その晩、サーゼクスとグレイフィアが部屋にやって来た…(旧校舎の空き部屋を間借りしている…居住スペースが何故あるのか疑問だが)
「…貴女は自分が何をしたか分かってますか?」
「ああ分かってるさ…」
「じゃあ、何故挑発したんですか!?」
「…あいつが気に入らなかった。それだけだよ…」
「貴女…!分かってるの!?最悪戦争になってたかも知れないのよ!?」
あっ、敬語が取れた…これは本気で怒ってるな。
「…グレイフィア、その辺にしたまえ。」
「…申し訳ありません、サーゼクス様…」
……グレイフィアは私から見てもかなりの実力者だ。それをあっさり威圧して黙らせる辺りやっぱりこいつも魔王と言う事か…
「…さて、君の事だ、状況は分かってるんじゃないかな?」
「…あいつはライザー・フェニックス…リアスの許嫁だろう?最も政略結婚で二人の間に愛など無いが。」
「…話が早いね。ではこの後の事も分かってるかな?」
「レーティングゲームで婚姻が取り消されるか決まるんだろう?」
…どうせなら私もあいつらの特訓をしてやるかな…私もこれで無関係とは行かなそうだ…
「…ではこれは君でも分からないね…レーディングゲームをするに辺りフェニックス家から条件が一つ…君が出場する事だ。」
「……冗談だろう?私は悪魔じゃないし、もちろんリアスの眷族でもない。」
「…そうなると思って挑発したんじゃないのかい?」
「さっきも言った。あいつが気に入らなかっただけだと。」
「とにかくだ、君が出場すると言わなければこの話は流れる。」
「…そうか、良いぞ。」
そう言うと目を見開く二人がいた…何だ…
「…何故そんなに驚くんだ?」
「…そりゃあ驚くさ…どういう風の吹き回しだい?」
「忘れたか?そもそも私は多少戦闘狂の気があるからな…しなくて済むならその方が良いが、やれと言うなら否やは無い…私がまいた種だしな。」
「分かった…ではリアスたちに伝えておこう「一つ良いか?」ん?」
「どうせ明日から奴らは特訓だろう?私も同行させてもらおう。…私があいつらを鍛える。」
「…加減はしてくれよ?」
「……善処はするさ…」
木場の件で懲りてる…
「…では私たちはそろそろお暇「サーゼクスおじさん…アーシアお姉ちゃんとご飯作ったけど」そうなのか。では頂こうか、グレイフィア?」
「そうですね…」
……アーシアは余り騒ぐタイプじゃないし、しかも黒歌の事で自分を責めてるらしくあまり喋らない…クレアも気丈に振舞っているが元気は無い。……その晩の食卓は久しぶりに賑やかになった…
「…では、失礼するよ…後は明日、リーアに聞くといい…」
「ああ。」
泊まって行ったら…というクレアの言葉をやんわり断り(そもそも何処で寝るのか…?)サーゼクスとグレイフィアは帰って行った…
「…さて…ん?…やれやれ…」
後片付けが終わったのだろう…クレアとアーシアは二人でソファーの上で眠っていた…
「仕方無い…運んでやるか。」
私は二人を担ぐと部屋に運んで行った…。