ネタ帳   作:三和

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ハイスクールDxDにクレイモアがいたら52

午後は自主練という事になっている…チームとしての戦術だけ磨いても理論のみで身体が動かなければ何の意味も無いからな…私も念の為自分の鍛錬もしておきたい…一応時折私が様子を見に行く事にはなっている。…サボりそうなのは兵藤位だが他の奴は…特に木場が気になるな、根を詰め過ぎないと良いが…とはいえその前に一つ私は確認したい事があった。

 

 

 

「黒歌姉様!」

 

「ごめん…!ごめんね白音…!」

 

「……」

 

…クレアはあの日少しの間だけ会う事が出来たし、その後今日までまともに顔をも合わせられなかったがそもそも一緒にいた時間はかなり長いし、喪失期間は短い…アーシアはあの日は結局また寝てしまい、今日改めて会えて初めて会話をしたわけで接点は無い。……経過を見に行く名目で怪我人の黒歌に世話されていた(いや、私は本当にその目的で来てたんだが黒歌が勝手にやってただけだ…)私は論外だろう…

 

……今この場で黒歌の身内の中では一番情の深く、一番長い喪失感を味わった小猫が今ようやく姉に再会したわけだ…

 

……良かったな、黒歌…

 

これだけ離れていても黒歌には聞こえてしまうので声には出さなかった…泣きながら抱き合う二人を見ながら私は黒歌との出会いを思い起こしていた…

 

 

 

「テレサ!」

 

「どうしたんだ、クレア?…酷い怪我だな…動物病院はこの時間まだやってたかな?クレア連絡してみてくれ…そう慌てるな…急患が他にいたりしたら後回しにされかねないからな、確認はしといた方が良い…そこが一杯なら他を回れるからな。…後お前も着替えろ、ビショビショだ、風邪を引くぞ?」

 

「分かった!」

 

あの雨の日…ずぶ濡れになったクレアが怪我をして弱りきった黒猫を抱えて来た。

 

私はコートを羽織りつつ黒猫の方を見た…

 

…まさか…黒歌って事は無いよな?

 

ハイスクールDxDの話で黒猫と言えば黒歌を連想する。まさか私もこんなタイミングで原作キャラと関わるとは思ってなかったからその時は一瞬浮かんだ考えをすぐに打ち消した。

 

…幸い黒猫の怪我は一件目の動物病院で問題無く見てもらえ、手当ても無事済み、黒猫は私たちの部屋の一員となった…

 

…最初数日間は特に何事も起こらず、黒猫もクレアに良く懐いていた。……何故か私には一向に懐かなかったがな。

 

そんなある日の夜、黒猫は突如消えた。

 

取り乱すクレアを宥め、二手に別れ探す事にした。…クレアには悪いが私としては見つからなくても仕方無いとその時は思っていた…猫は気紛れだからな、そもそも飼い猫だった可能性もある…

 

夜になり、一度二人で部屋に戻り、黒猫を待っていたものの帰ってくる気配は無い…もう一回探すというクレアを留め私が一人で探しに行った…そして行った先で私ははぐれ悪魔と、それに襲われる黒歌の姿を見た。

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