「…テレサ、そろそろ起きるにゃ。」
「…ん…むっ…眠い…」
最近の私は朝が弱い…一度目が覚めてしまえばあまり関係無いが…これでは修行所では無いからな…何せ午前中は私が教える立場だ、黒歌はその辺も踏まえて早目に起こしてくれたんだろうが…やはり眠いな…ん?
「…黒歌、何時からその体制何だ…?」
私は隣で寝転がる黒歌から顔を覗きこまれていた…近い…起こすためだけならそこまで近づく必要は無いし、別に私が黒歌を抱き枕代わりにしてしまったとかではない様なので何なら先にベッドを出ていても問題無い筈だ…
「ん?…んー…ありゃ?三十分位経ってるにゃ。」
……何やってるんだこいつは…?
「…朝っぱらから人の顔見て何か楽しいのか…?」
「あんたの寝顔見るのは割と楽しいにゃ。」
…私は普段どんな顔して寝てるんだ…?
「…そっちの趣味は無いんじゃなかったのか…?」
「そういう意味じゃないにゃ。それより口の端、涎垂れてるにゃ…ああ!?服で拭いちゃダメにゃ!…全く…子供みたいにゃ…」
「…顔を洗って来る…序にシャワーも浴びて来るかな…」
黒歌が避けるのに合わせ身体を起こす…そう言えば昨日は浴びてない…体質柄、そこまで汚れないとは思うが…まあ気分の問題だ…
「…あんたの場合あんまり風邪は引かなそうだけど一応水じゃにゃくてお湯の方にするにゃ。」
「…ああ…お前は風呂の方が良いか?この後入るなら湯を溜めておくが…?」
「今日は良いにゃ。私もシャワーにするにゃ。」
「了解。」
「…テレサ!」
「ん?…おっと。ん?こいつは…」
「…しっかりするにゃ。あんた着替えは愚か、タオルすら持ってかないつもりにゃ?そのまま出て来たらカーペットがビショビショになるにゃ。」
「…そうだったな…すまん。」
家では普通にやってたから忘れてたな…寝起きなのもあるだろうが。
「…いや、テレサ…何でゴロゴロしてるにゃ?」
私の後にシャワーを浴びて来た黒歌が聞いて来る。
「ん?いや、まだ時間があるから「せめて髪くらい乾かすにゃ…あんた長いんだからまた癖つくにゃ…」…別に良いだろ?動いたらどうせ乱れるし「傷むからダメにゃ。あんたほっといたら櫛もろくに通さにゃいし」面倒だからな。」
どうせならもうバッサリ切るかな、私としてはもうテレサを演じる事に拘ってないからこの髪型の必要も「ダメにゃ。」
「何だいきなり…」
「…あんた髪切ろうって思ったでしょ。ダメよ。」
「長いと手入れが面倒で「あんたどうせ自分でなんてやらないじゃないの。とにかくダメ。」…分かったよ…」
正直今は鬱陶しく感じる時の方が多いんだがな…