「兵藤一誠君を連れて来ま…し…た?」
「…ん?こんにちは、だな木場。先に来てるぞ、兵藤も昨日ぶりか?今日はお前を捕まえてないしな。」
「…はぁ、こんにちはテレサさん…それでこの状況は一体…?」
今私の膝の上に塔城小猫が座り、私の肩に頭を乗せリラックス仕切った姫島朱乃がいた…そりゃ困惑するよな…
「…良く分からんが妙に懐かれてな…取り敢えずお前ら入ったらどうだ…?」
嘘だ。二人とも理由は何となく把握している…とにかくだ…さすがに何時もこの状況になるのは辛い…絶対に黒歌に丸投げしなければ…
「…そう、ですね…」
「…お邪魔します…」
その後、原作ではシャワールームからリアス・グレモリーが出る際に姫島朱乃がタオルを渡す展開だったが、今回は肝心の姫島朱乃が私の傍から一切動こうとしないため目を閉じた木場祐斗がタオルを渡しに行くと言う器用な事をする羽目になった…。
「兵藤一誠君?貴方悪魔になる気は無いかしら?」
夜中の通販番組より酷いリアス・グレモリーの悪魔になる事のメリットをプレゼン…もとい、説明し終わったリアスが兵藤一誠を勧誘する…お前デメリットは言わんのか?堕天使が目を着けたと思われる兵藤一誠の神器が目当てなんだろうが質が悪すぎるぞ…。
「…その…悪魔になればハーレムを実現出来るんですか?」
「…貴方次第よ。悪魔にに妻は一人なんて法律は無いし、そもそも今の悪魔は絶対数が少ないから寧ろ推奨されるでしょうね。」
「…じゃ、じゃあ俺悪魔に「兵藤」…え?」
「お前本当にそれでいいのか?…さっき私の事を説明したな…?」
私の事情は全て説明した…当然不老不死である事も。
「…ええ。聞きました。俺はその上でハーレムの為に悪魔に「お前の好いた女性が悪魔になる保証はあるか?」……え?」
「…例えば…お前が悪魔になった後好きになった中に人間の女がいたとする…それでお前は言うわけだ…悪魔になって俺の伴侶の一人になってくれって…承諾が得られなかったらどうするんだ?」
「…そっ、その時は諦めて別の女性を「それが本音か?お前女なら…胸が大ききれば誰でもいいんだよな?」ちっ、違…!」
「…まあその件で別にお前を責める気は無い…。何故ならお前はお前の都合で女を選ぶというクズの行動をしようとしてるが、リアスはリアスでこう言ってるも同然だ…お前に種馬になれってな。」
「テレサ!何を言って…!?」
「…俺は…」
「そもそもお前、初めて自分を好きだと言ってくれた女に裏切られて昨日殺されかけたばかりだよな?そうも簡単に信じられるのか?人間でも無い女を?」
「…あの…やっぱりちょっと考えさせてください…」
「それは構わないけど…」
「良く考える事だ…。不老不死になれば全てが変わる…お前が思う程簡単な事じゃないんだよ…。」
原作でなし崩し的に悪魔になってしまった兵藤一誠と違いこいつはまだ人間だ…にも関わらず簡単に人間を辞めようとするこいつにイラついた。…だから余計な事を言ってしまった…部室を出て行く兵藤一誠を見ながら私は後悔していた…