ネタ帳   作:三和

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ハイスクールDxDにクレイモアがいたら42

原作に介入する…その意味は分かってたつもりだった…そうだ…この状況は予想出来た筈だ…!

 

「あぎゃぎゃ…あんたみたいな化け物が家族ごっこ?俺っち笑いが止まらないよ。腹が捩れそうだ…どうしてくれる?」

 

「…フリード・セルゼン…!」

 

私は今、半壊したアパートの傍らに転がるクレアと黒歌に剣を向けるフリード・セルゼンと対峙していた…

 

アーシアを連れ家に戻って来て飛び込んで来たこの光景に一瞬惚けそうになるのを何とか持ち直し、妖力解放し割り込むと二人に振り下ろされるフリードの剣を掴む。

 

「あらら…何何、俺っちの事ご存知?」

 

「悪名高きはぐれエクソシストだろう?確か殺人に快楽を見出して神の陣営を追放されたと聞いたが?」

 

「…わーお。俺っちも有名人か。特にあんたみたいな化け物に知られてるとは最っ高!」

 

フリードが剣に力を込める…これが本当に人間の力か!?妖力は今は抑えているとはいえ、素の私の身体能力に追い付くとは…!

 

「…なかなかの力だな…!歪んでいるとはいえそれも信仰とやらか?」

 

「あぎゃぎゃ。…信仰?何それ美味しいの?」

 

必死で取り繕うが…多分隠し切れて無いだろう…人間とはいえ奴は一応プロだ…!私に余裕が無いのは分かっている筈…!

 

「…何それ?遊んでんの?本気でやってよ…そいつら殺しちゃうよ?」

 

…駄目だ。今こいつを殺すのは不味い。この場では人目に着きすぎる…!

 

「…良いのか?そんな事をしたら間違い無くお前が死ぬが?」

 

「あぎゃぎゃ。そんな事言っちゃって…あんたこの場では本気出さないつもりでしょ?…化け物の癖に人間の振りしちゃってさぁ。」

 

「その私と渡り合うお前も十分に化け物だろうが…!」

 

ふざけた奴め!…くそっ…アザゼル…アーシアは最悪引き取るつもりだったとはいえこのおまけは聞いてないぞ…!?

 

「止めてくださいフリードさん!何でこんな事をするんですか!?」

 

先程から呆然としていたアーシアがこっちに…!

 

「駄目だ!来るなアーシア!」

 

「あぎゃ!余所見はいけないよ?」

 

「なっ!?」

 

一瞬気が緩んだ所で頭にハイキックを喰らい…吹っ飛ぶ…原作で薬物で身体能力を上げてるのは知ってたが私にダメージを与える程なのか!?

 

「…いってー!ちょ!?おたくどんだけ化け物なの?俺っちの足がやばいんだけど!?」

 

最も奴も無事では無さそうだがな…足が在らぬ方向に曲がっているのが分かる。

 

「フリードさん!」

 

アーシアが仰向けに倒れ込み足を押さえながらのたうち回るフリードの治癒を始める…成程。これが神器「聖母の微笑み」の力か…数分で奴の足は元通りとなった。

 

「…ふぅ。ありがとう、アーシアちゃん「お礼なんて良いです!それより何でこんな事を!?」何言ってんのアーシアちゃん?これは俺っちのお仕事よ?」

 

「…え?」

 

「駄目だアーシア!聞くな!」

 

いずれは言うつもりだったが今言われるのは不味い!フリードの所へ向かおうとしたが足元が覚束無い…!視界も揺れている…!脳を揺らされたのか…!?

 

「そこに転がってる女いるでしょ?それ悪魔よ、悪魔。」

 

「…えっ!?」

 

「チッ!」

 

……これで私が何を言ってももう無駄になった…!こうなれば決めるのはアーシアだ…!

 

「でっ、でもこの人はこんな目に遭わされるほど「アーシアちゃん?悪魔は悪い奴でしょ?狩らなきゃ駄目でしょ?」…なっ、ならそこにいる子は…その子も悪魔なんですか!?」

 

「違うよー?その子はただの人間「なら、何で!?」悪魔と一緒に家族ごっこなんてしてたんだよ?殺されて当然っしょ。」

 

「そんな…。」

 

「…あー…何か凹んでる所悪いんだけどさぁアーシアちゃん?」

 

「…え?」

 

「…そこにいる女も人間じゃないよ?」

 

「…えっ!?」

 

アーシアが私の方を見て来る。

 

「じゃっ、じゃあテレサさんも悪魔「あー違う違う。それねぇ、何か詳しくは知らないけど下級悪魔よりずっとやばい化け物」…えっ!?」

 

「……」

 

…知られてしまったか。これによりアーシアの私に対する印象が変わろうとも私は気にしないが…この場で不安定なアーシアに不信感を抱かれるのは不味いな…

 

「…それでも良いです。」

 

「…んあ?」

 

「テレサさんは私を家族だって言ってくれました!私はテレサさんを信じます!フリードさん!もうこんな事は止め…あぐっ!」

 

アーシアがフリードに殴り飛ばされ地面に転がる…そしてフリードが剣を振り上げるのを見た瞬間、私は地を蹴った…!

 

「あっそ…もういいやー…サイナラアーシアちゃ…ぶごっ!」

 

視界に入るクズの横っ面を殴り飛ばす…間違い無く骨まで行ったな…だがどうでもいい…私はこいつを今この場で殺すと決めた…!

 

「いってー!?マジで痛てぇ!?」

 

起き上がるクズ…まるでゴキブリだな…!だが、その方が良い。

 

「…覚悟は出来てるなエクソシスト?…お前は私の家族に手を出した…安心しろ、本気は出さない…わざと力を抑えて…嬲り殺しにしてやるよ…!」

 

こいつを消し飛ばすのは多分簡単だが…それでは私の気が済まない…!

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