「~~~!」
「…可愛いですわ…。」
さて、姫島朱乃が部屋に来ていざ寝ようとした時…
「皆と一緒に寝たい。」
…と言うクレアの一言で女四人同じ部屋に寝る事になった訳だが…
「っっっ…やっ、やめ…!」
「…ふふふ…」
完全に私の想定と逆で焦れた姫島朱乃が黒歌を責め立てると言う状況が出来上がっていた…鳴かされつつもクレアが熟睡している所を見れば黒歌が仙術を使っているのは分かる…何故私には使わないのか…止めて欲しいのか、単なる嫌がらせか…ちなみにこれを聞かされてる私はと言えば…
「……うるさい…」
クレイモアの多くは初期の頃に生まれた男性型と違い、欲情してる描写は原作ではほとんど確認出来ない…極一部にはいるようだがな…そのせいなのか分からないが少なくとも私は同性に興味が無いからとか付き合いの長い同居人だからとか関係無く全く今の状況にそういう反応をする事は無い。…要するにこれは単なる安眠妨害にしかなっていない…時折身動ぎする私に気付いているのか姫島朱乃の視線を感じるがそういう展開を望んでいるのか?
結局同居人の喘ぎを聞きながら私は何時の間にか眠りに落ちた。
翌朝…
「…テレサ、黒歌お姉ちゃん具合悪いのかな…?」
「ん?まあ風邪みたいなものだろう…悪いが店に連絡しておいてくれないか?」
「…分かった。」
私の言葉を疑うこと無く電話をかけに行くクレア…ああ、お前はまだそのままでいてくれ…
「…昨夜の…聞こえていたんでしょう?貴女も参加なされば良かったのに。」
「…生憎、私には性欲が無いようでね。」
ふざけた事を宣う姫島朱乃にそう返す…まあ出来ないわけでは無いんだろうが…正直私を巻き込まないで欲しい…。
「…本当に残念ですわ…では貴女がその気になられるまで黒歌お姉様と楽しませて頂きますわ。」
「……程々にな。」
黒歌には悪いが私とクレアに影響が無ければ構わないのが本音だ。…頑張ってくれ、私とクレアの安寧の為に。
……私はさっき漸く眠る事の出来た同居人に心中で告げる…。
「……勘弁して欲しいにゃ…」
「…ああ、まあそうだろうな…。」
昼…黒歌の看病の名目で家に残った私に起きて来た黒歌が発したボヤきに私はそう返す…。
「…他人事みたいに言うんじゃないにゃ…あんたがあの子を連れて来たんだにゃ…。」
「…いや、まあそうなんだが…敢えて言うなら私には性欲が全くと言って良い程無いのでね…まああれだけ喘いでたんだ、満更でも無いんだろう…?」
「~~~!」
そう言うと目に見えて狼狽え始める黒歌…ああ、これは堕ちるのも時間の問題だな…。
「まあそんなに嫌ならお前が逆に堕とせば良いだろう?」
「…あんた、本当にクズだにゃ…。」
今更だな。私が人でなしである事など分かりきっているだろうに。