「何があったんですか!?」
ボロボロになった兵藤を黒歌達の元へ連れて行くとアーシアがキレた。
「…こんな…ここまでする必要があったんですか…!?」
「ほら、アーシアお姉ちゃん…早くイッセーお兄ちゃんを治してあげないと…」
クレアに連れられるアーシアにリアス達がついて行き…
「…上手く行ったの?」
「…一応な、後はあいつの問題だ。」
「…そう。」
「…お前は向こうに行かないのか?」
「私はあんたの方が心配にゃ。」
「…私の何を心配する?見ての通りダメージは無い。」
「…肉体的にダメージが無くても…あんたは優しいからね、結構キツかったでしょ?」
「……ああ…」
兵藤を含むあいつらは既に身内みたいなものだからな…やはり一方的に痛めつけるのは答える…
「…あいつらに…説明すべきだったと思うか…?」
「…間違い無く反対されたわね…あの子たち兵藤一誠の事はもちろん、あんたの事も心配してるから…」
「…参ったな…悪い気はしないが…」
分かっているんだ…そんな事は…だからこそ私はあいつらを、そして今目の前にいるこいつを守りたくなる…
「実力的に隔絶した奴を心配する精神が分からないんだがな。」
「…傲慢な事言ってもあんたの本心はバレてるにゃ。」
「……うるさい…」
照れ臭いんだよ…察しろよ、長い付き合いなんだから…
アーシアの治療で兵藤の怪我は治ったが、体力を使い果たしたのか兵藤は目覚めないまま夕食の時間となった…
痛いくらいの静寂とはこういうのを言うのか…沈黙の中私たちは食事を終えた…
「クレア。」
「何?テレサ?」
「お前、兵藤とは知り合いだったんだろう?何処で知り合ったんだ?」
夕食後、兼ねてより気になっていた事をクレアに聞いていた…クレアは小学生で兵藤一誠は高校生…接点なんか無い筈だ…あいつも別にロリコンじゃなさそうだしな…違うよな…場合によっては私はあいつを抹殺しなければならん…!
「…どうしたのテレサ?すごく怖い顔してるよ…?」
「…いや、何でもない。それで…」
「…イッセーお兄ちゃんと何処で知り合ったかだよね?前に黒歌お姉ちゃんがいなくなった時に公園で会って一緒に探してくれたの。」
…黒歌が正体を見せる前の話か…
「黒歌は知ってるのか?」
「ううん。知らないと思うよ。それからも時々遊んだりしてくれたけど黒歌お姉ちゃんはいなかったし。」
……単純に聞けば黒歌と一緒に行動していない時に兵藤に会っていたという意味に取れるがクレアの場合…
「……それはそのままの意味か?」
「そうだよ?」
……クレアは私や黒歌の気配が分かるのだ。(察知の仕方を教えた覚えは無いのだがしかも困った事に本人は誰でも出来る事だと勘違いしている節がある…)要するにクレアは黒歌と行動していない、且つ近くに気配が無い時にしか兵藤の会った事が無いという事だろう…本当に偶然か?やはりあいつロリコンじゃないだろうな…?