「えっとねぇ…そろそろ原作きっちり進めてくれないと世界滅ぶから…伝えたかったのはそれだけ。んじゃ、また何時か「「ふざけるな!!」」ヒッ!?」
神(笑)が軽い調子で笑いながら言った言葉にブチ切れてオフィーリアと叫ぶ…本当にこいつは…!
「どういう事なんだ…!ちゃんと説明しろ!」
「どういうって言われても、君のいる世界は元々創作物の世界なんだ…もう君いるし、多少内容変わっても問題無いだろうけど、さすがに話が全然進んでないとそう言う影響も出るって。」
「私にはもう原作知識が無いんだ…!どうしろと言うんだ…関わらせたいなら記憶を「あっ、ごめん無理」何だと!?」
「だって君の記憶消したの僕じゃないし~。」
「…私がいるのはお前が管理している世界では無いのか?」
私は嫌な予感がしながらもそう聞いてみた…私は前世での自分がどういう人物だったかは分からないが、向こうで読んだ(と、思われる)小説等の記憶はあるのだ…その中にはネットで定番の異世界転生物や、二次創作物等も含まれる…
「ん?そんなのしてないよ?僕はそもそもたまたま下界で読んだ面白い話に君を転生させただけだし~。」
「お前…!」
「そう目くじら立てないでよ。簡単でしょ?主人公は誰かは知ってるんだし。そいつから目を離さなきゃどうにかなるんじゃない?」
「…兵藤一誠か。」
「そうそう。」
「…何かあいつ、何もしてなくてもそれなりに迷惑かけるのね…」
「主人公だからな…そもそも異物でしかない私の周りでばかり問題が起こるのが可笑しいんだ。」
「それは単純に貴女がこの世界では強過ぎるからじゃないの?この世界、人外は多いけど実力ははっきり言って皆大した事無いし。」
「規格外が極一部いるぐらいだからな…と言うか、お前が知ってる勢力は天使と堕天使と悪魔だけじゃないのか?」
「他にもいるの?」
「少なくとも日本には妖怪がいるしな…他には北欧神話の勢力なんかも存在していた筈だ…」
「北欧神話ってなると…オーディンとか?」
「……適当に名前出したみたいだが実際に存在するからな?」
「…神は死んでるんじゃなかったかしら?」
「それは天界勢力のトップの聖書の神の話だ…他の神話勢力に神と崇められてる者は多くが今もまだ生きてる…と言うか、そう簡単に死んだらそれはとても神とは思えんがな…」
「確かに…ちなみに会った事は?」
「…一度だけ、な。」
「……もう貴女が主人公になってるのかも知れないわね。」
「勘弁してくれ…」
大体、会ったと言ってもそんなにシリアスな話じゃない…この世界に来たばかりの頃にあいつに背後から胸を揉まれたのと臀を鷲掴みにされただけだ…奴が正体を明かすまで誰か分からなかったし、奴も直ぐに姿を消した…あの時は原作でも大物の人物(神だが)がセクハラの為だけに下界に降りてきたのかと考えたら、頭が痛くなった記憶がある…
「…と、時間切れか…」
目眩と、強い眠気を感じる…
「何よこれ…!」
「落ち着け、戻るだけだ…」
焦り出すオフィーリアを宥める…ま、私も前回は焦ったしな…
「じゃ、またその内に「おい」な~に?」
首を傾げるそいつの首を衝動的に絞めたくなったが堪える…
「最後に聞かせろ…オフィーリアが転生したのはお前の仕業か?」
千歩くらい譲って、私の中に本来のテレサ…テレーズがいたのはまだ納得出来る…だが、オフィーリアは可笑しい…こいつは普通にクレイモアの原作世界に生きていた奴なのは間違い無い…私は一応手順を踏んで外部から転生しているし、そう考えれば本当にイレギュラーなのはこいつの方なのだ…
「ん~ん知らない。少なくとも僕がやった訳じゃないよ。」
「そうか。じゃあな、もう人の夢に出て来るなよ…神(笑)」
「さようなら…神(笑)さん?」
「だから!(笑)って何!?」
奴が叫んだと同時に私は目を閉じた。