ネタ帳   作:三和

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Sherry Belmondo of Destiny 7

オレはデスを殴った瞬間、余りの硬さに驚いていた…

 

…クソが!こんなのを相手してられるか!

 

オレは床に着地すると直ぐにシェリーの元まで走った。

 

シェリーの身体を持ち上げ、抱きかかえる…オレの手に大量の血が着いた…長くはもたねぇな…間に合うか!?いや、そもそも何処に逃げりゃあ良いんだ!?

 

「起きろ!こんな所で死にてぇのか!?」

 

脱出経路はこいつに聞くしか…っ!?

 

「逃がすと思うのか?」

 

後ろから振るわれた鎌を咄嗟に拳で受け止めた。

 

「ほう…止めるか。」

 

「消えろ…!この場で殺されたいか!?」

 

「…出来るのであればやってみるが良い…恐らく出来ないのであろうがな。」

 

「っ!?」

 

「恐らくだが、貴様はその女がいなければ本来の実力は出せないのではないか?…ただでさえ、パートナーが死の危機に見舞われているのだ…貴様が単独でも戦えるなら、私を倒す方が早かった筈だ…だが貴様がやったのは殴り掛かる事だけ…つまり今の貴様には私を倒す決め手が一切無いのだろう?」

 

「テメェ…!」

 

「その女を助けたいのなら、一つ取り引きをしよう…」

 

デスが鎌を退けた。

 

「アア!?」

 

「貴様がドラキュラ様にこの場で忠誠を誓うなら…その女を見逃そう…」

 

「オレがそっちに下っても、このままだとこいつは死ぬだろうが!?」

 

「その女を城の外に連れて行くが良い…その後、貴様は城に戻るのだ。」

 

「だから「この女がここに来た時点でこうなる覚悟は出来ていた筈…で、あるなら見逃されるのは屈辱以外の何物でも無い。つまり、必要以上の手助けはこの女が惨めになるだけ」…全てはこいつ次第って言いてぇのか?」

 

「ほぼ確実に、助からんだろうがな…」

 

「…一つだけ忠告してやる。」

 

「何だ?」

 

「この女は必ず傷を癒し、再びテメェの前に立つだろうよ…そして、テメェを踏み越える。」

 

「その前に貴様の前に現れるのではないか?」

 

「オレすら越えられねぇなら…ドラキュラどころか、テメェにも勝てねぇだろうよ。」

 

心底ムカつくが、認めるしかねぇ…こいつは俺より強い…!

 

「…デス、オレはこの城の構造を知らねぇ…出口に案内しろ。」

 

 

デスの案内で城を出て、村の入り口に差し掛かる…

 

「ここまでだ…」

 

「ああ。」

 

シェリーの身体を地面に降ろす…まだ辛うじて呼吸はしてるが…弱いな…オレはシェリーの身体の近くに自分の本を置いた。

 

「さっきから抱えていたが、結局それは何だ?本の様だが…」

 

「テメェに従うと言った覚えはねぇぜ、デス。オレが忠誠を誓うのはテメェの雇い主だ…テメェの質問に答える気はねぇし、命令も聞く気はねぇ。」

 

「良かろう…」

 

「…戻るぞ。とっととテメェの主の所に案内しやがれ。」

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