『よう。』
『ああ…おい何の真似だ?』
『イデッ!ちょ、鼻に掌底…!』
『治るんだから一々騒ぐな。』
『何だよ、キスくらい『調子に乗るな、今日は雑念入れたくないんだ、察しろ 』…嫉妬するぜ、俺相手にももう少し本気になって欲しいってもんだ。』
相変わらず似非ホストな格好でニヤけるライザーの足を踏み付ける。
『イダッ!?…何だよ、そっちから呼び出した癖に随分邪険に扱うじゃないか。』
『空気ぐらいは読めるだろ?何の為に呼び出したのかは分からなくてもだ、もう少し真面目に出来無いか?』
『…こんな場所に呼び出すんだ、逢い引きじゃねぇ事くらい分かるさ。ちょっとしたジョークだよ。』
『全く…』
『で?誰とやるんだ?』
『そこの二人だ…』
『ん?…なぁ、あいつら『分かるだろ?私の同類だよ』…へぇ…じゃああんたは…』
『光栄に思え。お前に今の私の限界を見せてやるよ。』
『…限界?本気じゃなくてか?』
『私の「本気」がどう言う意味かは知ってる筈だろ?』
『…なるほどな、ま、俺もあんたとここでサヨナラなんてごめんだしな…ところで…』
『何だ?』
『…やっぱり嫉妬するぜ…あんた今本当に楽しそうだもんな…』
『そう見えるか?』
『取り繕ったって無駄だぜ?俺に限らずあんたと付き合いの長ぇ奴なら誰だって分かるだろうさ。』
『……お前にまでバレてると思うと非常に癪に障るな。』
『そんなにか!?さすがに傷付くんだが…』
『ふん、どうせ心の傷だって傷は傷だろ?治せば良いだろう?』
『いや治んねぇよ!あんた俺を何だと思ってんだよ!?』
『ゾンビ。』
『マジか!?』
『お前の身体の修復のされ方…とにかくグロいんだよ。』
『あんたが毎回容赦ねぇから修復が中途半端なんだろ!?普通は一瞬で治るんだぞ!?』
『騒ぐな…顎と舌を斬り落とすぞ?』
『怖ぇよ!?』
『全く大の男が騒いで…みっともないな。』
『…はぁ…もう何も言わねぇ。あんた今楽しそうである以上に殺気立ってるからな、何言っても怖い返事が返って来そうだぜ…』
『ふん、それはそうとお前の眷属はどうした?』
『今日は俺しかいねぇよ…あいつらあんたからの呼び出しだって言ったら満場一致で一人で行けって言い出してな…』
『……』
名前こそきちんと把握してないが、こいつの眷属と話す機会は多い…生じ性格を把握してる分…嫉妬してるのか、私との仲を後押しするつもりなのか分からないな…どっちのパターンでも私には面倒だが…
『まぁ良い、そろそろ行くからな?』
『おう。客席で目一杯応援『デカい声で騒ぐ様なら半殺しにするぞ』……分かった、静かにするからそう睨まないでくれよ…』
『それで良い…後でな。』