ネタ帳   作:三和

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落第騎士と城砦の聖女1

「我が盾は魔を弾く城砦なり」

 

僕はその人に一目で魅せられた

そして僕に無い強さを見た

圧倒的にして豪快

 

銀行強盗達をあっさりねじ伏せ去っていこうとする彼女に僕は声をかけた。

 

「待ってください!」

 

「…君は…さっきの銀行にいた……私に何か用?」

 

足を止めこちらに振り向いてくれた彼女に僕はその場で正座し衆人環視の中驚く彼女を気にせず僕は土下座し言う…

 

「僕を弟子にしてください!」

 

少し長めの沈黙の中僕に向かってくる足音

 

「わっ、わかったから…!取りあえず立ちなさい!」

 

彼女に手を引かれた僕は彼女が呼んだタクシーに彼女と共に乗りそのまま彼女が泊まっているホテルの部屋へ

 

そこで僕は再び土下座する事に

考えてみれば道端であんな事をすれば僕はいいが彼女にも迷惑がかかってしまう…

 

「本当に申し訳ありませんでした…」

 

「もういいから頭を上げてくれ。それでどうしてあんな事を?」

 

僕は説明した。

高ランク騎士を輩出する名家に生まれたものの才能が無く家では疎まれいないものとして扱われていること

伐刀者になるため修行の旅に出たが思うようにいっていないことなどを…

 

「…それで私の弟子にねぇ……勘違いして貰っては困るが私も伐刀者のランクは低いんだ。それでも私の弟子になりたいのか?」

 

「はい。僕は力が……護る力が欲しいんです。」

 

「…そう。わかった。なら今日から君は私の弟子だ……そう言えば名前を聞いていなかった。私はリーズバイフェ・ストリンドヴァリ。君の名は?」

 

「…一輝。黒鉄一輝です。」

 

「一輝。わかった。君には私の戦い方をこれから叩き込む。唯私は不器用で加減が苦手だ。それは覚悟していてくれ。それと……私はあくまで長期任務でこの国に来ただけだからずっとは見れない。それでいいか?」

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

「…いい返事だ。さてとまずは食事にしようか。修行はそれから始めよう」

 

そうして彼女との特訓が始まったのだが……

僕はそこで地獄を見た

彼女がやったのはほとんど実戦レベルの模擬戦

加減が苦手だと言う言葉通り女性とは思えない膂力で何度も叩きのめされた

ちなみにこれでも彼女は手を抜いているらしく

本気でやれば僕の身体は肉片と化していると言われ正直背筋が凍った

彼女から課せられたのはこれだけ

後は基本は自分で押さえるように言われた

 

そして僕は早朝のランニングの他にもう一つ日課が出来た

僕は彼女と同じ部屋に寝泊まりしている

こう言うと誤解されそうだが相部屋を断ろうとした僕に彼女が「学生が遠慮しなくていい」と提案した事によるものだ

僕は何も金銭の問題だけで言ったわけでは無かったが真剣な彼女の様子に断りきれず僕は同じ部屋のソファに寝ることになったが実際一日目の時点で間違いは起きようがないと確信した

 

何せ彼女は朝は極端に弱く生活力も全く無かった

正直ドン引きするレベルでだ

これでは百年の恋も冷めてしまうだろう

 

そう僕のもう一つの日課とは彼女の身の回りの世話である

とはいえ二日目の時点で彼女の髪に櫛を通していた辺り僕も相当神経が太いのかもしれないとは思ったが…

 

結局朝は彼女の世話、日中は夕方まで彼女に完膚なきまでに叩きのめされ、夜も彼女を寝かしつけるまでの世話という日常がしばらく続いた……

 

 

 




型月の住人では無くあくまで落第騎士の世界にいたリーズバイフェの話

とある組織に所属しある任務で日本を訪れた際にたまたま立ち寄った銀行で銀行強盗達を圧倒、制圧する
そしてその銀行に武者修行をしていた一輝も訪れており事件解決後に彼の頼みを受け彼を弟子として引き取った
一輝の初恋の女性だがあまりの生活力の無さに二日目で冷めた

型月自体はともかくリーズバイフェ自身は落第騎士の世界と相性が良さそう
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