ネタ帳   作:三和

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ハイスクールDxDにクレイモアがいたら127

「何と言うか、改めて考えるとホントちょっと悔しいわねぇ…」

 

オフィーリアが部屋までくっついて来て夕飯を用意し、食い終わった後も帰らず、愚痴る…

 

「素の力なら上回る人間はそこそこいるだろ?そんなに気にする事も無いだろ。」

 

最もあいつの記憶通りなら多少妖力解放したくらいではあの二人には無傷で逃げられそうだがな…

 

「そうは言ってもねぇ…これでも私No.4まで行ったのよ?」

 

「あー…」

 

そうか、こいつは知らなかったんだったな…

 

「何?その反応?」

 

「んー…まあ、良いか…どうせお前にも私にももう関係無い話だ…」

 

「何よ?何か知ってるの?」

 

「具体的に言うとな、ナンバーが必ずしもそいつの実力を示してるとは限らないって事だよ。」

 

「…どういう事?」

 

「そんな顔するな、お前のそのNo.4は間違い無くお前の実力だ…ただ、このナンバー…どういう基準で付けられるものかは知っていたか?」

 

「それは貴女がさっき否定した…そう、普通に実力順だと思ってたけど…」

 

「そうか…じゃあ何でそれが分かる?」

 

「えっ?」

 

「戦士でも無い組織の連中が何故その振り分けが出来るのか聞いてるんだ。」

 

「それは仕事をこなした数とか…」

 

「仕事をただ淡々とこなすだけなら最下位のNo.47でも出来る…現にクレアはやっていた…だが、結局組織の基準では上がる事は最後まで無かった。」

 

最もクレアの場合、タイミングが悪かったとも言えるが。

 

「それはほら、上に戦士がいたら中々上がれないし…」

 

「私に黒の書を送って来た勘違い女の話をしたろ?」

 

「えっ?ええ、聞いたわ。」

 

「そいつはNo.2で、私の前にNo.1だった奴だよ。」

 

「それじゃ…」

 

「上に戦士がいても実力が下にいる奴の方が上だと感じたら、組織は普通に序列を上げるということだ。」

 

「…ふぅ。降参よ、そろそろ答えを教えてくれない?」

 

「分かった…組織が序列を決める基準だが、お前の言った事も実は間違いじゃない…そもそも仕事がこなせなければナンバーは上がらないからな、だが大きな基準は妖力の大きさだ。」

 

「えっ?いや、それこそ無理でしょ。あいつらに妖力なんて感じられるわけないじゃない。」

 

「そこで最初に言った話に戻って来る…」

 

「ナンバーが必ずしも個人の実力を示した物じゃないって奴?」

 

「そうだ…組織が作る戦士には大きく分けて二種類の戦士がいてな、一つが主に、妖魔を狩り、報酬を出させ、組織の活動資金を稼ぐ奴だ…これは主に私やお前が該当するな。最も、お前は通常の妖魔狩りからは実質外されていたが…それで、二つ目が基本的に妖魔狩りはせず、組織の為に動く奴だ。」

 

「組織の為にって、主に何をしてるの?」

 

「……お前の様な奴の監視。」

 

「えっ?」

 

「お前の様な放っておくと問題を起こし、組織に不利益を与える奴の監視をして、やらかしたと判断したら即排除する役目を負うのがこいつらだ…こいつらは普通に強いが、わざと下位の戦士としてナンバーを振っている。」

 

「ちょっと待って!私、そんな戦士に監視されてるなんて「そりゃ分からないだろうな。」えっ?」

 

「こいつらは私以上に妖力を感じ取るのに優れていてな、超遠距離から妖力を探るという方法で監視する…同じく妖力を感じ取れる奴以外、存在に気付けなくて当然だ。」

 

「そっ、それじゃあ私「お前やらかしても目撃者を消せば問題無いとクレアに語ったらしいな…監視は…付いていた筈だぞ」そんな…」

 

既に終わっている話なのに怖がるオフィーリアを見て少し悪戯心が湧く…もう少し語ろうか…

 

「お前にとってもう一つ怖い話をしようか?」

 

「えっ?これ以上何が「お前とクレアが語った時妙な戦士が現れただろ?」えっ?ええ…「そいつはお前の監視をしていた奴じゃないからな」えっ!?」

 

「あれは高速剣のイレーネと言ってな、私がクレアの為に離反した時に結成された討伐隊のリーダーで…組織の方ももう死んだと思っていた元戦士だよ…つまり、あの場でタイミング良く現れたのはただの偶然、本当にただの通りすがりだ。」

 

最もあの世界での出来事が物語であった事を考えれば、物語の主人公として位置付けられているクレアの危機に突如、クレアに縁のあるイレーネが現れ、クレアを助けたのは必然、とも言えるのかもしれんが…実際にあの世界で生きた記憶のある私としてはそんな風には考えたくないな。

 

「そんな…じゃあ、何で最後まで私の元にはクレアしか「組織の方でもどういうわけかお前らの事を追えなくなった様でな…想定以上の何かが起きてしまったと漸く分かったのがお前の死体が見つかってからだった。」……」

 

そこで私は口を閉じて、傍らのコップを取り、水を飲み、口を潤す。

 

「いや、何かもう整理しきれなくて「もう一つ面白い話があるぞ」まだあるの!?」

 

「イレーネは私の討伐隊のリーダーだと言ったろ。そのメンバーの中にいたのさ…当時戦士だった頃のプリシラがな。」

 

「……」

 

「私との戦闘中にプリシラが覚醒、下位ナンバー…ん?少し違うのか…討伐隊結成時ら既にNo.2に上昇している様だな…経験も少なく、未熟でありながら潜在能力の高かったプリシラは実力者揃いの討伐隊を全滅させ、私の首を落とし、クレアを見逃してその場を去った…当然ながらタイミング的にお前の元に現れたのは「もう良いわ…分かったから」…分かった。」

 

「今日はもう部屋に戻るわね…色々と…考えたいの…」

 

「そうか、じゃあな。」

 

椅子から立ち上がり、オフィーリアは部屋を出て行った。

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