ネタ帳   作:三和

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saoでもう少し年長者に活躍して欲しかったという願望


おっさんが頑張るsao

「たっ、頼む!殺さないでくれ!何でもするから!」

 

私はそう言って私から距離を取ろうと這いつくばって逃げようとする若者の背中を踏みつける

 

「ぐえっ!」

 

蛙に似た鳴き声だ

 

「……君はそう言って助けを求める者を何人殺したのかね?五人?十人?いや。もっとだろうな」

 

「いや。だって、それは……!わかるだろ!?大体ここで死んだって現実で死ぬかどうかなんてわからないだろう!?」

 

ふむ。正論だな

 

「……良いだろう。」

 

「!…たっ、助けてくれるのか!?あっ、ありがとう!」

 

私は背中から足を退けずに所謂処刑人の剣エクスキューショナーズーソードを彼の首に当てがう

 

「……え?」

 

「良いだろう。君をこの世界から解放してあげよう」

 

「まっ、待ってくれ……!助けてくれるんじゃないのか!?やっ、やめてくれ……!俺はまだ死にたくない!」

 

耳障りだな

 

「ここで死んでも現実で死ぬかどうかわからないと言ったのは君だろう?もしかしたら現実世界に帰れるかもしれないぞ?ついでに確かめてくるといい」

 

「……ひっ!やっ、やめ……!」

 

私は剣を一気に振りかぶり首を飛ばした

しばらく雑音が響いたがやがて破砕音を立てて害虫が消えるのが見えた

 

「……これで五人か。先は長いな」

 

連中の残党はまだ残っている。こんな所で休んではいられない

 

「……ああ。攻略も進めないとな。また彼に無理をさせてしまう。やれやれ……若い者に任せられないのは辛いものだ」

 

私は剣をストレージに仕舞うと歩き出した

 

ソードアート・オンライン……それは仮想現実にて剣一本で冒険が出来るというかつてモニターの向こうから眺めるしか無かったゲームの世界を体感出来る夢のゲームだった

 

私は妻を失ってから男手一つで息子を育て上げた

私は実は娘が欲しかったが実際に授かってみると可愛いものだった

息子なんて父親に反抗してなんぼ……が普通かもしれないが私達は比較的仲がいいほうだったと思う

 

そんな息子から誘われたのがこのソードアート・オンラインだった

私は当初断ろうと思っていた

ゲームは若い頃以来やっていないし決して上手い方じゃなかったから

 

ただあいつの友人の父親……つまり私の同僚も自分の息子と参加すると言う

熱心に誘われた事もあり私は参加することにした

 

それに最近息子との時間もなかなか取れなかったから丁度良いと思ったのだ

 

息子はベータテストに受かったが私は落ちるという笑い話もあったが私は何とか自力でナーヴギアとソードアート・オンライン……略してsaoを手に入れる事が出来た

 

正式サービス開始当日息子の方が用事でログインが遅れる事になった

 

「父さんは先に楽しんでてくれよ。絶対損はさせないからさ!」

 

そう言われた私は

 

「ああ。先に行って待ってるぞ」

 

……今ではほっとしている。息子が遅れたおかげでこのデスゲームに巻き込まれずに済んだのだから

 

惜しいことに私の同僚は自分の息子とログインしてしまった

しかもベータテスターではなかった彼はデスゲームだと知る前に死んでしまった

 

私は絶望する彼を何とか立ち上がらせデスゲーム宣言を受け狼狽える若者達を何とかまとめあげた

 

……現実での経験がこんな所で役に立つとは思わなかった

 

あれから随分時間がたったものだ

初心者だった私が今では攻略組の一員だ

かつてはギルドを率いたこともあったが今はソロだ

 

……同僚も部下も奴ら……ラフィンコフィンに殺されてしまった

 

今の私は攻略組のプレイヤーにして史上最悪のPKKだ

 

こんな私を見て息子は何を思うのだろう……?

……正直に言えばそう考えてももう何も感じない

 

……今の私に出来るのは汚れ仕事を一手に引き受け若者を導くことだけだ……

 




主人公

現在高校生になる息子を持つおっさん(年齢は考えてない)
若者を導くと言いながら空回りしてるのが現状
しかも面倒な事を全て一人で片付けて仕舞うので攻略組の戦闘レベルは原作より低い(例外はキリト)
攻略組トッププレイヤーにして最凶のPKK
両手剣使いでPKKの際はプレイヤーメイドの処刑人の剣を好んで使う

攻略組の父親と呼ばれその優しすぎる人柄から割と慕われているが自分のギルドを全滅させられた経験からPKに対しては沸点が低くかつ冷酷

キリトに自分の息子を重ね合わせ無理をする彼を気遣う(実際は原作より多少ペースを落としてるキリトより攻略とPKKを兼任してる主人公の方がオーバーペース)
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