それから少しして、オフィーリアが理事長室に入って来た…
「…まあ、詳しい事情、と言っても私も聞いただけなので…」
入って来るなり自己紹介もそこそこに今回の一件について話を始めるオフィーリア……そこでこっちをチラチラ見るな…全く…
「…取り敢えずそこの彼女からある程度の事情は聞いた、との事で宜しいですか?」
「はい…」
「…では、私の知る事をお話しますね?では、先ずは…」
そう前置きしてオフィーリアは話し始めた…
「…と、こんなところですね…幸い、倒れる時に受け止めるのが間に合いまして、頭は打ってないとは思いますが…そうですね、私は素人なのであまり言及するべきでは無いと思いますが、彼女の倒れた原因は間違い無く精神的な物でしょうね…恐らく症状の程度は分かりませんが、間違い無く男性恐怖症になっているかと…」
「…そう、ですか…」
「…私からは、しばらく学園を休むべきとしか言えませんね…ここは共学ですから……少々、悪戯が行き過ぎる男子もいますし…仮に多少症状が軽かったとしても親しい筈の男子に触れられただけで気絶するレベルだと正直どんな悪影響があるか…」
「そんな…」
「さて、申し訳ありませんがこれで私は失礼します。」
そう話した後、オフィーリアはこちらが止める間も無く出て行った……大事な事を聞きそびれてしまった…
『おい、サーゼクス…』
小声でほとんど置物と化してるサーゼクスに話しかける…こいつ…母親がやって来てから結局ろくに喋って無いな…
『…何かな?』
『さっきオフィーリアが話した件なんだが、現場にいた奴の話をした時一人、気になる奴がいたんだが…』
『…奇遇だね、私も気になった人物がいた…』
『…赤い髪の女子生徒、と言うのは…』
『十中八九、リーアだろうね…』
『…その様子だとお前も聞かされてなかったか。』
『初耳だね…』
本当にこの場に呼んで良かった…あいつめ、大事な事を省いていたな…
『……あいつは一誠たちと同じ学年だからな…リアスが誰に用が会ったにしても、別にいても不思議では無いが、何であの時言わないんだ…』
オフィーリアに丸投げするつもりが…余計に面倒な事になったぞ…
「あの…ところで娘のいる保健室は何処に…?」
そう考えてる内にあいつの母親が声をかけてきたので考えを打ち切る。
「私が案内します。」
理事長室のドアを開け、あいつの母親を廊下に出し、少し待つ様に言って戻る…やれやれ…
「それじゃあ行ってくる「やはり私は行かない方が良いかな?」…オフィーリアの話を聞いてなかったのか?男性恐怖症…正直私も同意見だ…お前が来ると面倒な事になる可能性がある…」
「…仕方無いね、分かったよ…」
「……心配なのは分かるが…あまり思い詰めるな。仮に責任があるとしたらお前にでは無く、私にある。」
「…彼女はこの学園の生徒だ…割り切れないさ。それに
、君だけに押し付ける訳には行かない。」
「……やはり、お前は変わっているよ。」
とても"悪魔"、それも魔王ルシファーを名乗る者とは思えん…私はそんな事を考えながら理事長室を出た。