呆なんだ?

 

「いえ、まだ見てませんが・・・」

 

嬢ちゃんの質問に対して、やや居心地が

悪そうに視線を逸らす。

 

まぁオーディンの爺さんが情報を隠した

かも知れんが、そもそも護衛なんだから

そう言うのをしっかり確認するべきだよな。

 

リストが無いなら作れって感じだろう。

 

「そうですか、まず向こうの護衛には有名

どころとして五大龍王のティアマットさん

と邪龍最強のクロウ・クルワッハさんが

います」

 

そうなんだよなぁ。アイツらがいるんだよなぁ。

 

「・・・( ゚Д゚)ハァ?!」

 

一瞬固まった後で驚愕しやがった。

リアクション芸としては一流だな。

 

「さらにこのアリス様とウィーネ様と

言うのはオセ様の眷属です。アリス様は

超級の呪詛の使い手で、どれだけの

軍勢を率いて来ても瞬殺されます」

 

そう言って俺の方をちらりと見るが、そうか!コイツが会談の時の呪詛の使い手か!

 

そりゃ英雄派がいくら居ようと無意味だ。

どれだけ神器が強力でも所詮は人間。

悪魔・天使・堕天使の精鋭を即死させる

ような呪詛には耐えられねぇ!

 

「な、なるほど、巻き添えを警戒しろ

ということですね・・・」

 

戦乙女が冷や汗を流すが、まぁ龍共

のインパクトに比べたらな。

 

しかしこれほどの人員を護衛として出して

来るとはな。

 

そりゃシロネ・オセがコイツ等の指揮を取るわけだぜ。

そうしないと何が起きるかわからんし、

不測の事態が起こった時の被害がデカすぎる。

 

しかしこの分だと向こうの使者が奥方の友人と言うのは本当か。

 

気を付けよう・・・そう思ってた時期が俺にも有りました。

 

「そしてウィーネ様は小龍姫の二つ名を

持つオセ家の武官筆頭で、先ほどの2名の

龍を従えています。

更にその武は奥様を凌ぐとのことです」

 

は?

 

「いや、奥様を凌ぐと言われましても・・・」

 

戦乙女の嬢ちゃんが何か言ってるが・・・

 

「( ゚Д゚)ハァ?!」

 

「あ、アザゼル?!マズいぞ!」

 

バラキエルも慌ててるが、待て!なんだソレは!そんなの聞いてねーぞ!

 

いや、タンニーンを差し置いて悪魔龍族最強

と言われる小龍姫ってのが居るのは聞いて

いたが、ソレがこのウィーネって奴なのか?!

 

そして奥方を凌ぐだと?ってことはカンザシ以上?!

 

これだけで堕天使陣営に甚大な損害を

与えることが可能な面子だ。

 

向こうが揃えた予想以上の陣容に、オセは

北欧神話群と戦争を起こす気か?!と疑うが・・・

 

「そして鬼灯様は・・・説明出来ません。

逆らわないで下さいお願いします」

 

「は、はぁ・・・」

 

ソーナ・シトリーの懇願を聞いて頭が冷えた。

うんそうだ。ヤツがいたな。

 

ヤツは基本的に政治には関わらん。

 

もしも自分たちを利用して戦争がどうとかを抜かすヤツが居たら、地獄を見せるどころじゃ済ませねぇだろうよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず戦乙女はオーディンに護衛の

情報を確認することにしたようだ。

 

俺としてもウィーネとやらの情報を

確認する必要が有るし、向こうの使者に

対しての手土産や応対のレベルを上げる

必要が有ると分かっただけでも収穫だ。

 

 

 

つーか、ドラゴンってどこの陣営にも

属さない最強の生物じゃ無かったのか?

 

オセ家の常識はいったいどうなってやがる。




アザゼル総督はヴァーリの死を乗り越えた模様。

91話が気になってしょうがねぇ?
見るんじゃない、感じるんだ!!


つーか本人が来る前に打ち合わせ位しろよ。

そしてロスヴァイセって半神で主神の配下で側近なんだから、聖書の陣営で言えばミカエルでしょ?(最低でも熾天使)

魔王本人と同格だろうし・・・なんで悪魔の貴族如きにへりくだる必要が有るんですかね?


向こうのオリジナル作品?ハハッってお話
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