ネタ帳   作:三和

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ハイスクールDxDにクレイモアがいたら178

あいつらと別れ、ギャスパーの部屋に向かう…塔城が守りについているとはいえ、念の為だ…それに今の私には武器が無い…アザゼルめ、せめて適当に硬い剣でも用意してくれれば良かったものを…!…ふぅ…焦っているな…アザゼルも時間のない中、私のこの身体を用意してくれたのだ…感謝こそすれ、責めるのは間違いだな…

 

…と、着いたな…

 

「騒がしいな…」

 

相変わらず防音の緩いギャスパーの部屋からは四人分の騒ぐ声が聞こえて来る…主に女子三人に、ただ一人の男子だが、女にしか見えないギャスパーが色々弄られている様だ…私も入って揶揄ってやりたい所だが…

 

「無理だな…」

 

ギャスパーは敵襲時に唯一闘える塔城すら止めてしまうだろう…フリーで動ける奴がどうしても必要だからな…

 

私は壁にもたれながら目を閉じた…

 

 

 

 

「ッ!来たな。」

 

部屋の中に直接転移したらしく連中の騒ぐ声が聞こえるが、すぐに声が聞こえなくなる…止めてしまったか…

 

「…良し、私が…ッ…無理か…」

 

廊下にいる私の前にも転移して来た奴らがいた…これでは私はここを動く事は出来無い…

 

「…何だ?お前ら?」

 

それに対して奴らの返事は…無言で武器を構える事だった。

 

「ふん。会話する気は無しか。良いだろう…遊んでやるよ。」

 

私はこちらに向かって武器を振り上げ、向かって来る連中を溜息をつきながら見ていた…

 

 

 

「全く…歯応えの無い連中だ。」

 

襲って来た連中が全員床でのびている…まさか素手の私に武器を使って、一太刀も浴びせられないとはな…おまけに狭い場所である事を意識出来無いらしく、何度か味方同士で攻撃する始末である…こんな連中の事はどうでも良い…さっさと部屋に入るか…静かになっているギャスパーの部屋のドアを開け…

 

「…ギャスパー…」

 

「テレーズさん…僕…」

 

ドアを開けてすぐの所に震えるギャスパーとローブを着た魔術師らしき連中が数人倒れていた…こいつがやったのか…?

 

「ギャスパー…これはお前が…?」

 

「はい…」

 

そう言ってギャスパーは俯いてしまう…これだけの勇気を持った奴を私は信用していなかったのだな…本気で情けなくなって来るよ…

 

「…ギャスパー、お前は間違って無い…友人を守る為、動いたお前が間違っている筈は無い…」

 

「でも…僕…」

 

何とも不器用な肯定の仕方だな…この場に居たのがあいつだったなら素直に褒める事も出来ただろうに…。

 

「…そうです、ギャー君は私たちを守ってくれました…間違いだなんて誰にも言わせません…絶対に…」

 

「小猫ちゃん…」

 

「…そういう事だ…塔城、クレアとアーシアはどうしてる?」

 

「クローゼットの中に隠れてもらってます…敵はギャー君が倒してしまいましたし、今の所は安心です…ッ!今の音は…?」

 

「…外の方に会談の場を襲撃する連中が到着したんだろう…ここは私が引き受けるから行って来い。」

 

「え…でも「暴れ足りないんだろう?」…正直に言えば…はい…よりによってギャー君がこいつら皆倒してしまったので…!」

 

「こ、小猫ちゃん…何か怖いよ…!?」

 

守ろうと思っていたら、逆に守られて怒る、か…まあ気待ちは分からんでも無いが…

 

「塔城、それをギャスパーに向けるな、八つ当たりなら連中にして来い…」

 

「…そうですね「今行けば、黒歌と一緒に戦えるぞ?」ほっ、本当ですか!?」

 

「ああ、間違い無くあいつも戦場に出ている。」

 

「分かりました…なら、ここはお任せしま「待って!」…どうしたんですか?クレアちゃん?」

 

「行ってらっしゃい!小猫お姉ちゃん!」

 

「ッ…はい…行ってきます…!」

 

それから私の目でも追い切れないスピードで塔城は走り去って行った…あいつ確かパワータイプじゃなかったか?正直、今のは木場より速かった気がするぞ…途中でバテないだろうな…?最後、クレアにお姉ちゃんと呼ばれて表情も緩み切っていたし……まあ気にしても仕方無いか…今の私はあっちには行けないからな…

 

「クレア、先に部屋に入っててくれ「分かった。」…さて、ギャスパー…こいつらを縛るぞ?」

 

「え…?」

 

「…気付いて無かったのか。こいつらまだ生きてるぞ?」

 

つまり、倫理的な面から見てもこいつは間違って無いのだ…

 

「分かりまし…テレーズさん!」

 

「ん?」

 

私の後ろで武器を振り上げた奴をギャスパーの方を見たまま蹴りあげ落ちて来た所で蹴り飛ばす…気絶したな…

 

「…どうかしたか?」

 

「いえ…何でもないです…」

 

「そうか…あー…取り敢えずロープか何か部屋から持って来てくれ。」

 

「はい。」

 

ギャスパーが部屋に入る…

 

「…そっちは問題ないよな?」

 

私に離れていても味方の事が分かる特殊能力なんてものは無い…無事を祈る事しか出来無い訳だが…

 

「…いや、私が気にする事では無いか。」

 

あいつはテレサなのだ…この程度の連中に遅れをとってもらっては困る…オフィーリアもいるし、黒歌もいる…私が心配する必要も無いだろう…

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