ネタ帳   作:三和

587 / 837
青い巨星のIS37

「…だから私が復帰するのを待ってたの?」

 

「ええ、まあ…」

 

改めてISの指導を誰かにお願いしようと思い立ったものの…実を言えば私は教師陣から余り評判は良くは無い…誰が見ても問題児だから当然だが…それにしたって教えてくれと頼んだら全員が口を揃えて何を教えたら良いか分からないと言われるのは何故なのか?…こうなれば教師一辺倒だった面々より仮にも軍人だったナターシャ・ファイルスに教えを乞うべきか…と思い彼女の銀の福音の修理が終わるのを待っていた…千冬に習うのも良かったんだが…何故か断られたからな…

 

「…そりゃ貴方に教える事なんて無いでしょ。座学は優秀。ISの操縦に至っては確かに癖が強いかも知れないけどこの学校内では一年生の実力を遥かに上回り…所か多分貴方、普通に三年生にも勝てると思う。…正直私も何を教えたら良いか分からないわ…寧ろ私が教えて欲しい位だし…」

 

「…買い被り過ぎですね…と言うか教師がそんな事言って良いんですか?」

 

「優秀過ぎる生徒に貴方の知識を教えて欲しいとか…正直嫌味にしか聞こえないわよ?」

 

「…これでも基本をすっ飛ばした人間何ですが…自業自得とは言え、授業も受けれてませんし…。」

 

「…貴方の現在唯一の欠点よね…正式に授業を受けれてないからISの知識も実践もほぼ独学と補習のみ…確かに学校にいる意味は無いわ…。最も、貴方の場合素行不良と言うよりルールの方が間違っているような気がしないでも無いけど。」

 

「…ルールは守る為にありますから。」

 

「…学生とは思えない言葉ね…。私は必ずしも定められた規律が正しいとは限らないと思うけど。」

 

「普通の教師ならまだ理解出来ますが…元とは言え、仮にも軍人だった貴女がそんな事言って良いんですか?」

 

「…さっきも似たような事言われた気がするけど…良いの良いの。軍人は辞めてるし、別に私立派な教師や、大人目指してるわけじゃないから。…生徒のお手本にはなれなくても、多少緩い方が寧ろ味方にはなれるし。…締める所は締めるけどね?」

 

「……貴女の場合緩すぎる気がするんですが?」

 

「…貴方は貴方で身内だからって織斑先生甘やかしてるでしょ?…それを考えたら私はマシな方だと思わない?」

 

「気を抜いてるとアメリカから招集来た時不味いのでは?」

 

「……その言い方…貴方戦争が起きると思ってるクチ?」

 

「…近い内に大きな戦争が起こる…そう思ってますが…貴女は違うんですか?」

 

「…違わないわ。私もこのままだと戦争は起きると思ってる。」

 

「…出来れば貴女には招集前に何れ原隊復帰して欲しいんですがね、多分再就職可能でしょうし。」

 

「…仮にも味方に殺されかけた人間に軍に戻れって言うあたり貴方鬼ね…。」

 

「…何とでも。今の状況で戦争やっても何処もジリ貧です…パワーバランスは当の昔にひっくり返ってるのにそれも分からず争いの道しか選べない馬鹿が上にいる以上、下が変えるしか無いでしょう?」

 

「…クーデターでもやれってわけ?…物騒ね貴方、本当に学生?…しかも貴方冗談では言ってないわね…」

 

「本気に決まってるでしょう?どちらにしろアメリカがこの国に粉をかけるなら私は戦場に出ますよ?」

 

「……止めましょ、この話。今はまだ仮定の話よ。…それで話を戻すけど…ISの指導だっけ?基本だけなら教えてあげられるけど?」

 

「宜しくお願いします。」

 

「…分かりました。それじゃ…始めましょうか?」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。