ネタ帳   作:三和

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いい勝負はしそうでも七夜の暗殺術だと幕末の一撃必殺系の剣術と相性は悪そう


るろうに剣心の世界に七夜の里があったら1

「何しやがる!」

 

入口近くに立て掛けておいた完成品の傘を踏み壊されて俺は思わず声を荒らげた

 

「七夜だな?我々と共に来てもらおう」

 

押しかけてきた警官の一人にそう言われ俺は一瞬反応したがすぐにこう返した

 

「…七夜?誰だ、それは?人違いだ。さあ、早く帰ってくれ。アンタらが売り物をぶち壊してくれたおかけで余計な仕事が増えちまったからな」

 

そうして先程までしていた作業に戻ろうとした

 

「…来ないなら力づくでもと言われている」

 

横目でその警官がサーベルの柄に手を掛けるのを見た瞬間に俺はソイツに肉薄し顎を蹴り上げた

壁にソイツが激突しそのまま呻いていたがやがて静かになった

 

「…貴様!大人しくしろ!」

 

次に別の警官の鳩尾を蹴り付ける

ソイツが呻いて昏倒したのを確認し俺はそのまま入口の戸を蹴破った

 

「待て!待たんか!」

 

俺は夜の闇の中を長屋の間を縫うようにして走る

 

この辺りは俺の庭みたいなものだ

障害物を避けながら時折物を多少崩しただけで奴らの動きは鈍くなった

 

クソ!一体誰が俺の正体を警官に告げ口したんだ!?

もう俺の正体を知ってる奴は生きていないはずだが……

……今はそんな事を考えても仕方が無い

俺は奴らを撒けたのを確認すると長屋を抜ける事にした

 

そんな俺に立ちはだかる影が……

帽子は被ってないがアレも警官か?

 

「…チッ!そこを退け!」

 

俺は速度を落とすこと無くソイツに突っ込みそのまま奴の顔面に蹴りを叩き込もうとして……そこで俺に向かって来る刀の切っ先に気付いた

 

「チッ!」

 

俺は無理矢理速度を落としそのまま横に飛んで牙突を躱した

 

「フン。今のを躱すか。どうやら鈍ってはいないようだな」

 

その時今まで雲に隠れていた月が姿を表し少し明るくなった

 

そしてさっきまで暗くて見えなかったソイツの顔を照らしだした

 

「…壬生浪…新選組三番隊組長、斎藤一」

 

「…久しぶりだな、糞餓鬼」

 

俺は構えた

コイツ相手に加減してたら殺される…!

 

「……一応俺は戦いに来たわけでは無いんだがな」

 

「よく言う。さっきのは躱せなければ俺は死んでいた。大体、戦いに来たわけじゃないんなら今更俺に何の用だ?アンタが警官やってるのも驚いたが俺は別に警官にしょっぴかれるようなことはしちゃいないぜ?」

 

「フン。あの頃貴様が殺した人数は一人や二人じゃない。少なくとも本来であれば貴様は俺がこの場で斬っている」

 

……どうやら本当に戦う気は無いらしい

俺は構えを解いた

……瞬間に再び牙突が襲って来た

 

「…!クソ!」

 

俺は刀を足で滑らせるようにして流しそのままの勢いで奴の腹に蹴りを叩き込もうと……

 

「いい反応だが、甘い!」

 

奴刀を手放し俺の足を止めていた

そのまま投げ飛ばすされ受身をとる俺に奴は告げる

 

「…貴様に仕事を持ってきた。志々雄真実を憶えているか?」

 

今夜は良く死人の名前を思い出す日だ……

 




主人公

七夜志貴に容姿が似た全くの別人
るろうに剣心世界に存在する七夜の里に誕生し七夜一族の暗殺術を学んでいた
ある日退屈した彼は里を飛び出し暗殺により路銀を稼ぎながら幕末の血で血を洗う抗争の続いている京に辿りついた
京で倒幕側、幕府側のどちらにも所属せずその暗殺術を振るい続けた

斎藤一とは一度やり合ったがその時は勝てず隙を見て逃亡

昼間は普通の少年として一見穏やかに生活しており剣心とはこの時に先に出会った
夜の暗殺時は顔を隠しているが剣心には一度戦った後正体を看破されてしまった

ちなみに七夜は七夜一族の体術を使っているためそれを知る者達から付けられた通り名であり彼は七夜を名乗ったことは無い

戦いが激化し暗殺が難しくなると彼は行方を晦ましそのまま明治に入るまで行方知れずだった

現在は東京にて傘職人をしている

七夜の里の設定
人外専門の暗殺一族では無く完全に対人専門になっている
歴史の転換期に彼らが関わっている話が一町民にすらまことしやかに語られてしまっているほど有名である
ただし七夜の里の場所は一族の者以外は誰も知らない
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