日本で現在人気No.1ヒーロー『オールマイト』
その実力、人気は海を越えアメリカにも届いていた
そんな男が今本業のヒーローの傍ら新米先生として母校の教鞭を取っていた
そして今日はその記念すべき初授業
色めき立つ教室に颯爽と現れたオールマイトが本日の授業内容を発表する
『戦闘訓練』
「それに伴い、皆が提出した個性届と要望に沿って作られた
後ろから現れた衣装ケースに興奮は更に高まる
「これを着て改めて実感するんだ!自分達はヒーローなんだと!!」
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更衣室にて
「ひゃー、やっぱり凄い筋肉しているな!」
上半身裸になって着替えていると声をかけられた
後ろを振り向くと金髪の男が羨望の目で見ていた
「あーわりぃ。許してくれよ。
俺は上鳴 電気。
やっぱりそれだけ筋肉があると格好いいなって思ってさ!」
「チクショー、俺も結構自分の筋肉には自信あったんだけどな!」
特徴的な口元だけを出した全身タイツの男も悔しそうに声をあげる
「あっ俺 砂糖 力道。
よろしくな。」
顔の部分のコスチュームをずらし素顔で挨拶する砂糖
「あ、ああ。よろしく・・・。」(なんだろうか、初対面な感じがしない・・・。)
青のショートパンツにリングシューズ上半身は両胸の位置に星の刺繍がある赤の袖無しのベストを着込みカウボーイハットをかぶる
「さて、行くか。」
指定された演習場に向かうとオールマイトより詳しい内容の説明が行われた
「今回の『屋内での対人戦闘』を行ってもらう!」
オールマイト曰く真に賢いヴィランは屋内で悪事を計画していることが多くそれを阻止するためにも屋内での戦闘経験は大切だとのこと
そしてそんなヴィランの心理を知るためにも今回はヒーロー側とヴィラン側に別れて二人一組で生徒同士で戦うとのことだった。
「オールマイト先生!僕らのクラスは21人です。それだと一人余ってしまうのですが・・・。」
「一人の者はそのまま単独で戦ってもらう。
相手チームはその時の状況に応じて決めさせてもらうよ。」
その言葉に生徒たちに軽い戸惑いが生まれるが
「ヴィランとの戦いは常に平等な状況で始まるわけではない。こういった困難に対しすぐ諦めてはヒーローは務まらないぞ!」
それに、とオールマイトは今回のシチュエーションを説明した
シチュエーション
屋内に核兵器を持ったヴィランが籠城
ヒーロー側の勝利条件
ヴィラン全員を確保
or
核兵器の奪取
ヴィラン側の条件
ヒーロー
ヒーロー全員を確保
or
制限時間まで核兵器を守り抜く
確保の条件
確保テープを巻かれた時点で戦闘不能で失格
核は本物として扱うこと
ヒーロー側は触れた時点で奪取とみなす
ヴィランの10分後にヒーローがスタート
「つまり、無理に2対1で戦う必要はないと、戦いかた次第では勝つこともできるというわけか。」
「その通りだテリー少年!」
かくして始まった屋内戦闘訓練
誰と組むかはくじ引きで決まる事になり不運にも一人で戦う事になってしまったのは・・・。
「俺か。」
「だ、大丈夫、テリーくん?」
「ハハハッ、こういった経験も将来の役に立つさ。それにハンデというわけではないがテリー少年の順番は一番最後にしてあげるよ!
さて、記念すべき第1試合は・・・!」
ヒーロー側A(緑谷・麗日)
対
ヴィラン側D(爆豪・飯田)
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屋内演習開始が告げられる
開始と同時に独断で速攻を仕掛けた爆豪に麗日を先に行かせ緑谷が応戦する
「最初は・・・右の大振り!」
先手を取ったのは緑谷だったが爆豪の卓越した個性の使い方と先天的反応速度の前に徐々に劣勢になっていく
それでも諦めずに戦う緑谷に業を煮やし爆豪がコスチュームの機能を使い大爆発を起こした
その威力は絶大でオールマイトの二回目以降の使用を禁止にさせる程だった
仕方なく肉弾戦へと戦いかたをチェンジし好戦的な笑みを浮かべ緑谷に容赦なく攻め込むも
「ったく!!しぶてぇな、いい加減俺に倒されろや、くそデクがッ!!」
何度目かわからない爆破を緑谷に叩き込むも
「まだだッ!絶対、絶対最後まで諦めない!
見てるんだ・・・。
僕の事をヒーローだって、
仲間だって認めてくれる、
尊敬する命の恩人が見てくれてるんだ!
今はまだ無理だけど・・・
いつか、彼の隣に胸を張って立つ為にも、ここで退くわけにはいかないんだッ!!」
断固とした意思を示し必死の応戦を試みる緑谷
「・・・そうかよ。だったらその夢ごとぶち殺してやらぁ!!」
「うおおおおおおおおおおお!!」
次の一撃で決着をつける!
双方のあまりの気迫に他のA組と一緒に観戦し監督を務めていたオールマイトが演習の中止を言い渡そうとするも
「ダメだ!」
それを遮ったのはテリーだった
結局緑谷の決死の一撃は爆豪ではなく上の階にいた麗日のアシストに放ったものでありそのアシストを受けた麗日が核を奪取して決着となった
が、勝利の代償は安くなく緑谷は保健室へ搬送されてしまった
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別室でそれを見ていたテリーは自身の拳に無意識に力が込められいた
その後、轟がいきなりビルを凍りつかせる等、各人自らの個性を駆使して演習を進めていき
ついに翔野テリーの番となった
「さて、テリー少年の番になった訳だがやりたいチーム「オールマイト!」むっ?」
「俺にやらせろ!」
名乗りを挙げたのは爆豪だった。
「フム、爆豪少年と飯田少年のペアか。」
「ちげぇ!俺とこいつのサシでやらせろ!!」
いきなり突拍子のないことを言い出した爆豪にさすがのオールマイトも
「NO、それではこの演習の本来の主旨から離れてしまう。それは許可できない。」
「すみません、だったら俺も参加していいっすか?」
そこに更に参加の意思を示したのは赤髪の少年、切島だった
「俺もさっきの演習で消化不良というか・・・。もっと自分でできたことがあったと思うんス、だからもう一度やらせてくださいお願いします。」
自らの熱い気持ちを述べ勢いよく頭を下げ懇願する切島
と一歩も引く気のない視線をこちらに向けてくる爆豪を前にどうしたものかとオールマイトが考えるも
「別に俺は構わないぜ、オールマイト先生。」
意外にもそれを飲んだのはテリーからだった
「誰であっても勝利を目指す事には変わらないし、折角やりたいって奴がいるんだ。その厚意を無駄にしたくはないぜ。」
「いや、テリー少年が構わないなら、別によいのだが「それに」ん?」
「俺もお前とやりたかったんだよ、
胸の前で自分の手のひらと拳を打ち合わせ指の骨をならし身長の都合で見下しながら睨み付けるテリー
「上等だぁ・・・。
吠え面かかせてやるよ。金髪野郎。」
怒りのあまりの思わず口元に笑みを浮かべた爆豪が見上げてにらみ返す
初日の遺恨もあってかその視殺戦は周囲の人間を怯ませるには十分すぎるものだった。
「お、おーい。俺もいるぞー!?」
蚊帳の外になってしまった切島が声をかけるも
「俺がヴィラン側でやらせてもらうぜ。」
「上等だ。それなら心置きなくてめぇをぶっ潰せるからな!」
二人だけで勝手に話が決まり準備にと先に演習場に向かうテリー
完全に主導権を取られてしまったオールマイトは
「もうあれだけ自分達で仕切ってできるなんて凄いな、最近の若い子は!」
あまり気にしていなかった。
アンケートのご協力ありがとうございました。
いろいろ考えた末にキン肉マン二世の究極の超人タッグ編のマシンガンズのコスチュームを採用させていただきました。
期待に添えなかった皆様や期待していたのとは違う等の思いがあると思いますが一先ずはこちらでいかせていただこうと思います。
これからも本作品に変わらぬ応援よろしくお願いいたします