「ゲホッ…!許さない…!殺す…!殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺してやる…!」
「ッ…止せオフィーリア!」
私の言った言葉にキレたのだろうオフィーリアが妖力をどんどん解放して行く…怒りで頭に血が上ったのだろう…力の上昇が止まらない…!
「殺す!アンタは殺す!絶対に!」
「止めろ!覚醒者になりたいのか!?」
「構わないわ!アンタを殺せればそれで良い!」
「馬鹿な…!」
……私は何故オフィーリアを止めようとしているんだろうな…このまま放っておけばオフィーリアは覚醒し、私は為す術も無く殺されるだろう…
「…あれだけ忌み嫌っていた覚醒者に再びなって、それで私を殺して満足か?しかも私は死にたがってるとしたら…どうする?」
「ッ…ナニヲ…!」
あの時奴は自分の編み出した漣の剣で殺せなかったのは私で二人目と言った……クレアとの記憶があるのかもしれない…
「馬鹿らしいと思わないか?クレアと違って私は死にたがっているのさ…」
こいつに私が殺されてそれで終わり…じゃないんだ…こいつはもう戻れない…そしてこのまま街に食い物を求めて彷徨うだろう…そうなればクレアたちは…
「…ソウネ…ソンナヤツ…コロスノ…バカラシイ…デモネ…ワタシ…モウ…モドレナイ…アノトキハ…イミガワカラナカッタケド…イマナラワカル…モドレナイシ…アラガエナイ…」
「くそっ…!」
目の前には異形と化したオフィーリアがいた…
「…ニゲナサイ…イマナラ…アナタハ…ミノガシテアゲル…」
「…言っただろう?私はもう死にたいんだ…それに…このままお前を逃がしたら、私の家族が食われる。」
「…イマサラナンデソンナモノガキニナルノ?…シニタインジャナイノ?」
「お前を止めないと家族が死ぬ…家族に死んで欲しいとは思っていない。だから…」
私はオフィーリアの腕から剣を抜き、オフィーリアの元へ歩く…
「ッ!クルナ!」
私の真横を棘の様な物が飛んで行って木に突き刺さる。
「何処を狙ってる?私は、ここだぞ…目は、見えているんだろう?しっかり狙え。」
「コナイデ…!」
今度は掠ったが、致命傷どころが掠り傷にもならん。
「だからしっかり狙え!私はここだ!」
私は妖力解放すらせずにゆっくり歩く…また当たらない…いや…当てる気が無いのか?
「そんな顔するな…大丈夫だ…今のお前なら戻れるさ…」
「コナイデ…!コナイデヨ…!」
まるで子どもの様だ…その異形と化した顔を歪めて泣く様を見てそう思った…
「初めて覚醒者になった時の事を後悔してるのか?…怖かったか?…それとも怖いのは私か?」
奴の目の前で剣を地面に刺すとその蛇のようなオフィーリアの身体に抱き着き、目を閉じる…
「ナニヲシテ「落ち着け…今のお前なら多分戻れる…戻れ…私が手伝ってやる…」ムリヨ…ムリにキマッテ「出来る!諦めるな!…あの時店で会ったお前は…私には楽しそうに見えた…良いのかオフィーリア…ここで化け物として終わってしまって?」…ワタシハ…モウ…バケモノニナルノハ…イヤ…!タスケテ!」
「良く言った!気をしっかり持て!お前ならまだ戻れる!」
テレサのお陰でやり方は分かっている…だが、実際に私に出来るかどうかは分からない…やってみるしか無いか。