帰りのバスへ向かう道中…
「…ねぇ「断る」まだ何も言ってないんだけど…」
「大方、お前の罰則が一週間の謹慎に決まった上、今回の件が生徒会に丸投げされてこのままだと一週間生徒会室に缶詰になるから仕事を手伝って欲しい……じゃないのか?」
「…ダメ?」
「…私の罰則は謹慎の一週間延長に決まった…ここまで言えば分かるな?」
私は晴れて補習を受ける事が決定した…。
「…そもそも何で今回の貴方の出撃がISを織斑先生から強奪し、謹慎中の身で勝手に出撃した…になってるのよ?貴方許可取ったんでしょう?」
「謹慎中の人間を勝手に実戦に出す権限は姉にも無い。…これ以上責任取らせると減俸がキツイ事になるからな、補習終わった後、わざわざ私の部屋に来て酒が飲めないとボヤキに来るだろう姉の愚痴を聞きたくないんだよ。」
「…何で私は処分受けてるんだろう?有事の際には私はある程度自由に動ける権限が「気付いてないのか?」何が?」
「お前の処分の理由は待機命令を無視しての出撃では無く、今回の臨海学校に来たことだぞ?」
「…えっ!?だって織斑先生何も言わなかったし見逃してくれたんじゃ…?」
「出発したバスから放り出すわけにいかんだろうが。」
「…ねぇ!お願いだから仕事手伝ってよ~!」
「拒否する。こっちも補習受ける身だ、そんな暇は無い。簪に「あの子、やっと人の手を借りる決心が付いてようやく専用機完成の目処が立ったの!邪魔したくない!」……」
「…なら、そこで聞き耳立ててる奴に頼め…おい、セシリア?」
「…えっ!?」
「悪いが楯無を手伝ってやってくれないか?」
「お願い!セシリアちゃん!」
「…分かりました。私で良ければ……その代わり…」
「…何だ?」
「貴方の時間が空いたら、その…」
「…時間があったらいくらでも一緒に出かけてやる。」
「…!はい!ありがとうございます!」
「…ニヤニヤするな、楯無。」
「え~してないわよ~。」
こいつは……ん?あれは…
「あら?ねぇ、貴方「初めまして。ナターシャ・ファイルスさん?」あら?私の事を知ってるの?」
「…ええ、まあ。」
殺すかもしれん相手だから調べて貰ったとは言えん。
「…こんな所で何か御用で?」
「一夏君に聞いたわ、貴方も私を助けるため頑張ってくれたんでしょう?」
「…頑張ったのは一夏ですよ。」
私は殺そうとしたのだ。そんな風に言われる資格は無い。
「…本当に似てるわね。一夏君もそんな事言ってたわよ?」
「…そうですか。それで何か御用ですか?」
「あら?お喋りは嫌い?」
「申し訳ありませんが出発時刻が迫っておりますので。用件をお早く。」
と言うか私も早く座りたい…昨日の疲れが余り抜けておらんからな…。
「…貴方にお礼をしたいと思って。」
「お礼?…!おっと。…すみません。貴方としては親愛のつもりなんでしょうが日本では頬でも余りキスは…」
「もう。兄弟揃って…一夏君にも似たような事言われて止められたんだけど。」
セシリアが目を白黒させているし、楯無は更に笑みが深く……彼女には悪いが余りトラブルの元を作って欲しく無いものだ…。
「…こちらは依頼をこなしただけですので。…すみません、退いて貰えますか?」
「はいはい。まあ、良いわ。これから何時でも会えるしね。」
「…はっ?」
何を言っているんだ、彼女は?
「…私、軍を辞めたの。前々からちょっと考えてたんだけど今回の対応でもう愛想が尽きちゃって。明日からIS学園の教師になるから。宜しくね♪」
私はトラブルからは逃げられないのか?頭を抱えながらも何とかバスに乗り込み、姉の横にすぐに座ると目を閉じた。