「ねぇ、士郎?何なのこれ?」
「見ての通り食器だ。…奴の用意する食器だとトラブルの元になるからな…安物を購入して来た。」
「これほとんどキャラ物だけど?」
「…一般客用ならそれ程デザインに凝る必要も無いし足りなくなっても私が投影すれば済むが、子供には受けが悪いだろう?私は昨今の人気も良く分からないからな、こうして大量購入して来た訳だよ。」
「…慎二か桜に聞けばある程度絞れたんじゃない?」
「!あっ…」
「身近に子持ちの身内がいるんだからそっちに聞いた方が早いじゃない……どうするのよ、こんなに皿買って来て?どう考えてもこんなに子供連れの客来ないでしょ…」
「…まあ良い。これはあくまで予備だ。最悪一般客用にも使え「この皿に盛れる量なら普通の大人には少ないんじゃない?」……」
「あんたねぇ…」
「フッ。気にするな、凛」
「…まあ良いわ。店主代理はあんただからね。…あっ、そろそろあいつ来るんじゃない?」
「むっ…バイト君の来る時間か……!いかん。これを隠さなければ……!」
「力関係逆転し過ぎでしょ……もっと堂々と出来ないわけ?」
「そうは言うがな、凛。彼は基本正論しか言わないからな…こういう浪漫を少しは分かって「無駄遣いを浪漫とは私は呼びたくないし少なくとも昔のあんたよりずっとユーモアあるわよ、あいつ」……」
「…いや、拗ねないでよ、別にあんたよりあいつが良いって訳じゃないから。」
「……拗ねてなどいない。」
「突っ込まないからね?というかさっさと開店準備しないと。」
「分かっている。…!覗きとは趣味が悪くないかね?」
「…すみません。出るタイミングを失ってしまって……」
「まあ良いさ。今回はこっちに落ち度があるからな「それはそうとその皿の山はどうする気です?今から片付けてる時間あるんですか?」……」
「…仕方無いですね、僕がやっておきます。」
「すまない。給料に上乗せ「貴方はあくまで店主代理でしょう?あんまり勝手な事をしては不味いのでは?」問題無い。奴なら私が黙らせて「別にこの程度の事でそこまでして貰わなくても大丈夫ですよ。」そ、そうか……」
「士郎、あんたねぇ……ハア…取り敢えず私はOPENの札掛けて来るから。」
「衛宮さん、さっさと仕込みをお願いします。さっきも言った通りこれは僕が片付けますから。」
「……」
「…あー…人にやらせるより自分でやりたいタイプでしたっけね、確か。僕の手際、悪いですか?」
「…いや、問題無い「でしたら仕込みをお早く。そろそろ最初のお客が来る頃でしょう?」うっ、うむ。分かった、そっちは頼む。」
「了解しました。」