キツイな…
私の専用機は所詮第二世代機。楯無の駆る霧纒の淑女は彼女、更識楯無専用機であり、且つ第三世代機。…スペック不足は否めない……だが…
「…何をしている?私を止めるつもりなら殺す気で来い。」
「っ!…ふざけないで!」
彼女はランスによる近接戦しかして来ない。…攻撃は全て私が大剣で逸らしているから剣の消耗以外のダメージは無い……何を考えている…?
「やる気があるのか?戦う気も無いなら何故ISを展開して私の前に立った?」
いい加減面倒になった私は彼女のランスを逸らすついでに足払いをかけ軽く飛んで躱した彼女を蹴り飛ばす……そもそも何故地上での近接戦を挑む必要がある…?彼女のISは遠近両用であり彼女自身はどちらも得意の筈。……純粋な遠距離ならまだしも空中戦の苦手な私相手に空からの射撃なら十分に私を倒せる筈だ……悪いが純粋な地上戦なら経験のある私の方が上だ。
「…私は貴方を止めに来たの!」
「だから殺す気で来いと言っている!何故遠距離武装を使わん!?それなら私を堕とせる筈だ。」
「私は貴方を殺さない!貴方は何で一人で背負うの!?」
…煩い小娘だな。
「…お前は人を殺した経験があるのか?」
「…あるわ。貴方よりもずっと多くね!」
ランスを向け突進してくる楯無を躱す……確かに今世で私が殺したのは一人だけだ……だがな…
「…足りんな…」
「…なっ!?」
私は感情に身を任せた突進を躱され一瞬だけ惚けた楯無に瞬時加速で一気に踏み込む…その瞬間に対応しランスを短く持ち替え打突攻撃に移行した楯無を賞賛しつつも本気で振りかぶった大剣で弾きそこから一気に振り戻し、斬る
「…分身か。」
私が斬りつけた楯無はその瞬間に液体となり崩れた……さて、何処から来る…?
「…!……何故、そこを選んだ?」
「小細工しても貴方は逃げ切るでしょ?だから私が貴方を捕まえるしかなかったのよ……」
彼女は私を背後から抑えていた……で?
「…そこからどうする?私はまだ抵抗出来るぞ?」
「…分かってるわ。だから…!」
彼女が右手を掲げ…!まさか……上を見上げた私の目に大量の水が……
「…私と共に自爆する気か?」
「そうでもしなきゃ止まらないでしょ、貴方は?」
「…良い覚悟だ。やってみろ。私を殺すか気絶させられればお前の勝ちだ。」
「!言われなくても…!ミストルティンの槍!」
頭上から落ちてくる水…振りほどこうとしたが出来なかった。彼女の覚悟は固いようだ。ミストルティンの槍は確か大量の水の中に含んだナノマシンを振動破砕で装甲を破壊し内部に侵入させ、その後対象を爆破する技……自爆にしてもオーバーキルだな…と言うかこれを受けようものなら私はもうこの任務はこなせないではないか……全く。そこまでするか……私は頭上から落ちてくる水を見つめ……
「…?何だ?」
私の眼前でただの水に変わり私は大量の水を浴びた