白き守護女神の日常   作:西じゃない東(斎藤 隆)

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超次元ゲイムネプテューヌのリメイク作品の二番目が発売決定したらしいですね。
買わねば買わねば!


驚愕(鏡学)

雛が出て行った後。俺は身の回りの探索をすることにした。

うん?一人称を変えないのかって?

 

死ね。

 

とりあえず、自分の部屋に戻って探索・・・。

布団のにおいを嗅いでみる。

あれ?なんか変態的・・・

 

いや、男の臭いとかしているかな・・・とか・・・なんで言い訳みたいに?

くんくん・・・

 

「・・・まったく、分からない」

 

無駄な行動だった(ちなみに、この日の夜はこのことを思い出して布団の中でブルーになった)

えっと・・・次は本棚の中にあるラノベの棚の・・・その裏にある・・・秘蔵の本は・・ある。

 

なんだか、これぐらいの女の子が『男子高校生が欲望を紛らわせる神秘の本』を持っているのは実に背徳的というか、いけないことをしている気分になるというか(もぞもぞ)←元に戻す音。

 

そういえば、俺の部屋にも姿見があったな。クローゼットの中にあるから今朝はそこで確認はしなかったけど。

 

「よいしょ・・・えい・・・」

姿見を引っ張り出す。埃を飛ばすために息をはきかけると、当たり前だがあたりに一気に飛び散った。

これが意味するのは・・・

 

「ふぇ・・・へくしっ」

 

自分のものとは思えないかわいらしいくしゃみに愕然としながら、俺はどうせ姿をみるのだったらとあのまん丸の帽子をとりに行き、自分の部屋に戻る。

 

時間にして二分くらい。

俺は帽子を少し目深にかぶりながら、鏡を見る。

そこにはジト目でこちらを見る美少女が。

 

うわお、かわいいじゃん。

なんて、思う前に強い自己嫌悪に陥る。

少しじゃなくてもうすっごく。すっごくだ。

 

「何、やってんだよ」

俺。

 

脱線したけれど、探索再開。

クローゼットの中からゲームソフトを取り出す。

たしか、そこにはP○3とかP○Pとかが入ってたと思うんだけど・・・。

 

 

「・・・ん?」

 

あれ、ない?

ソフトはあるが、ゲーム機がない。

ゲーム機のないソフトなど、ラーメンに麺が入ってないようなものだ。

じゃなくて、自分の小遣いで買ったんだからないとか、本気でこまる。

 

そして、あったかどうかと言われるとあった。

視線を下に下ろすと、

果たしてあった。

俺の記憶にあるものより、三倍ぐらい大量になってるような気がするが。

ハードも偏っていて、どちらかというと任天○系列が多いのは、この体に関係すると見て間違いないだろう。

 

多分、ご都合主義なのだろう。

原作のゲームがまったくないのは・・・

気のせいだとは思いたいが、なにせ今の状況が状況だから軽々しく否定もできない。

 

むぐ・・・

とりあえずは、のんびりしておこう。

 

 ●

やるべきことはもうやった。

オールコンプリート。

大丈夫、問題ない(多分に問題は多分ある)

 

そう言わんばかりに、コタツに入ってみかんにぱくつく。

そんな時に、携帯電話のバイブ音が鳴り響く。

 

「ん?朝日からか・・・」

う~ん。どうせ、遊ぼうぜとかそんなかんじの電話だろう。

普通のときならにっちもさっちもいかずに飛びついてるところだが。

いかんせん、姿だけではなく声までも変わっているだけに電話に出るわけにもいかない。

 

で、まあとった行動は無視なのだけれど。

しかし、しつこくブーブーブーブーうるさいので電源を切って、すかさず「しんどいから休む」みたいな感じのメールを送った。

 

いやあ、便利。仮病って。

何回も繰り返さずに一回でなんでも解決できる最高の手段だよなあ。

・・・超便利。

 

で、俺は顔は無表情。心ではほくそ笑みながらみかんをもぐもぐ食べながらだら~っとしていた。

特にやることもないから・・・だ。

それ以上でも、それ以下でもない。

 

 ●

午後3時半。

普段は学校があって見ることができないバラエティ番組を見ていると、不意にチャイムの音(うちは典型的なタイプでピンポ~ンという音)がした。

ああ、そういえば。もう雛が帰ってくる時間だ。

すっかり、ぐうたらしてしまった。

自分でも結構びっくりするぐらいにこの姿に順応してしまっている。

まあ、このぐらい順応できるのなら元の姿に戻っても精神の女性化とかそんなの関係なしで戻ることができそうだ。

 

自分のハイスペックにやや呆れながら、俺は扉を開ける。

思えば、気づくべきだった。

雛にはいつも鍵を持たせていることに。

そして、

 

「えっと・・・誰・・・です・・・か?」

 

仮病とは結構な諸刃の剣であり、扱うのが難しい言い訳であることに。

 

おおふ。いい感じにやばい感じな状況に陥ってる。

これが、詰むってことなのね・・・

 

「・・・(小声)」

 

うん?なんか目の前の心の友がぶつぶつ言ってるぞ。

病気か?そうなら薬出すけど、治らなかったら病院行けよ。

なになに?

 

「おい、うそだろ。あいつに彼女だと・・・。あの灰スペックに鈍感、主人公の必須スキルが一つ前ので無駄になっているあの夕に彼女だと・・・嘘だこれは夢だ夢だもうあばばばば」

 

なんか超言ってるし。逝ってるの間違いでなければいいのだが。

というか、最後のは芥川ファンとして見逃せないぐらい強引にぶっこんできたな。

恥をしれ!

 

ちょいちょい。

「あいつに彼女ができるならば?もう俺なんかハーレムの一つや二つできてないのはおかしいわけで?

 は!ということはつまり、これはチャンス!ハーレムへの第一歩ということか!」

 

つんつん。

「ということは、話は簡単だ。あいつより上の恋愛テクでこの女の子を落とせばいい。大丈夫ラブコメ24時間耐久レースを思い出せ!」

 

「おい、気づけよ」

 

がつん。

 

「うが・・・」

 

なにが、ハーレム(笑)だ。それにその24時間耐久レースは俺とやったんだから。結局俺と同レベルじゃないか・・・。こんなやつと同レベルもなんだか癪だが・・・

 

とりあえず、鍵をしめ。

 

「え?なに?もしかして、僕と」

 

ガンッ。

 

安全のためだよ馬鹿野郎。

とりあえず、頭への強攻撃により意識を失った愚かなる友達。略して愚友を引きずるようにして、中に入れる。

 

とりあえず、泣かせるまで殴り続ければこいつのことは解決だろうがもうすぐ帰ってくる愚妹が問題だ。

というか、俺の周囲の人物の本性が終わりすぎている。

何が好きで自分の友達や妹に『愚』の一文字をつけなければならないのだろう。

 

避難できる場所はひとつしかない。

対応がもっと難しいかつめんどくさくなるがしょうがないだろう。

 

俺は朝日の首を引っつかみ、ずるずると二階にある自分の部屋へと引きずっていく。

後ろから聞こえてくる小気味いいがんがんという音は何なのか。見当はまったくつかない。

 

とりあえず俺は、朝日に事情を説明する前にこの状況を雛に見つかることがないように朝日を俺の部屋に引いたままになっていた布団にくるみ、春巻きよろしくぐるぐるに巻いて俺の部屋に連れてきたのだった。

 

 




あれですね・・・女の子が自分の部屋に男の子を連れて行くってなんか変な感じですね。
そして、ギャグを入れなければ、パロディを入れなければであたふたしてしまいましたw
なんなんでしょうね?パロディを入れなければならないという強迫観念は・・・
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