「それにしても…本当にそっくりね…まぁ見分けは…何とかつくけど。」
黒歌にそう言われて思う…身内がかろうじて分かるレベルなら他の奴は本当に見分けがつかないだろうと。
「では、私が髪を切「ダメ!貴女だって切ったら生えてこないんでしょ?」…じゃあどうしろと…いや、そうだな…ではこうしよう…」
私はテーブルの上にたまたまあった輪ゴムで髪を頭の後ろで纏める…所謂ポニーテールという奴だ…
「おっ、中々似合うじゃねえか、テレーズ。」
「ん?こういう髪型が好みなのか、アザゼル?」
「おう。結構好きだぜ?」
「そうか、好評で何よりだ…お前は…おい?自分と同じ顔相手に一々照れるな…」
全く…やりにくいな…
「ちょっと!」
「何だ?どうしたんだ黒歌?似合わなかったか?」
「髪型は似合ってるけど、ダメよ、輪ゴムなんかで纏めたら…リボン持って来るからちょっと待ってて「いや、リボンは勘弁してくれ…せめてヘアゴムにしてくれ…」えー…」
戦ってる最中に千切れたり、無くしたりしたらさすがに寝覚めが悪いからな…ん?来たか。ドアがノックされ、あいつが応対する…案の定、客はサーゼクスたちだった。
「すまない…遅くなってしまった…ん?どうやら上手くいった様だね。」
「良かったですね。」
「えと…何で貴女たち増えてるの?」
サーゼクスとグレイフィアに続いてやって来たオフィーリアが疑問の声を上げる…
「何だ?オフィーリアに話してなかったのか?」
「行って、実際に会えば分かると思ってね。」
……いや、説明が無いんだから困惑するだけだろ…仕方無い…
「簡単に言えば、お前が好きなのがこっち、テレサな、で、私がテレーズだ。」
「端折り過ぎにゃ…それじゃ余計に困惑するにゃ…」
結局、輪ゴムを外して、櫛で整えながら、リボンで私の髪を纏め様とする黒歌が後ろでそう言う…ヘアゴムにしてくれと言ったのに…
「えーっと…つまり、アザゼルの作った身体に本来のテレサ…テレーズが入ったって事?」
「そういう事だ…」
何と言うかアレだな…こいつには散々消えると言っていたからいざこういう説明をするとなると気恥ずかしく感じる…
「へぇ…じゃあちょっと味見を「……」えっ!?ちょ…んん!?」
オフィーリアに口付け、混乱から回復する前に、舌を突っ込む、口内を舐り、舌を吸う。……ふむ、舌の動きも良好の様だな。
「え!?何してるのいきなり「いや、オフィーリアへの対処としてはアレで正しい…あいつに主導権握らせると色々面倒だ…私はああも自然に動けないし、あそこまでのテクニックは無いから先にやってくれて助かった」いやそうじゃなくて…!」
一通り口内を往復した後舌をさっさと引っこ抜く…名残り惜しげに舌が追いかけて来るが、無視を!?…こいつ、歯を…!危ない所だった…!唾液の糸が垂れ下がり、床に落ちる。
「……ねっ、ねぇ…?このまま…続きを「寝てろ、色魔」あ…」
首の後ろに手刀を叩き込み気絶させる…倒れ込んで来た身体を受け止め、床に寝かせた…あれだけやってまだ元気とはな…冗談じゃない…この身体、思いの外感度が良いから、あれ以上やってたらこっちまで上がっていたぞ…アザゼルめ、変な所に気合いを入れたな…まぁ元々あいつが楽しむ為の身体なんだからそう文句も言えないが…さて…
「…そこの興味津々で見ていた男二人…キスで良ければこの場で付き合ってやるが…どうする?」
私はサーゼクスとアザゼルに声を掛けた。
「中々情熱的な光景だったな…いや、俺は見てるだけで割と満足したからな…その権利は実際にお前とヤる時まで取っておく。」
「サーゼクス様…?」
「ちっ、違うんだ…グレイフィア…!」
ふむ…二人はしない、と。
「お前らはどうする?」
「なっ、何言ってるの…!?しっ、しないわよ、私は…!」
「……したくないと言えば嘘になるかな「テレサ!?」さっきお前も聞いてただろ?憧れなんだよ、あいつは…私にとって…だが、止めておく…これからいくらでもチャンスはありそうだからな。」
「馬鹿か。私は今、気が向いたから言っているだけだ…そう簡単にしてやる物か。」
正直、下手すると私の方が抑えられなくなるからな…