クレアと別れた後私は兵藤一誠の事を黒歌に聞いてみた
「イッセーちんがロリコン?多分それはにゃいにゃ。」
「…根拠は?」
「…あんた…気づかなかった?兵藤一誠は私やあんた、後はリアスちゃんや姫島朱乃ばかり見てるわよ?もちろん見てるのは胸。」
「…やはりか…」
気にし過ぎだったか…
「…にゃんでそう思ったにゃ?」
「…それがな…」
私はクレアから聞いた事を黒歌に話した。
「…成程。確かに割と私はクレアの様子をよく見に行ってたけど兵藤一誠と会ってたのは見た事無かったわね…でもそれこそ偶然でしょ?そもそも兵藤一誠に私やあんたの気配なんか分かりっこないでしょ。クレアが分かるのも不思議だけど…」
「……それもそうだな…今更だがお前がクレアに教えたわけじゃ無いんだよな?」
「…どうやって教えるのよ…気配の感知なんて経験の問題で普通、理論立てて説明なんて出来ないわよ…最も本能的に察知出来るのはいるけど…クレアはそっちの方じゃない?」
「…本能的に気配を察知してると?」
「…クレアの場合、近くに知り合いがいるのが分かる程度だけどね…ただ、ある程度隠しても見つかった事あるから本能的だけで説明していいのか微妙だけど…」
「…実際お前が見つけられるんだから相当だな…」
本格的に隠れられると私にも黒歌の発見は難しい…増してや黒猫の姿で隠れられるとほぼ見つからない…
「…何を心配してるのか分からないけど…クレアが私たちの気配を感じられるのがそんなに問題?」
「……」
「あんたは気にし過ぎ。そんな事で何かがあるわけないでしょ?」
「…どうにも嫌な予感がしてな…」
別にクレアが私たちの気配を感じ取れる様になったのは最近の話じゃない…今更なのは分かっている…だがどうにも不安なのだ…予感以上に何かを忘れてる気がする…くそっ…何だと言うんだ…この際、懸念事項は出来る限り潰しておきたい所なんだが…
「…テレサ。」
気付くと顔に柔らかい感触が…
「……何の真似だ…?」
私は黒歌に抱き寄せられ胸に顔を埋めていた。
「…一人で抱え込まないで。あんたは一人じゃないし、私に取ってもクレアは家族よ…心配事があるなら一緒に考えましょ?一人なら無理でもきっと二人なら良いアイディアも浮かぶわよ。」
そう言ってくれる黒歌に私は…
「…いや、お前猫だから数え方は匹だろう…?」
「…ここでそれを言う…?あんたね…照れ隠しにしても酷過ぎない…?」
「…照れてない。気になっただけだ。」
「…はいはい。もう良いわ。明日も早いんだからさっさと寝ましょう。」
「…私は照れてない…黒歌?」
「……」
……眠っているな…今日は黒歌の方も大変だった様だし疲れたんだろう…
「…おやすみ黒歌」
私はそう告げると目を閉じた…。