ネタ帳   作:三和

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ハイスクールDxDにクレイモアがいたら58

「ところで肝心の進捗はどんな感じにゃ?」

 

黒歌と廊下を出てのんびり歩く。…予定通りならリアスたちは現在、朝のランニングをしている筈だが私には別に参加義務は無い。

 

「…まだ一日目が終わっただけだぞ?気が早いな…でもまぁ、一言で言うなら…駄目だな。」

 

「…やっぱり?」

 

「普段からろくに戦闘をしておらず、模擬戦は愚か、個人的な鍛錬すらここに来るまで出来てなかった連中を高々二週間やそこらで一端の戦士に育てられる程教え上手じゃないんでね。」

 

はぐれ悪魔との戦闘が無いのは厳しい。…堕天使との戦いが無くなったのは完全に私のせいとはいえ、あいつらたるみ過ぎだ…これをどう叩き直せと言うのか…最低限向上心があるのと、ガタガタだった連中の連帯感は戻りつつあるのが救いだな、原作ではしばらく微妙な間柄だった兵藤と木場が思ったより仲は悪くなさそうなのもポイントだ…何があったのか非常に気になる所ではあるが。

 

「参考までに個人の問題点を挙げていくなら…リアスは一々攻撃に参加する癖がある…リーダーのあいつに求められるのはその頭脳だと言うのに。

 

朱乃は味方、特に前衛組の二人、兵藤と木場を巻き込んで雷を落とす…奇襲としてはありだが毎回狙うのはナンセンスだ…そもそも味方を潰してどうするんだか。

 

木場はそれ程問題は無い。剣技は寧ろ私より洗練されているし、素人の兵藤の援護までしている…強いて問題を挙げるなら私以上に熱くなりやすい事と未だに私をライバル視している節がある事。

 

…兵藤は言う事は無い。所詮は素人だからな、寧ろそう考えれば良く動けている方だ。最低限の動きは口頭でも伝えてるし身体にも叩き込んでるがどうなる事やら…基礎体力は結局自分で付けて貰うしかないし、神器の扱いについては私は専門外だ。」

 

そこで私は一息着く…そんな顔するな、ちゃんと話してやるよ…

 

「…で、お前が一番聞きたいだろう小猫だが…昨日はお前の事が気になって身が入らなかったようで評価は難しいが、…先ず攻撃は直線的で単調。せっかく与えられた重い拳と蹴りが活かしきれて無い…あいつの攻撃パターンが分かりやすいせいでその小柄な身体から発せられるスピード、それから視点を下げないと相手からは動きが見づらいという優位性を自分から殺してる…女子に使う言葉じゃないが完全に脳筋だな…」

 

「…褒める所はにゃいのね…」

 

「…いや、脳筋とは言ったが周りはちゃんと見えているらしく他の前衛二人との連携は取れていた。そこは評価出来る…」

 

と言っても本当はそれこそ出来て当たり前なんだがな…

 

「…お前の方はどうなんだ?仙術の教えは順調か?」

 

「…まずまずって所にゃ。滑り出しは本当に順調…期限が二週間じゃなかったらね…」

 

「間に合わんか?」

 

「二週間じゃ基本を教えるのがやっとにゃ…とても実戦で使えるレベルににゃんて…」

 

「…お前もそんな感じか…まっ、私たちは出来る事をやるしか無いだろうさ…」

 

「…他人事みたいに言ってるけどあんたも出るんでしょ?あんたの方は問題無いの?」

 

「…今更若手悪魔の眷属程度に私が負けるとでも?…というか私は当日は積極的に動くつもりは無いよ…あいつらの成長の妨げになる…」

 

そもそも私にはハンデが付きそうだがね…それに…

 

「眷属は問題無くても私には王のライザーを倒す決め手が無いからな…万が一、私が動く事になっても最後はどっちみち神器や能力持ちのあいつらに任せるしか無いがな…」

 

傷を与えても再生するあいつを物理攻撃に特化した私が倒し切るのは不可能だ。…さて、本当にどうするかねぇ…

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