「…お前、何時までここにいるんだ?」
解けた髪を束ね、ズボンを履き、パーカーを羽織り、チャックを閉める…というかそれは上下とも私のだよな?…私の服を勝手に着るのも問題だが、最近は下着も着けない辺り、もう私とするのを楽しみにしている…と、考えてしまうのは自惚れだろうか?
「そうね…会談が終わるまではいるわよ?襲撃があるんでしょ?」
「戦うのか?」
「…これを、最後にするつもりよ…何?借りをそのままにしておくつもりは無いのよ、私。」
「今、あいつらはどうしてる…?」
そう言うとオフィーリアは黙って私の顔を見詰める……何だ?
「今の貴女に何を言っても無駄ね…だから教えないわ。…貴女も分かってるでしょ?聞いてもどうせ何も出来ない、って?」
「……」
「それじゃ、戻るわね…あー…そうそう、この部屋、防音はしっかりしてるみたいだけど最近はあの子たちが何か感づきそうなの。」
リアスたちか…まあ同じ建物にいるしな…
「だから明日から頻度を減らしま…あら?」
私はオフィーリアに後ろから抱き着いた。
「頼む…今夜は…もう一度だけ…」
「…今の貴女の弱い姿を見せてれば、貴女はここまで壊れなかったんじゃないかしら?」
「そんな事は出来ない…あいつらにこんな姿は見せられない…!」
「そっ。まあ良いわ…なら今夜はもう一回だけ…私が貴女を堕とそうとしてたのに、何か私の方が絆されて来てるわね、ある意味…」
オフィーリアがパーカーを脱ぎ捨てた。
「朝になったわね…あら?寝てる?しょうがないわね…」
オフィーリアが私の身体に手早く衣服を着せ、毛布をかけた…
「じゃあね♪」
オフィーリアが部屋を出て行った…私は目を開け、布団から身体を起こす…
「オフィーリア…」
名前を呼ぶ…小声だ…奴に届く事は無いだろう…
「このままで良いのか…私は…?」
…と言っても今の所私は何もする気にはなれないが…オフィーリアの言う通り私も壊れている…クレアたちの事を聞いたあの日から…
「……」
最近は無限ループしかしなくなった思考を打ち切る…何も考えない…オフィーリアが来るまで…時計を見る…部屋を見渡す…この部屋にも一応最低限、本などは置いてあるが雑誌などは無い(私が興味を示さないのを知っているからだろう)どちらにしても読む気にはなれない…
「……」
布団に横になり、私は目を閉じる…何だかんだ気を使うからな、あいつは…今日は昼過ぎまで…もう来ないだろう…
「オフィーリア…」
この感傷が単なる恋愛感情に起因する物なら私も納得出来るのだが…私にはオフィーリアに対する恋愛感情は無いとはっきり言える…全く…本当に厄介なものを刻み付けて行ったものだ…いや、一度や二度の過ちで済ませられなくしたのは私か…最近は私の方から求めているのだから…