更にそこから数日…漸く私は部屋から出され、テレサの部屋でサーゼクスに会う事になった…
「オフィーリアから聞いてもまだ信じ難かったが…こうして実際に会うと分かるよ…確かに君は別人だ…」
「…そういう事、だ。期待させて悪いな、サーゼクス。」
「…いや、勝手に期待したこちらが悪いのであって君のせいでは無いよ…それで取り敢えず会談の際はテレサ…あー…君もテレサだったな…」
「ややこしくなるだろうが私もテレサ、としか名乗れないな…使い分けの必要は無いさ…戦力面では同じ物として扱ってくれ…そこら辺はある程度記憶はある様だから多少擦り合わせるだけで済むだろ…最も、あいつと私では戦い方も異なるがね…」
「分かった…そういう事であれば…では君は会談の際はテレサとして予定通り護衛として立つ、という事で良いのかな?」
「あいつにとってもそれが心残りだろうさ…こうして出て来たんだ、私が代わりに請負う…それ以降は知らないがな。」
「それは…どういう意味かな?」
「それ以上を求めるのはお門違い…ではさすがに薄情が過ぎるか…いや、どちらにしろ無理なんだよ…私も、恐らく…あまり長くこちらにはいられそうに無いんでね…会談の日までさすがにもうそんなに日数は無いだろ?」
「…二週間後だ…持ちそうかな?」
「…ギリギリな。話は終わりか?なら、オフィーリアを連れて身体を慣らしに行って来る。」
「その前に一つ頼みがあるんだ…聞いてくれないか?」
「…何だ?」
「クレアたちに「悪いな、断るよ」…何故かな?」
「彼女たちに会う気は無い…お前がそう思ったように彼女たちにとっても私は別人なんだ…余計にショックを与える事も無いだろう?…戻れるなら今すぐにでも戻ってやりたいがね…」
「…その身体は元は君の物なんだろう?返して欲しいとは思わないのか?」
「いや?全く思わないよ?…誤解するな、サーゼクス…私の役目は当の昔に終わっているよ…私はこの非常時に眠ってるあの馬鹿の代わりに最低限の仕事をしておいてやろうとしているだけだ…あいつに戻る気があるなら何時でもこの身体を明け渡すさ…説教くらいはさせて貰うがね。」
この体たらく…一度殴ってやらんと気が済まない。
「じゃあ行ってくる…いや、しかしツイてるな…リアスたちは万が一に備えて冥界で修行中だったか?戻って来る心配は無いだろうからそれなりに派手に暴れられそうだ。」
「…程々にしてくれ…この建物が壊れると「私とオフィーリアは技主体の戦士の様でね…周りにそれ程被害は出ないよ…覚醒者にならない限りはな」……」
「冗談だ…じゃ、行って来る。」