「やぁ。」
「……お前もマゾだったりするのか?」
私は目の前にいる胡散臭い笑みを浮かべた子供にそう言ってやった。
「え?何でそうなるの?」
「私の前に出て来るとどうなるかくらい分かってるだろ?」
「ふふふ…そんな事言っても本当は斬らないよね、君は?」
「何だと?」
「君は今生きている世界を気に入ってる。分かってるよね…僕の裁量次第で全部無かった事に出来るんだよ?」
「チッ…」
ニヤニヤしているそいつに舌打ちを返してやる…
「早く本題に入れ、どうせ構って欲しい、が本当の目的じゃないんだろ?」
「察しが良いね…実は「聞いたのは私だがちょっと待て」何?」
「さっきから思っていたが、何でこいつがここにいる?」
私は眠っているオフィーリアを指差した。
「ああ、それ?」
それ…だと…?
「う~ん…僕も良く分からないな…何でここにいるんだろ?」
こいつは…ぬけぬけと…!
「こいつは帰せ「え~…めんどくさい。そもそも今更隠す事無いよね、全部教えてやったら良いのに」…私の勘がはっきり告げているんだよ…それこそ面倒な事になる…と。早く向こうに帰せ。」
「無駄だよ…その子起きてるし。」
「っ!?」
私は片足を上げると、オフィーリアの頭に向かって振り下ろした。
「…!…あっぶな…!何するのよ!?」
足が頭の直上に来た所でうつ伏せで横になっていたオフィーリアの身体が動き、仰向けになり、目の開けたオフィーリアが私の足を両手で受け止めていた。
「それはこっちのセリフだ…起きてるなら寝た振りしてるんじゃない。」
「だって…何か変な話してるっぽかったから…タイミング外しちゃって…」
「ハァ…もう良い。ほら、早くこいつを戻せ。」
「良いじゃん、聞かせてやっても。僕は構わないと思うけど?」
「…ふざけるんじゃ「ここまで聞かせといてさよならは無いわよね?」…お前…」
「そんな怖い顔しないでよ…それで先ず、この胡散臭い子供は何なの?」
「胡散臭い!?」
ガーンと口に出しながらそいつはその場に座り込んだ。
「…私を転生させた自称神だよ「いや、本当に僕は神なんだけど」……私を転生させた神(笑)だ。」
「(笑)!?」
「へぇ「ちなみに」ん?」
「人であった私を殺した張本人でもある。」
「そう…で、何しようとしてるの?」
「決まってるだろ?」
私は背中から無いはずの剣を取り出した。
「あれあれ?何の真似…ヒッ!?」
私が奴の股間を斬りつけようとしたら奴はその場で跳んで躱した。
「え!?ちょっと何!?」
「大丈夫だ、多分死にはしないからその場を動くな。」
「ひょえ!?」
神とは思えない悲鳴を上げながら逃げようとする神(笑)の後ろ襟を掴んだ。
「神だろ?潔く斬られろ。」
「どういう意味!?普通に嫌だよ!?」
「神は死んだ!!…とか、一度言ってみたいじゃないか?最もこの場合死ぬのはお前の逸物だがな。」
「助けて!?」
神(笑)がオフィーリアの方に声をかける。
「え?嫌だけど?」
「えぇぇぇぇぇ!?」
「普段見てる割に理解してないのな…オフィーリアがお前みたいのを助ける訳無いだろ?ほら、動くなよ?」
「やめて!?」