「まあ小猫の事は置いといて、だ「もっと真面目に考えるにゃ」…ここまで来て蒸し返すな。そんなに気になるなら姉妹で勝手に話し合え。倫理的な話なら私は専門外だ。私に教えられるのは結局戦いに関する事だけだからな。」
「…私だって無理にゃ…」
「なら、どっちみちこの場で何言っても無駄だ。…辛気臭い顔するな…取り敢えず会って来たらどうだ?サーゼクス、今小猫は何処に居る?」
「隣の部屋でリーアたちと休んでいるよ。」
「だとさ。ほれとっとと「後にするにゃ」…なら、好きにしろ。サーゼクス、次だ」
「では誰を映せば良いかな?」
「…木場だ。」
「…ふむ、何故彼なのかな?」
「ちょっとな…まず映してくれ。理由は後で話す。」
「分かった…では…」
サーゼクスが再び操作をし、映像が切り替わる…そして木場祐斗の姿が映し出された…
「むっ?サーゼクス、ちょっと止めてくれ。」
「…と、どうしたんだ?まだ戦闘が始まってすらいないが?」
「黒歌、見てみろ。」
「にゃ?…あっ。」
映像に映し出された木場は両手にそれぞれ一本ずつ剣を持っていた…成程。こういう風になるのか。
「すまない…私にも分かるように説明してくれないか?」
「…魔剣使いとしての木場祐斗は多くの場合、剣を基本的に一本しか使わないんだよ。」
「成程。この映像では二刀流になってるね。しかし、改めて指摘したのは何故かな?君は既に見てる筈「私との戦いで奴は二刀流を披露していない」成程。」
「間違いなく私への対策だろうな…この時点でライザーは既に眼中に無かったのだろう…」
実際、私の見立てでは今のあいつらは一体一に持ち込めるなら木場祐斗を含め、全員ライザーの眷属にはほぼ遅れを取らないだろうと見ている…もちろん一番成長の遅れている兵藤一誠も含めてな…
「成程。手数で君を圧倒するつもりなのだろうね…」
「現状、純粋に腕力で劣る木場では私との打ち合いはほぼ不可能だからな…」
まあ私の場合、大剣がまともに振れないなら他の武器を使うか、徒手空拳に切り替えてボコボコにするだけなのだが。
「私の記憶では後にある理由から木場は二刀流主体に切り替えるんだ…」
「…君の知る歴史と変わって来ている訳だね…君はこれが重大な不確定要素に成りうると?」
「…いや、念の為だ。変化なら既に私の存在があるし、ライザーと戦うタイミングもズレてるから今更だ。」
…最も本音を言えば…先程小猫の問題をスルーしたからこの場では言えないがここまで変化がある以上、何が起きても可笑しくないと思っている…しばらくは警戒を続けなければ…