「お師匠様!私行ってきます!絶対に勇者様と魔王を倒します!」
「はいはい達者でねー」
私は自分の弟子を見送る……と、
「…パチュリー、何をしとる?お前も行け」
「……は?」
「いや~これで厄介払いが出来るわい。」
「オイコラジジイ、せめて聞こえないように言えや。つか何だ厄介払いって?今日までテメェの面倒見てやったの誰だと思ってんだコラ」
「良いからはよ行けはよ行け。今日まで育ててやった恩を返すのじゃ。勇者一行と旅をしてあわよくば金持ちになってワシを楽させとくれ。」
「…今までだって不自由させとらんだろうが。家に連れて来て早々家事全般やらせやがって。……良いわよ。出ていってやるわよ。今日までお世話になりました。」
「おう。行ってら行ってら~」
……突然だが自己紹介をしよう
私は東方Projectのキャラクターパチュリーの容姿と能力を持った元一般人である
いわゆる転生者というやつである
自称神から、「間違って殺しちゃった☆めんごめんご(笑)」
……という一件の後半ば強引に転生特典を選ばされそのまダーツで行く世界を決められてしまった
「異世界ダーツの旅www」とかやってた神をぶん殴ろうとして踏みとどまったあの時の私を褒めてやりたい
……というか手伝わされる天使の皆様の目が死んでるのを見てその気が無くなったというのが正しい
そしてパチュリー・ノーレッジの容姿、能力を持った私が着いた世界は魔法陣グルグルの世界
……あれ?私ここいていいの?
どう考えても私一人で魔王倒せるわよね?
……結局目立ちたくないはずの私は変なジジイに家に連れ込まれ家事をさせられるという事案待ったなし展開の後ジジイが連れて来たククリの師匠ポジションとなった
……この出来すぎな一連の流れ……絶対あの糞神の仕業だと思った
とはいえ私がやらなくて済むなら楽な事この上ない
ということでククリ自身のレベルとこの世界のレベルにあった魔法を適当に叩き込んだ後いざ送り出して肩の荷が降りたと思ったらこの仕打ちだ
「あの糞神……私が勇者一行にくっついて行ったら二人の出番が無いでしょうに。」
良いわよ。やればいいんでしょやれば。こうなったら派手に原作ブレイクしてやるわ。
そう意気込むと私は本家パチュリーにあるまじきスピードで森を猛ダッシュ!ククリ達を追いかける事にした
しばらく走ると散々見た黒いローブの後ろ姿
……ただ声をかけるんじゃ面白くないわね。少し脅かしてやろうかしら……
そう考えた私はスピードを落としククリとの距離をゆっくり詰めて行った……