ALOに最近出されたイベント告知で多数のネームドボスが配置された
ALOの全プレイヤー参加型のイベントでコイツらを討伐しなければこの妖精達の住む世界アルブヘイムが滅ぼされると言う
大半のプレイヤーは純粋にクエストとして楽しんでいるだろうがカーディナルの性質を知る俺達からしたら到底これが単なるイベントの謳い文句だとは思えない
なので恐らく俺達だけはガチに攻略を進めている事になるだろう
このイベントで討伐しなければならないボスは以下の通り
サルーイン、七英雄、四魔貴族
この内サルーインは現在発見されておらず、七英雄は各地でちまちまと暴れていたり何やら情報を集めていたりと色々な奴がいるがすぐさまアルブヘイムに影響があるとは思えないのでコイツらに関しては後回しだ
問題は四魔貴族の方だ
魔戦士公アラケス、魔龍公ビューネイ、魔海候フォルネウス、魔炎長アウナス
この内アラケスとアウナスに付いては既に居場所も割れており特に派手な動きをしてないのでコイツらも後回しだ
ちなみにもう何人かのプレイヤーが挑んだらしいが未だに未討伐だ
コイツらアビスとかいう異世界からアビスゲートを通してこちらの世界に送られてくるあくまで本体の影みたいな物らしいから正直それで勝てないとか本体がどれくらい強いのか想像もつかない
脱線したが結局問題は残りの二体ビューネイとフォルネウスの方だ
ビューネイは現在アルブヘイムの上空をとてつもないスピードで飛び回っているらしい
ゲートの場所は分かっているからそこで待ち伏せしていたレイドパーティがいたが総崩れになったことで今はシルフ、ケット・シー、サラマンダーの三勢力が協力し空からの討伐を試みているが歯が立たないとか
そして最後のフォルネウス……コイツが一番厄介かもしれない。
コイツのゲートは何と海の中にあるらしい
コイツ自身は動く様子が無いがコイツの率いてるMobが曲者だ
何と町に入り込んでくるのだ
現在圏内ですらALOに安全な場所は無い
……心底SAO時代にコイツらがいなくて良かったと思う。圏内に入り込んでくるMobがいたらどれほどの被害が出たか想像も付かない
今俺は仲間にはフォルネウスのいる海底宮に侵入する方法を調べてもらい俺はビューネイ討伐の方法を探っている
実はイベント告知には無かったが連中以外に何体かのネームドの出現が確認されているのだ
俺はその内の一体の場所に向かっている
危ない事はしないようにとアスナに釘は刺されているがこればっかりはゲーマーの性ってやつだ。正直上手くいけばこのまま直接ビューネイとの対決になるだろう
結構ワクワクしている
……着いた
俺は眠っている巨大なドラゴンの元に向かって行く
「…何だ妖精か。帰れ」
凄まじい威圧感。だがここで臆する訳には行かない
にしてもまさか最初から言葉を発するとは嬉しい誤算だな。正直最初は一戦交える羽目になるだろうと思っていたから
「グゥエイン!俺はお前に話があって来たんだ!」
「妖精如きがこの俺に話だと?」
「ああ!そうだ!」
言いながら俺はストレージに武器を納める
「…ほう。面白い。良いだろう。言ってみろ」
「…ビューネイの事だ。」
「アイツの話を持ち出してくるとはいい度胸だ。」
やべっ!怒らせたか!?
「…で?奴に関して何の話があると言うのだ?」
ふぅ……
「…簡単な話だ。ビューネイを倒すのに力を貸して欲しい。」
「…ほう?」
コイツがビューネイと戦っているという目撃談は多数ある。後は乗ってくるかどうか……
正直アルゴが調べて来たコイツと妖精との因縁を聞く限り難しいかもしれないが……
「お前にとってもアイツは目の上のたんこぶの筈だ。悪い話じゃ無いだろう?」
「…我が母ドーラはかつて妖精と共にビューネイを倒した。」
「だが最後にはその妖精に殺されたのだ。妖精とは勝手なものだ。」
「だがビューネイが空を我が物顔で飛び回るのはガマンならん。協力してやっても良いぞ」
「さあ乗れ!」
俺はグゥエインの上に飛び乗り再びストレージから剣を取り出し装備する
「…妖精。貴様名は?」
「キリトだ」
「…良し。では行くぞキリト!」
「おう!」
正直興奮が抑えられない
こんな浮ついてて勝てるのだろうか……
ゲームやってないと分からないな、これ