「そう言えばクレアとアーシアには教えてるのよね…この事。」
「…クレアには襲撃の可能性がある、という事にしている…アーシアは確定事項として話している…アーシアはそういうのは当然分かる歳だし、クレアに至っては先に言っておかないと何をするか分からないからな…」
「今日はギャスパーの所にいるのよね…」
「そうだな…」
「……放っておいて良いのかしら…?」
「ギャスパーにそんな度胸は無いよ…そもそも仮に手を出したら…私より先にテレーズがブチ切れる…まだ小学生のクレアは論外だし、アーシアは…何にしてもギャスパーには現状責任は取れないからな。」
「…何でアーシアに関して濁したの?」
「決まってるだろ?年齢。…私はアーシアの親じゃないし、本人たちに責任が取れるなら文句は言わないよ。アーシアだけに関してなら結局テレーズも同意見だろ。まぁ有り得ない訳だが…アーシアも身持ちは固い…ギャスパーもああは言ったが普通に誠実だよ。」
最も仮にそうなった場合、産まれてくる子供は吸血鬼の血を引く事になる訳で……止めた。面倒事の予感しかしない。
「…テレーズ、遅いわね…」
「だから、気になるなら見て来たら良いだろう?」
「いや、食われる覚悟では行きたくないわよ…」
「……」
ここでこいつに私と同じ姿だぞ…と、言ったらどうなるのか、という疑問が湧く当たり、私もやはりクズなのだろう…そもそも何時だって澄ました笑顔のあいつがその顔を快楽に歪めて恥も外聞無く、乱れる事を想像するのが既に楽しかったりするのだから今更か…
「アンタ、また妙な事考えてない?」
「いや別に?何でそう思った?」
「何となく。」
「理由がそれで疑われたらたまったものじゃないな。」
「そう。で、何考えてたの?」
「ん?どんな時でも余裕かますあいつが今、劣情を抑えきれずに自分を慰めてるとか考えたら最高に笑えるな、と。」
「……やっぱりアンタ最低だわ。」
「今となっては褒め言葉だな。続けて言ってくれとは思わないが。」
「じゃあ、褒め言葉じゃないんじゃない?」
「一回言われれば伝わるからな、何度も言わなくて良いだろ。」
「…アンタ、テレーズに似て来てない?」
「私はあんなに口は上手く無いよ「う~ん…」ん?…ああ、起きたのかオフィーリア。」
起き上がったオフィーリアを見ながら時計をチラ見してみればあれから一時間が過ぎている…時間はまだあるとは言え結局寝れてないな…
「あら?サーゼクスたちは?」
「……もう帰ったよ。元々軽い話し合いの予定だったしな。」
「…テレーズは?」
「あいつなら…あ…」
そうだ…こいつをぶつけてみよう。
「テレサ、アンタまさか「テレーズなら、アザゼルの用意した身体の感度が良かったせいでお前とのキスで欲情してしまったから慰めに行った「テレサ!」「えっ!?」今ならヤレるんじゃないか?」
「…へぇ…そうなの。じゃあ様子を見て来なくっちゃねぇ…」
「ああ、行ってこい。」
オフィーリアが部屋を出て行った。
「どういうつもり?」
「お前が行かなくて済んだんだから良いんじゃないか?」
「大体アンタ、彼女に憧れてるんでしょう?自分が行けば良かったのに。」
「だから言ってるだろ?私はあいつが快楽に溺れる所を見てみたいんだよ…別に私が相手である必要は無いし、それに…それも女としての幸せの一つじゃないか?」
「……クズね、そしてヘタレだわ。」
「何とでも好きに言えよ。」