「アザゼル。」
リアスを呼びに行くためサーゼクスがこの場からいなくなった所で私はアザゼルを連れて廊下に出た。
「ん?どうした?」
「…コカビエル。」
「…あいつの事も知ってんのか。…何かやらかしたか?」
「監視をしておけ。」
時期がズレたからな…果たして聖剣の話まで行くかどうか…
「……理由は?」
「…時期がズレた為にどうなるか分からんが…近いうちに現在七本存在するエクスカリバーの内、三本が奪われる可能性がある…」
「それにあいつが…?」
「ああ…そして、コカビエルは駒王町で行動を起こす…再び戦争を起こすためにな…」
「…何でさっきの時点で言わなかった?それ、起こるとしたら確実に会談の前だろ?しかも今はサーゼクスがいないんだぜ?」
「この話、リアスたちは巻き込まれるだけで本来何の関係も無い。」
「…仕掛ける側になる俺が言う事じゃないけどよ、そうも行かねぇだろ…」
「リアスの眷属に一人、聖剣に因縁がある奴がいてな…私が知る限りそいつは主のリアスの言う事を聞かず暴走した…結果的に何とかなりはしたが…この世界ではなまじ私が鍛えてしまった為にどういう結末になるか分からない…出来ればこの事件が起こる可能性そのものを潰しておきたい。」
「お前…さっきと言ってる事が違うぜ?あっちは放置して、こっちは潰す…そんな事出来ると思ってんのか?」
「分かっている…だが…」
「……監視はする…だが、事が起きるまで俺は何もしねぇ「アザゼル!」…珍しい物を見たな…普段一歩引いてるお前が他人の為にそこまで感情を出すなんてよ…ちょっと嫉妬しちまうぜ。」
「茶化すな…!私は真面目に「テレサ」何だ!?」
「お前…ここまで来て、何甘い事言ってんだ…?」
「甘い…?」
「お前言ってたよな?起こると決まってる事は大抵の場合必ず起こるってな…なら、下手に手を出してどうなるか…結果はきちんと想定してるんだよな…?」
「それは…」
「お前の言う歴史の修正力が本当にあるとしてだ、そうなると最終的に同じ結果を産もうとも過程は大きく変わって来るだろ…最悪の場合…そいつは死ぬ…それも覚悟の上でこんなふざけた話してんだよな?…仮にその覚悟があるってんなら…良いぜ、昔の誼だ、協力してやる…だがお前はサーゼクスやそいつの主からは確実に恨まれる事になるぜ?」
「……」
「全然考えて無かったらしいな…悪いがろくに覚悟も出来て無い奴に付き合えねぇ…下手したらこれがまた火種になっちまうからな…とはいえ、戦争は俺ももう起こしたくねぇからな…監視はしてやる…だが、俺はさっきも言った通り事が起こるまで何もしねぇ。」