「かみやん…おい……かみやん!」
「うわっ!なっ、何!?」
「何?じゃないぜよ。さっきから読んでたんだぜい?」
「ごっ、ごめん…」
「…なあ、かみやん。何かあったのか?最近変だぞ?」
「ごっ、ごめん…」
「別に謝らなくていいぜよ。」
「うっ、うん。それで何?」
「…遊びの誘いぜよ。ゲーセン寄っていこうぜい」
「ごっ、ごめん。今日は……いや。今日も駄目なんだ。また今度!」
「あっ!おい!かみやん!?」
「どないしたんや?かみやんすごい勢いで教室出てったけど…」
「…」
かみやん…一体どうしちまったんだ……
「ハア…ハア…」
「僕は上条当麻じゃない……上条当麻になんかなれない……」
半月前
「…かっ、上条さんだ…!」
僕は昨日確かにいつもの様に自分の部屋のベッドで寝たはずだった
でも起きたら見知らぬ部屋にいたのだ
とりあえず起き上がろうとすると違和感を感じた
……僕は肥満体型だったはず
でも今僕の身体はがっしりしている
いわゆる細マッチョと言うやつだ
慌てて起き上がり身体に走る痛みを無視し腕に付いてる点滴を見てここが病院だと気づいた
僕は点滴スタンドを引きづり洗面所に向かった
そして鏡に映っていたのが上条当麻の顔だった
とある魔術の禁書目録は僕が読んでいた本だ
後でゆっくり読もうと思ってまだ序盤を流し読みしかしてなかった
ちなみにその時点で僕はインデックスに心奪われていた
ここがとあるの世界だとしたら……
そこでノックが聞こえた
ドアの方を見るとドアが開かれていくのが見える
「…わっ!?何してるの!?まだ寝てないとダメだよ!」
そこに天使がいた
そう僕が憧れた少女がそこに居たんた
「インデックス…」
「!わっ、私が分かるの!?」
「うん。分かるよ。無事だったんだね」
序盤は読んだ。彼女が僕に対してこう答えたということは本来上条当麻の記憶は消えていたということだろう
なら…
「インデックス、君が無事で良かった。」
歯の浮くような台詞がスラスラ出てくる
僕はいつこんなに軽薄になったんだろう?
……いや。僕はそもそも女性を口説いたことなんて無かったな
「…とうまー!」
僕は飛び込んできたインデックスを受け止めようして踏みとどまれず倒れ込んだ
その後僕は彼女を何とか宥めアパートの部屋に帰って行くインデックスを見送った
僕はこれはチャンスだと思った
そうこれは好きな子と同棲してるも同然
ましてやこのスペックの高い肉体
「ハーレムすら狙えるかも……」
僕はベッドの中でほくそ笑んでいた
……そのせいだとは思いたくない。僕だって本当にハーレムなんて望んだわけじゃなかったのに
これが僕の地獄の始まりだった……
主人公
上条当麻に憑依転生した中学生
インデックスが推しヒロイン
こちらに来る前は肥満体型の典型的ないじめられっ子だった
不登校で勉強は絶望的
上条当麻に憑依した事で薔薇色の人生を送れると思っていた
中学の勉強が分からないので能力開発どころか通常授業すらついていけない
コミュ障を患っており土御門、青ピは苦手
極度のビビりで喧嘩は全く出来ない
人助けなんて以ての外
土御門に不信感を抱かれている
生まれてこの方一度も家事をやったことがなく生活力が無い
掃除すらしないでいたらインデックスが主婦に覚醒した
現在家庭内ヒエラルキーはスフィンクス以下
メンタルは豆腐どころか最早液体
胃潰瘍による吐血を起こしている
こんな面倒な主人公扱えない