ネタ帳   作:三和

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ハイスクールDxDにクレイモアがいたら224

学園の生徒に見つかったら面倒なので、軽く話したらさっさとファミレスを出て家路に着く…その間一応気を張っていたが幸い携帯は鳴らず、家に着いてからも鳴る事は無かった…

 

「…結構強めにかけたからね、多分しばらくは目覚めないと思うにゃ。」

 

「…先に言ってくれ。」

 

黒歌にそう言われて私は携帯から目を離した。…全く。無駄に緊張してしまったじゃないか…

 

「案外、気にしてるのね?」

 

「…何かあったら寝覚めが悪いだろ。」

 

「捻くれてるにゃ。」

 

「…他人より家族優先だからな「家族じゃにゃいけどただの他人とも思えにゃい…でしょ?」…ふん…さぁな。」

 

これだとそうだと言っている様な物だな…最近の私は本当に素直過ぎる…前はこんなんじゃなかったんだが…

 

「それで良いのにゃ、あんたは人間に近付きつつあるのにゃ。」

 

「私は「……」…ハア…そうかもな。」

 

考えを読まれた気恥しさもあり、私は化け物だと嘯こうとして黒歌の笑顔を見て何も言えなくなる…私はこれから先、もうずっとこいつに頭が上がらないのだろう…それを悪くないと思ってる今の私がいる訳だがな。

 

「さてと、ちょっと出かけて来るにゃ「ん?何処に行くんだ?」テレーズの様子を見に、にゃ。オフィーリアに時々見に行って欲しいって頼まれたにゃ。」

 

「私は聞いてないが「妊婦の世話にゃんて出来るにゃ?」……」

 

「じゃ、行ってくるにゃ。」

 

 

 

「テレサ。」

 

「…んん…オーフィスか…どうした?」

 

暇でつい、ウトウトしていた私は身体を揺さぶられて目を覚ます、部屋にいる筈のオーフィスがいた。

 

「…これ。」

 

オーフィスが手に持っていた物を私に差し出す…これは…

 

「クレアの絵本か。」

 

クレアは漫画の他に絵本も読むので普通に部屋にある…しかし、これをどうしろと?

 

「…読んで欲しい。」

 

「……私で良いのか?」

 

「うん。」

 

頷くオーフィスを見つつ、少し困惑する…クレアは自分から読んで欲しいなんて言った事が無いからな…さて…どうしたものか…?

 

「……」

 

……悩むまでも無いか。明らかに期待しているオーフィスの目を見て私は腹を括った。

 

「…分かったよ……読むのが下手でも笑わないでくれよ?」

 

私がおどけてそう言えば力強い頷きが返って来る…そういう真面目な返しが欲しかった訳じゃないんだが…今のこいつにそこまで求めても酷か…さて、何々…

 

「じゃあ読むぞ?…昔々、ある所に…」

 

私は精一杯情感を込めて絵本に書かれた文章を朗読し始めた…

 

 

 

 

「…めでたしめでたし…さて、どうだったかな?」

 

「……面白かった。」

 

「そうか「他のも読んで欲しい」…あー…それはそこに隠れてる奴に頼め…おい。」

 

私は玄関に向かって声をかけた…玄関に併設されたトイレのドアが開く…

 

「何やってるんだ?…朱乃。」

 

「…申し訳ありません…出るタイミングを失ってしまいまして…」

 

「…だからと言ってわざわざそんな所に隠れる事も無いだろう?早く入って来い。」

 

「はい…」

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