ネタ帳   作:三和

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青い巨星のIS1

……前後左右……上下は無いが実質360度から浴びせられる好奇の視線に嘆息しつつ離れた席からそれとは別に露骨にこちらにチラチラ向けられる視線に私はアイコンタクトを返す

 

……なあ、兄貴……俺今めちゃくちゃ帰りたいんだけど……

 

……私に言われてもどうにもならん。諦めろ、一夏。

 

……そんなぁ……

 

落ち込み始めた弟に心の中で同情する。

……私自身は戦場でもっと強い視線に晒されたこともあるため年端もいかない小娘どもの視線など我関せずでやり過ごせてしまう……とはいえあの頃浴びせられた殺気の足元にも及ばないものの一部世論に染まった愚か者からの憎悪を込めた視線も混じっているし決して居心地は良くはない。

 

……一体どうしてこうなってしまったのか……?

 

私の意識は気付けばその場を離れていた……

 

私は前世ではランバ・ラルの名を持つ軍人だった。敵基地内に突入しての戦闘中重症を負い部下も失った私は最後は自爆して果ててやった……大事な忘れ物をしてしまったがあの時死を選んだ事に後悔は無かった筈だった。

 

……だが死んだはずの私は再びこの世に生を受けてしまった……

 

戦争の真っ只中を正しく薄氷を渡るように生を勝ち取って来た私の二度目の生は多少不安定ではあるもののあの世界に比べたら平和と言って差し支え無かった……

 

……戸惑ったものの穏やかに過ごすのも悪くないと思い始めていた……私の様な経験があれば親に捨てられるなどまだ問題無いレベルである……最も生前の歳を考えれば自分の子供のように思ってしまう姉と弟はかなり憔悴していたがな

……そう言えば彼女は私が死んでからどうしただろうか…?復讐など考えてないといいが……

 

……彼女の事を今考えても仕方ない。もう私にあちらへ戻る方法はないからな。……さて、いっぱいいっぱいの生活の中、私の姉の親友の篠ノ之束の作ったISにより私たちだけではなく世界まで変わるとは思わなかったが……

 

女尊男卑の台頭……篠ノ之束は恐らくこんなことがしたかったわけではなかろう……まあ兵器としてのISの影響で我が家の財政は潤ったが。だが問題はここからだ……ISを私の弟一夏が動かしてしまったのだ……

 

……女性しか動かせないはずのそれを男が動かしてしまったために他の男もISを動かせるのか確かめる検査が全国で行われ結局私が二人目のISを動かせる男として話題をさらってしまった……今世は目立つつもりはなかったのだがな……私はせめて姉と弟のために出来ることがあればと思っていただけの筈なのだが……

 

本当にどうしてこうなったのか……全く。機会があれば篠ノ之束に相応の報いを受けてもらいたい所だな……




ガンダム世界出身ならオールドタイプでも普通に無双可能な世界だよなぁ…
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