特異災害対策機動部二課……主にノイズに相対する者達が所属する組織
今ここに潜入を試みる者がいた
「…たくっ。ティアの奴、こんな警戒厳重な場所に潜入しろとか人使い荒すぎるだろ……こちとら昨日まで南米でゲリラとドンパチしてたから久々に日本で休暇取ろうと思ってたのによ……」
頭をガシガシと掻きながらボヤく青年の名は御神苗優
大財閥アーカムが有するエージェントスプリガンの中でも超一流の実力を持つ
「ノイズは正直俺でも手を出せねぇ……遺物を扱う癖に内情を悟らせないからってアーカムが介入するのはおかしいだろ、絶対。」
「…はぁ。しかもここ……リディアン音楽院って女子高じゃねぇか!こんな所に本当に二課の本部があんのか?……ティアの奴……間違いでしたじゃすまねぇぞ……」
「…いや。確かに二課の本部はここにある。」
「!誰だ!テメェ!」
この俺が気配を感じなかった!?何なんだ!?このおっさん!?
「自己紹介をしよう。俺は風鳴弦十郎。特異災害対策機動部二課の司令官だ。リディアン音楽学院へようこそ。スプリガンの御神苗優君」
「…こっちの事はお見通しって訳か」
「君は裏の世界では割と有名だ。俺もこんな仕事をやっていると嫌でもそういう情報が入って来る。……さて、それじゃあ聞かせてもらおうかな、こんな夜更けにこそんな物騒な格好をして何をしに来たのか?」
「…そう簡単に答えると思うかい?」
「いや?思わない。君はまだ若いがプロだ。そんな君が簡単に目的を喋るとは思えない」
「…んじゃ、どうしようってんだい?」
「あまり子供を痛めつけたくは無いが力づくで口を割らせる事にしよう。君は拳法を嗜んでいるんだったな?師匠はあの朧だとか」
「…朧を知ってんのか?」
「面識は無い……だが彼もまた裏の世界ではよく語り継がれる存在だ。最もこっちは君と違って本当に噂程度しか語られていないが。朧も本名じゃあないらしいしな」
「朧と比べられちゃあ形無しだが俺も弱いつもりは無いぜ?司令官なら現場にあまり出ないんだろう?退いてくれると助かるんだけどなー。今日はこれで帰るしそれじゃあ駄目か?」
「…今日日上の者も戦えてなんぼだ。それに俺は実は期待している。裏世界で名を轟かせる君の力を直に見れることを。では始めようか?」
……!早っ!
「でやぁ!」
直感で迎撃。ってこのおっさんAMスーツを着た俺の拳を素手で止めやがった!?マジで何なんだこのおっさん!?
「…おう!まだ荒削りだが悪くない!アーカムなんて辞めてウチに来ないか!?歓迎するぞ!」
「ワリィな!断るわ!てかアンタの身体どうなってんだ!?何で身体強化してる俺の攻撃をこうもあっさり止められるんだよ!?どんな鍛え方してんだ!?」
「メシ食って映画観て寝るッ!男の鍛錬は、そいつで十分よッ!」
「んなわけねぇだろ!?」
マジでバケモンだ、このおっさん!何とか隙を見て逃げないと……!
「おいおい。そう釣れない態度取らなくても良いだろ。もっと男の語らいといこうじゃないか!」
「断固拒否する!」
ティア……マジで恨むぞ……!
何だろう……このカオス……
もう少しマシなネタ思い浮かべてた筈だったのにいつの間にかOTONAが暴走してた……