「…テレサ、貴女一体「リアス、昨日兵藤を送って行ったんだろう?親に会ったか?」え?ええ。優しそうなご両親だったけど…?」
「…単刀直入に聞く…お前の眷属に親はいるのか?」
「それは…」
「ここにいる全員色々訳ありだ…違うか?」
「……そうよ。」
「お前そういう奴としか接してないから麻痺してないか?普通の人間の子を持つ親はな…子供がある日突然事故で亡くなったり、大怪我をして二度と歩けなくなったりしないかと心の何処かで不安になりつつも普通の生活を送り生きていてくれる…いや、そうあって欲しい…そう願うもんなんだよ…だから…種族が変わるなんてのは普通の親に受け入れられる様な物じゃないんだよ…要するにお前はその優しそうなご両親から大事な大事な息子を奪おうとしているも同然な訳だ。」
「そんな!?別に悪魔になったからって見た目が大きく変わったりする訳じゃ「何年経っても姿の変わらない息子…周囲には…特に親戚一同には何て説明する?」それは…」
「不老不死になれば兵藤一誠は人間社会からおさらばだ。…お前は兵藤一誠の人生をお前の一存で勝手に変えようとしているんだぞ?」
「…私は…」
「…あの…テレサさん…もうそのくらいで…」
木場祐斗に諌められ頭が冷える…私は何を熱くなっているんだ…?私には兵藤一誠がどうなろうと何ら関係無い筈だ…
「…すまんな…今日は帰る…子猫、朱乃、退いてくれ。」
「…あの…今日家に行って良いですか?」
姫島朱乃がそう聞いて来る…別に良いか…
「…好きにしろ、今からだと遅いな。泊まりの用意をしてくるといい…」
これ以上厄介事はごめんだ…このまま黒歌に押し付けてしまおう。
「…ずるいです…私も…」
「すまんな。ウチはあまり広くないんだ…悪いが五人もいたら定員オーバーだ…。」
塔城小猫はまだ黒歌に会わせるわけにはいかない…本来は姫島朱乃も会わせるのは不味いが放っておくと私がもたないからな…。
「…分かりました…」
「…じゃあな。…では朱乃、家で待っている…。」
「…はい。」
「…あんたは何を言ってるにゃ…。」
家に帰り、先に帰って来ていた黒歌に姫島朱乃の事を説明する…何をだと…?
「だからこれからリアス・グレモリーの眷属の一人でマゾヒストの女が来るからお前に相手して欲しいと「聞こえないからもう一回言えって言ってんじゃねぇにゃ!何でその子の相手を私がしなきゃならないのかって言ってんだにゃ!?」何でってお前Sだろう?」
「私はノーマルだにゃ!」
「ゑ?」
「その顔止めるにゃ!あんた私を何だと思ってんだにゃ!?」
「サディスト猫女。」
「良し!表出るにゃ!」
「…テレサ、黒歌お姉ちゃん喧嘩してるの…?」
「けっ、喧嘩じゃないにゃ!?」
「ああ。お前は何も気にしなくて良いからな。」
「…その子が訳ありなのは察したにゃ…。優しくしてやれにゃらまだ分かるし、普通に協力もするにゃ…。何でわざわざ虐めなきゃにゃらにゃいにゃ!」
「そいつがMだからだよ。虐められるのがそいつにとっての幸せだからだ。」
「ふざけんじゃねぇにゃ!そんなの絶対可笑しいにゃ!」
「…まあ接し方はお前に任せる。」
私は役割を丸投げ出来れば良いからな。
「…あんたも少しは協力するにゃ。」
「断る。私はノーマルだ。」
「私もそうだってさっきから言ってるにゃ!?」
と言うやり取りが結局姫島朱乃が家を訪れるまで続いた…。