「…で、遠坂とはしたのか?」
「……いやさ、もうちょっとオブラートに包めよ。」
「右に同「衛宮、ちょっと黙ってろ」理不尽だ…。」
現在十二月二十五日、昼。
店は休みにして今日は男四人とことん呑もうとなり早朝からグラスを傾けている。…かなりの量の瓶が転がっているが全員酔っては「間桐、お前だって気になるだろ。こいつが遠坂の」「止めろって。今は昼間だ。…夜なら良いって訳じゃないけどね。」「据え膳食わぬはと言いますしさすがに衛宮さんも一晩二人きりでいたんでしょ?それはやってるでしょ。」
……酔ってはいないはずだ。つまり慎二が二人に突っ込んでるのは気の所為だ。
「そこのバイトはともかくよ、俺は素で言ってるぞ?」
「何ですか?僕が酔ってるとでも?」
「相当酔ってると思うよ。もうその瓶空だし…。」
「……君たち、もう少し静かに呑めないのかね?特に君は出所したばかりだろう?少しは大人しくしたらどうかね?」
「ハッ!クリスマスに辛気臭く呑めるか!」
「同感ですね。」
「衛宮、僕を頭数に入れるな。」
「つか話が逸れてんだよ!だからよぉ!お前は遠坂としたのか!」
「ええ!そこの所を是非!」
「…癪だけど僕も気になる。どうなんだよ?」
「…黙秘権を行使する。」
「間桐、どうだ?」
「どうなんです!?」
「何で僕に振る?…でも、これはそうだな……遠坂に同情するよ…。ヘタレたな?」
「なっ!?何を言う!この私が一晩女性と過ごし手を出さないわけが「お前戦場時代からヘタレだろ?何プレイボーイ気取ってんの?」……」
「はっ?戦場まで行ってヤッてないの?こいつ?」
「正規の兵士も良く現地で女犯したり、戦場専門の娼婦もいたりするから普通はとっくに経験人数豊富な筈だけどな、こいつは天然記念物さ。」
「衛宮さん…さすがにそれは……。」
「何かね!私はそんな邪な気持ちで行ったわけでは「戦場で助けた女のアタックに気付かず、埒が明かなくて裸で抱きついて来た女に肌冷やすなって説教した馬鹿だぞ、こいつは。」…くっ!」
「「うわぁ…」」
「止めろ!止めてくれ!そんな目で私を見ないでくれ!」
ヘタレでそんな悪いのか!?
「衛宮、もしかしてお前不能なのか?」
「……そんな事は無い…。」
私はセイバーとしている…。
「…いや、もしかしたらこいつホモだったのかもしれんぞ…戦場に出るまで自分がそうだと知らずに普通に女としていた奴が軍に入り男所帯でそうである事に気付いたり目覚める奴もいるしな」
奴がそう言うと他二人が一斉に席を立った。待ってくれ!?
「風評被害は止めろ!私は普通に女が好きだ!」
何で私はこんな目に遭わなければならないんだ!?
私は酔ったわけでも無いのに頭痛を感じていた…。