私のお姉ちゃん 3年2組 クレア グレモリー
わたしにはお姉ちゃんがいっぱいいます。
テレサとテレーズと黒歌お姉ちゃんとアーシアお姉ちゃんと小ねこお姉ちゃん、それからオフィーリアお姉ちゃんにあけのお姉ちゃんにセラフォルーお姉ちゃん、とにかくいっぱいいます。
いっしょに住んでいるのはテレサと黒歌お姉ちゃんとアーシアお姉ちゃんと小ねこお姉ちゃんだけだけど、あけのお姉ちゃんとセラフォルーお姉ちゃんはよくあそびに来てくれます。お部屋がとなりなのでわたしもよくあそびに行きます。
みんなすごくやさしいです。
テレサとテレーズはわたしを見ると頭をなでてくれます。あんまりお話してくれないけどそれでもやっぱりうれしいです。
黒歌お姉ちゃんはよくわたしをひざの上に乗せて歌を歌ってくれたり、なでてくれます。
あと作ってくれるご飯がすごくおいしいです。
アーシアお姉ちゃんは色々しっぱいもしたりするけどすごくがんばってます。実は外国の人で言葉がまだよく分からないそうです。
小ねこお姉ちゃんはテレサとテレーズよりもしゃべらなくて少し悲しいなって思います。でも、わたしを見るとわらってくれます。すっごくかわいくて大すきです
オフィーリアお姉ちゃんはよくこわいわらい方をします。でもだきしめてくれます。よく、あんたはいつもすなおでやさしい子のままでいなさい。わたしみたいになったらぜったいにだめよ。と言います。オフィーリアお姉ちゃんはやさしいのに何でってふしぎに思います。
あけのお姉ちゃんはよくこうちゃをいれてくれます。はじめは味が無くて苦手だったけどいまではすきです。あけのお姉ちゃんもよくだきしめてくれるけど、むねが大きいので少し苦しいです。
セラフォルーお姉ちゃんはいつも元気でわらっています。こすぷれが大すきでよく、家の中でまほうしょうじょのかっこうをしています。わたしもよくいっしょにしています。楽しいです。
黒歌お姉ちゃんとあけのお姉ちゃんとセラフォルーお姉ちゃんはテレサが大すきで、夜になるとよく三人でテレサの部屋に入って行きます。何をしてるのかはよくわかりません。でもいつもすぐ三人ともテレサにかつがれて出て来ます
オフィーリアお姉ちゃんはテレーズがすきです。三人がテレサがすきなのと同じすきみたいです。それと、オフィーリアお姉ちゃんから、もうすぐ子どもが出来るわ。あんたの弟か、妹になるからかわいがってあげてねと言われました。楽しみです。わたしはテレーズの大きくなったおなかにいつもこえをかけてあげてます、早く生まれて来てねって。
ちょっと変わってるかもしれないけどわたしはお姉ちゃんが大すきです。
「…うん…良いんじゃないかクレア。」
「ホント?」
「ああ。テレサたちも喜んでくれるだろう。」
「良かった。早くテレサたちに聞かせたいな…」
クレアが帰って行った。
「良かったの?アレ。」
「クレアが純粋な気持ちで書いたものにケチをつけられるのか、お前は?」
ソファに座り、最近重くて仕方無いが不思議と不快にはならない腹を撫でながら、オフィーリアに答える。
「まさか。でも、私たちの事は今更だけど、アレ学校で他の生徒や、親がいる中で読まれたら、あの四人真っ青になるんじゃないかしら?」
そう言ってクスクス笑うこいつに随分自然に笑える様になったんだな、今まであんなに悪意ある笑い方をしていたのに…という感想を抱く…
「なるだろうな…ちょっと楽しみだが、惜しいな…発表の日はこいつが産まれる予定日と重なってしまったからな…」
「だから来れない私たちのために先に読んでくれたのよね?本当に優しい子よね…どうしてもあの子の面影があるから私としては複雑で…つい、変な対応の仕方をしてしまったけど、まさか私の事を嫌ってないなんて…」
「お前の場合、根は良い奴だとバレていたからな…完全にクレアからはツンデレにするのと同じ様な対応をされていたな…本人は無意識だろうが。」
「ホント…苦労しそうよね、あの子…将来変な男に引っかかったりしないかしら?」
「……下らない男だったら私は冷静でいられる自信が無いな…」
「…こうやって愛されるのがあの子の持ってる才能みたいな物よね…少し…嫉妬しちゃう…」
何時の間にかソファから立ち上がり、私の首に手を回して後ろから抱き着いていたオフィーリアの腕に力が籠り、首が締まる。
「…お前も同意見じゃないのか?」
「当然♪クレアを苦しめる様な奴なら殺すわ♪」
腕の力が少し弱まる…ふぅ。
「その前に私を殺さないでくれよ?私の命はもうお前の物だが…こいつを産むまでは死ねん。」
「あら…ごめん、つい力が入っちゃった♪」
腕の力が抜ける。
「貴女は生きてね?私は何時まで今のまま生きられるか分からないけど「何を言ってる?私がお前をそう簡単には死なせんよ。少なくとも覚醒者にはもうさせん。」…嬉しいけど、これじゃあどう考えても子供を授かるの逆よね…?」
「女として大事な物を色々捨ててる自覚はあるがな…仕方無いだろう?まともに使える子宮を宿しているのが私だけだったんだから…」
「まっ、私はどっちでも良かったけどね♪貴女と私の子供なら…どちらでも。」
「そうか…お前が良いなら、それで良いか。」
書きづらい…二度とやらん。