目が覚める……病室?気配を感じて横を見ると……
「……何故あんたがここにいる?」
「え~怪我したって言うから様子を見に来たのに~」
懐から心配!と書かれた扇子を取り出し開く少女
私は溜息を吐きつつ……
「……久しぶりだな。更識楯無」
「ええ。久しぶりね」
……IS学園生徒会長でもあり暗部更識家の現当主更識楯無とは実はこれが初対面ではない。まあ妹とはともかく彼女本人と会話をしたのはIS学園では初めてになるのだが……彼女との出会いの時に意識が飛びそうになったが今は置いておく。それより……
「……ラウラはどうなった?」
「……それは私から話してやる」
図ったように中に入ってくる女性
「……千冬姉さんか」
「……全く。無茶をしおって。その程度で済んだのが不思議な位だ……」
私は改めて自分の身体を見る脇腹に包帯が巻かれているが固定はされてない。思ったより浅かったようだ……
「さて、私から説明する前に……更識姉。お前は席を外せ」
「…わかりました」
「……改めて聞こう。自分が何をしたのか分かっているな?」
「独断専行に教師への暴言ですか?、後はラウラに対する過剰防衛とでも?」
「前者二つに関しては取り敢えず不問だ。問題は後者だな、他に方法は無かった「ありませんね」……」
……あのとき激昂した私はあの暮桜擬きの懐に入った
奴の動くスピードは厄介だが如何に単一能力があろうとも肝心の斬撃は遅くて当たらないのだ。つまり私は接近戦を挑んだ。既にこの時点で一夏に期待はしていない。
奴を蹴飛ばし怯んだ所で拡張領域から取り出したブレードを取り出し足に突き刺し身動きを封じる
不思議と抵抗が無かった。何故かシールドが効果を発揮していなかったのだ。
そこからは見るも無惨な蹂躙戦だ
動けない機体などただの的でしかない
近距離で散々斬りつけ、撃ちまくった
最後の瞬間弾切れを見落とし奴のブレードが当たりISの解除される瞬間私が放った機雷の爆風で私自信も怯んだ。しかもその瞬間情けない事に二発目の斬撃を生身に食らい意識を失ってしまった……
「……その後ラウラは一夏が助け出したよ……まあ、ISのブレードを貫通させられた足はもう……」
「……そうか。」
コックピットで人間が操縦するMSと違いISは生身に直接纏っているのだから当然たな。そもそもこちらは殺す気でやったのだ。死んでないだけ御の字という奴だろう
「……私の処分はどうなる?」
「……今協議中だ。まあ禁止されていたVTシステムが搭載された機体が暴れたのだ。ドイツからの抗議は突っぱねたからそちらは問題無いがな。……今は取り敢えず休め」
彼女が出ていく。その背に声をかける
「……甘い話だな。さっさと厳罰に処せば良いだろう」
彼女は動きを止めたが結局何も言わず出ていった
「……で、そこで何をしているセシリア?」
私のいるベッドの下から動揺する空気が伝わってくる
やがてそこから彼女が出てくる
「……気づいてらしたんですの?」
「……私だけでなく先の二人も気づいていた。見逃されたな。処分は覚悟した方が良いぞ」