「お昼はお弁当で良い?」
「まあ、今日も用務員室には顔を出すからな。」
「そっ。分かったわ。」
オフィーリアは昨日の話が無かったかの様に私と会話をしていた。
「書類仕事は昨日大半終わったんじゃないの?」
「…私もそう思ったんだがな…」
私は押し入れを開けた…
「えっ…ちょっと何これ…?」
押し入れには大量の未記入の書類が入っていた…
「まだこれだけ有ってね…まあ、今日中には終わるだろう…」
「…授業が始まる時間までは手伝うわ。」
「助かる…先ず、この書類からだ。」
「それじゃ、見回り行ってくるわね。」
「ああ…昨日の二人な…」
「ん?」
「あれは別に昨日が特別じゃなくてね、基本的には日常茶飯事でね…今日もやると思ってくれ。」
「…何で退学にならないのかしら…」
「さあな…」
いや、本当に何で退学にならないのか…
「まあ良いわ、行ってくる。」
「行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
オフィーリアが部屋を出て行った。
『ねぇ?何であの二人、あんなに元気なの?加減はしたけどそれなりに痛めつけたんだけど…』
昨日に引き続き鳴った携帯に出る…
「そういう連中だ。」
『学習能力無いの?私が捕まえに来たら喜んでるんだけど…』
苦笑する…あいつも以前そう評したらしいからな…ちなみに今のオフィーリアは金髪のウィッグを付けて、カラーコンタクトをしている…顔は化粧はせず、そのまま。
「美女、美少女がとにかく好きだからな、そいつら…」
『…取り敢えず制圧は終わったわ…天井から吊るす形になってるけど…良い?』
これまた苦笑する…あいつもトラップ仕掛けて逆さ吊りにした事があるからな…
「ああ、二人が動けないなら別に構わない…後は女子に任せていい。」
『そっ。じゃあ、伝えたら巡回戻るわね。』
「了解。」
電話が切れる…
「オフィーリアの奴、何だかんだ楽しんでる様だぞ…どうする?お前の仕事取られるぞ?」
相変わらず返事は無し…答える方法なんていくらでもあるだろうに。
「…お前と話したい?」
「そうなのよ…何か女子生徒たちから妙に気に入られて…」
「……普通にお前の部屋で応対すれば良くないか?」
「旧校舎に間借りしてるんだけど良いの?」
「別に良いんじゃないか?」
一時的な住居では無く完全に自宅として生活しているのもいるんだし。……というか、お前どうせ家賃は入れてないだろ。
「お前が会談後もここにいるかは知らないが少なくとも一回は普通に週末が来るんだから、招いてゆっくり話せば良いだろ。」
「そうね…そうしようかしら。」
「当たり前だが…手を出すなよ?」
「……それくらいの分別はつくわよ。」
なら、その間は何なんだ?…とは聞かなかった。