「…やってしまった…!」
何時の間にか寝ていた私が起きるとリアスは部室にいなかった…寝惚けた頭に原作知識が過ぎった私はすぐさま妖力解放をし、邪魔な部室のドアを蹴破ると走り出した。
「…へぇ…今頃来たのか。でももう手遅れだな。」
戦闘の気配を感じ取った私が辿り着いたのはグラウンドのど真ん中。…そこで目にしたのはホスト風の格好をしたニヤケ面のムカつく男…ライザー・フェニックスとそれに相対し、ボロボロになりながらも両の足で立ちリアスを守る兵藤。…他の連中は負けて転送された様だな…
「…テレサ…来てくれたのね…でも、もう良いわ…私は降参するから「諦めるのか?」私はイッセーの主人だもの。」
それで守ったつもりか?馬鹿が…!
「…それはお前のために戦ったこいつや他の奴らの想いを踏みにじる行為だ。…兵藤、何を腑抜けてる?お前の想いはその程度だったのか?そんな雑魚に負けるのか?」
「…テレサさん…俺には…無理です…」
「…兵藤、お前の願いは何だ?」
私には確信があった。こいつならライザーを倒せると。原作知識があるからではなく…今日までのこいつを見ていてそう感じていた…後はこいつが一歩踏み出すだけ。
「…俺には無理です「下らない事言ってないで答えろ」っ…!俺はハーレムを…!」
「そうだな。だがそれは手段に過ぎんのだろう?ではお前の原点は何だ?何故お前はハーレムを求めた?」
「…俺は…!…テレサさん?」
私は兵藤の横に立つと肩に手を置く…ヒントは与えた。後はこいつ次第だ。
「…自分の本当の願いを思い出せ。…ここは
引き受けてやる…だが、悔しいが恐らく私にはこいつを倒しきれん…お前がケリを着けるんだ。」
「…無理よテレサ…!もうイッセーは「リアス」…え?」
「お前は主人としてこんなにボロボロになってまで自分を守ってくれた眷属のこいつに報いる気はあるか?」
「…あるわ…でも今更私に何が「答えはこいつが出す。」
それだけリアスに告げると私は背中の剣を抜きライザーに歩み寄る。
「…何だ?待っててくれたのか?」
「…正直あんたと戦うのが楽しみでね。…簡単に倒れないでくれよ?」
「…お前のお眼鏡にかなうよう努力するさ。最も兵藤が復帰するまでだかね…ところで一つ賭けをしないか?」
「そいつが今更復活するわけないと思うがね?…で、何だ?」
「…もし、兵藤がお前を倒せなかったら私はお前の眷属になる…というのは?」
「…テレサ!?何を言って「リアス、黙ってろ」……」
「…へぇ…ちょっと張り合いが出て来たよ…そんなにそいつに期待してるのか?」
「…ああ。強いぞ、こいつは。」
…そう、私よりもずっとな…