沈んで行く…現実を否定し、全てがもうどうでも良くなった私の意識は何処までも…もう戻る事は…
「……ん?…何故私が今更この身体で目覚める?」
「いや、突然何を言ってんのよ…?」
「……オフィーリア、か…?」
「…あら?貴女…誰?」
「…成程…そう言う…私はテレサ…サーゼクスに聞いてないか?…私は…奴が本物と呼ぶテレサだ。」
「…で、貴女自身も自分は消えたとばかり思ってたのに、実際は心の奥底で眠ってて…あの子の意識が完全に沈んだ事で目覚めたって事?」
「そうらしい…肉体というか、脳の防衛本能って奴じゃないか?このままだとこの身体は抜け殻になるからな…全く…私の役目は終わったとばかり思っていたが…」
あいつがキツい戦いとなるだろうと予想した和平会談まで…そう日は無いだろう…この大事な時に眠りについているとはな…
「目覚めたばかりの貴女には悪いけど…戦力には組み込ませて貰うわね…サーゼクスに伝えて来るわ「その前に一つ良いか?」何?」
「あいつの精神へのダメージが原因かは分からないが、読み取れる記憶が穴だらけなんだ…まず、お前が何故こちら側にいるのか説明してくれ。」
「貴女の中で私は敵のままなの…?」
「そうなるな…その様子だとあいつと深い間柄になったのか?…いや、私が聞く話では無いか。」
「そうね…聞かないで…今の貴女には戦いの妨げにしかならないから…理屈だけなら簡単よ…私、負けたの…で、行き場の無い私はここに一時保護されたわけ。」
「…で、何故私はこの部屋に幽閉されているんだ?」
「詳しい事情は良く知らないけど…何か、自分が暴走するかもしれない恐怖を抑えきれなくなって、ちょうど誘いをかけた私に殺されようと思ってたけど何を間違ったか勝ってしまって…仕方無く旅に出ようとしてたら着の身着のまま出て来てしまったから、お金も持ってない上に格好もクレイモアとしての格好のままだったから町から出られなくなって、隠れてた所を私が捕まえて「いや、だいぶ詳しいと思うぞ?」そう?…まあとにかく反省のためにここに押し込まれたのよ…」
「…で、多少反省させるだけのつもりが、あいつが壊れてしまったと…理由に心当たりはあるか?」
「家族の方が先に壊れたから…あの子…自分が家族の中でどんな位置付けだったか分かってなかったみたいでね。」
「成程…気にはなるが、私が会うべきでは無いだろうな…」
「私でさえ分かったんだから…彼女たちには別人だとすぐに分かるでしょうね…もう良い?いきなり出せって言われても無理だから取り敢えずサーゼクスには伝えておくわ…これ、食べて?貴女は気付いて無いと思うけど…その身体、半覚醒してるから…食べた方が良いわ。」
「分かった、貰おう…」