ネタ帳   作:三和

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ハイスクールDxDにクレイモアがいたら192

「そこ座って。」

 

「ああ。」

 

リアスに言われ、この前まで良く座っていた席に座る…どうにも妙な気分だ…何だろう、この何と言うか…何かが欠けたような違和感は…

 

「何かソワソワしてるわね、テレサ。」

 

「そうか…?」

 

紅茶のカップとポットをお盆に乗せて持って来たリアスが私を見て笑う。

 

「貴女がその席に座る時、大抵は朱乃と小猫がくっついているでしょ?」

 

「…そうだな、確かにそうだ。」

 

最近の私は仕事をして、家に帰るだけの生活だ…放課後ここに来る事も無い…こいつと他の連中も何時の間にか用務員室に来なくなったしな。

 

「朱乃と小猫は何時でも貴女に会えるし、何より…」

 

「テレーズとオフィーリア、か?」

 

…明らかに考えがバレた事を気にすべきなのかもしれないが聡明なこいつの事だ、今の話の流れから気付いた可能性もあるし、単なる偶然という事もある…

 

「そうね…今はテレーズが休みを取ってるからアレだけど…あの二人がイチャついてるのを見せられるのはハッキリ言ってキツイのよ…」

 

「そうか…」

 

私はいよいよ見慣れてしまったがな…まあ仕事中はオフィーリアでさえ、真面目だから文句も言いづらいのだがな…

 

「で、どうしたの?何時もの貴女ならとっくに帰ってる頃よね?それに今日はクレアが来てた筈でしょ?…一緒じゃないの?」

 

「そうだな…」

 

こいつに言った覚えは無いがな…まぁ朱乃か小猫から聞いたのだろう…

 

「まぁ今更取り繕っても仕方無いか。悩み事と言う奴だよ…」

 

「えっ…?貴女が…?」

 

「そんな驚く様な事か…?」

 

「そりゃまあ…」

 

「私だって悩んだりするさ…」

 

「じゃあここに来たのって…」

 

「意見が聞きたくてな…まぁここにいたのがお前だけだったのは僥倖か…小猫と朱乃には言えんし、兵藤には意見を聞いた。オカルト研究部の連中は残りはお前以外はどうもな…」

 

ギャスパーはこの手の問題は真面目に取り組んでもこれ以上の意見が出て来るかは分からん…ゼノヴィアは正直、斜め上の回答が飛んで来そうだからな…

 

「まあ私で良いなら良いけど…」

 

「頼む!」

 

「ちょ、ちょっと!?何をそんなに悩んでるのか知らないけど頭なんて下げなくて良いから!」

 

「ああ…」

 

「相当に深刻なのね…良いわ、取り敢えず話してみて。」

 

「実はな…」

 

 

 

「え~っと…何と言うか、意外ね…」

 

「何がだ?」

 

「…お兄様と違って真面目だから…貴女がそういう事で悩んでるのがどうもね…」

 

「…そうか…お前にはそう見えたか…」

 

実際、私の知ってるサーゼクスにしてもグレイフィアに会うまで、声をかけた女はかなり多い様だ…無論、私を含めてな。…というかグレイフィアと交際を始めた当初はまだ私に声をかけてたからな…グレイフィアと揉めたのがまるで昨日の事の様に思い出せる…これに関しては今も忘れられん…何かムカついて来たぞ…。

 

「その様子だと貴女もお兄様と色々あったの…?」

 

「巻き込まれただけだよ。あいつが勝手に口説いて来ただけで私は何もしてない…最もグレイフィアには関係無かった様だが。」

 

「じゃあ、その縁が今も?」

 

「ああ…だが、その頃私は色々と荒れていたからな、私の事を調べた後、私の所に来たあいつにまるで関係無い筈の私の私生活の事で散々説教されたよ…」

 

「それで今もお義姉様に頭が上がらないのね…」

 

いや…何で私の昔の話になってるんだ…?

 

「……その話はもう良いだろう?それで「ハッキリ言っても良いの?」…もちろんだ。」

 

「ほぼイッセーと同じね、黒歌たちに言うしか無いんじゃない?」

 

「やはりそう思うか…?」

 

「複数の人と関係あったって悪魔としての私が批判する事は無いけど…身内にもそういうのがいるし、そもそも悪魔の間で伴侶が複数いるのなんて珍しくも無いし…でも本来のパートナーたちが知らないのは不味いと思う。」

 

「やはりそうか「それにね」ん?」

 

「オフィーリアみたいに過激な事は言わないけど…私個人としては気に入らない話よ。」

 

「そうか…参考になった…」

 

「取り敢えず今日はもう帰ったら?きっと皆心配してるわよ?」

 

「そうだな…少し落ち着いた、ありがとうリアス。」

 

「…貴女たちには返し切れない恩があるわ…良いわよ、これくらい…その代わり、ちゃんと黒歌たちと話をしてね?…クレアを悲しませる事になったら私だって怒るから。」

 

「ああ。じゃあな…」

 

席を立ち、オカルト研究部のドアを開け、外に出て、閉める…

 

「……」

 

廊下の窓を開け、外に出た。

 

「フッ!」

 

妖力解放し、家まで走る…着いた…見つかってないよな?まだ人気のある時間だが、さすがに私の姿が見える程の実力者はいないはずだ…

 

「しまった…」

 

部屋の前まで来て立ち尽くす…すぐに会うのは気まずい…普通に歩けば良かったか?

 

「…まあ仕方無い…いい加減腹を括ろうか。」

 

そもそも部屋の前まで来た時点でバレるのだ…そうでなくても短時間とはいえ、妖力解放したのはテレーズとオフィーリアにはバレているだろう…下手をすれば黒歌にも…ここで逃げても私の立場が悪くなるだけ…

 

「……」

 

私はドアを開け中に入った。

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