埒が明かん…私は剣を地面に突き刺した。
「ん?何、降参?」
「…まさか。」
そこから私は妖力解放をして奴への距離を詰める…!
「なっ!?消え…ぐえっ!」
ライザーの背後に回った私はスピードを殺さず奴の背中を蹴り飛ばし、追い掛ける。
「…チッ!お前、今まで手を抜いて…!痛っ!?やっ、止め…ギャアアア!!!!止めろ…!髪が抜ける!!」
奴の髪を掴み、引き摺りながら校舎まで走る。適当な教室の窓に放り込み、私も中に入る。
「…テッ、テメ…ぶごっ!?」
上体を起こした奴の顔面を殴り付け、吹っ飛ばし、また追い掛ける…やはりな、原作の兵藤が何故勝てたのか分かった気がする…奴の身体は普段は炎を纏っているため打撃を受けた経験が少ないのだ…その癖先程より速い私のスピードに対応出来ず、今奴は混乱の極地にいる
…ちなみに私は手を抜いていた訳では決して無い…実は今出してるスピードに私自身がまだ対応しきれていないのでこのスピードで動くとかなりの頻度で剣を空振るのだ…斬り掛かる際、一々止まってたら隙になるからな…その点打撃なら慣れてるから問題無い。
…ただせっかくこの身はクレイモアである以上剣で戦いたいのだが…まあこうなれば仕方無い…兵藤の御株を奪う事にもなりそうだし、抵抗出来ない奴を一方的に嬲るのは趣味では無いが…一つ、このムカつく男をボコボコにするとしようか…私は舌舐めずりをすると更にライザーに追撃を加えていった…
「っ!?アアアアアア!!!?」
眼球に指を突っ込み(自分でやっといてなんだが指先から感じる独特のグチュッとした感触が非常に気持ち悪い…)眼窩に引っ掛け、持ち上げ、放り投げ…胴体が千切れて首だけ飛んで行った…私は残った胴体を首と同じ方向に蹴り飛ばした…どれくらい経った…?私はライザーを追い掛けながら時計を見る…
「…三十分程か…チッ!まだか兵藤…!」
私には他人を虐めて悦に浸る趣味は無いので単に疲れるだけだ…そろそろ限界なのだが…何時まで迷ってるんだあの童貞は…ただリアスに胸を提供して欲しいと言うだけだろうに…
「グアアアアアアア?!?!?!?!」
……あれだけ痛め付けられてもまだ立ち上がろうとするライザーに薄ら寒い物を感じながら無防備な下半身目掛けて足を振り下ろし、股間を踏み付けると一際煩い悲鳴を上げ、ブクブクと泡を吹き始めた…全く…一々喚くな、どうせ再生するんだろうが。…ん?やっとか…散々待たせてくれたな…
「…テレサさん…あの、これは…?」
「やっと来たか。見ての通り前座を務めさせて貰った…私は疲れたから寝る…後は頼むぞ?」
私とピクピクと痙攣しつつも何とか立ち上がろうとするライザーを見比べてあからさまにドン引きする赤龍帝の鎧を纏った兵藤の肩をポンポンと軽く叩くと私は半壊した校舎を出た…